家が建つまでの期間!注文住宅は何ヶ月で建つ?

家づくり

新築の一戸建てを建てるまでには、土地探しやプラン決め、契約や住宅ローン手続き、そして実際の工事・引き渡しまで、多くの工程が存在します。

注文住宅は自由度が高いからこそ、そのぶんやることは多く、完成までの時間もそれなりに必要です。

本記事では、注文住宅のやること管理アプリ「家づくり手帳の運営をしている私が、家づくりの基本的な流れと期間の目安、さらに完成を早めるポイントまでを分かりやすく解説します。

「家づくりってどれくらいの時間がかかるの?」と気になっている方、ぜひ参考にしてください。

家が建つまでの期間と大まかな流れ

家が建つまでにかかる期間は、8ヶ月~1年半程度が目安と言われています。

だいたい1年程度はかかると考えておいた方がよいでしょう。

以下は、家づくりのスケジュールを5つに分けた場合のイメージを表にしたものです。

スケジュールかかる期間
予算の計画/情報収集1〜3ヶ月
ハウスメーカー選定/土地探し3〜6ヶ月
契約/住宅ローン本審査1〜2ヶ月
建築工事3〜6ヶ月
完成検査/引っ越し1ヶ月

上記の工程をすべて合計すると、8ヶ月~15ヶ月程度が目安となります。

もちろん、「土地がなかなか見つからず3ヶ月がすぎた…」「天候が悪くなかなか工事が進まなかった…」など、さまざまなトラブルによって期間は前後します。

家づくりの際は、余裕をもったスケジュールを考えておくことが大切です!

次に、各期間について詳しく解説していきます!

家づくりの5つのステップを徹底解説!

ここでは、家づくりをスムーズに進めるために必要な5つのステップを詳しくご紹介します。

家づくりは大きく「予算の計画/情報収集」「ハウスメーカー選定/土地探し」「契約/住宅ローン本審査」「建築工事」「完成検査/引っ越し」に分けることができ、それぞれに重要なポイントがあります。

それぞれのステップを順番に詳しく見ていきましょう。

予算の計画/情報収集(1〜3ヶ月)

家づくりの第一歩は、予算の計画と情報収集です。

特に重要なのが予算について検討すること。

月々いくらの住宅ローンなら返済できるのか?を導き出し、そこから家づくりに総予算をいくらかけられるのか?を考えます。

家の建設費以外にも土地代や引っ越し代、外構工事費用などの追加コストも考慮する必要があります。

総予算が割り出せたら、その総費用に合うグレードの家を考え始めます。
自分が大切にしたいのは「立地」なのか?「設備」なのか?など、ここでは何を優先すべきかを明確にしていくことが求められます。

この1-3ヶ月の準備段階でしっかりと情報を収集し、リストアップすることで、後の工程をスムーズに進められる基盤を作り上げることができます。

必要なタスク例

家づくりのスケジュールを作成する
家づくり全体のスケジュールを把握しておき、計画を立てておきます。

返済計画を立てる
月々の返済額を決める。ボーナス返済をする/しないなど細かい点を含め、計画を作成します。

家づくりに必要な費用をシミュレーションする
建築費用以外に必要な経費(手数料、外構工事費、引っ越し費用など)を把握します。

理想の住まいの条件を書き出す
立地、間取り、デザインなどの優先順位を明確にしておきます。


※アプリ「家づくり手帳」のタスク一覧を参照

ハウスメーカー選定/土地探し(3〜6ヶ月)

家づくりの次のステップは、ハウスメーカーの選定と土地探しです。

この段階では、理想の住まいを形にするための具体的なハウスメーカー・工務店選びと、家を建てる場所の決定が重要になります。

特に、ハウスメーカー選びでは、各メーカーの特徴や実績を詳しく調べ、自分の理想や予算に最も合う選択をすることが求められます。
見積もりを複数依頼し、サービス内容や価格を比較することで、納得できるメーカーを見つけることができます。

また、土地探しも欠かせないステップです。

条件に合う土地を早めに探し始めることで、選択肢を広げることができます。不動産会社やオンラインの土地情報サイトを活用し、周辺環境やアクセス、将来の資産価値なども考慮した選定が必要です!

必要なタスク例

ハウスメーカーのカタログを取り寄せる
各メーカーの特徴やデザインを比較できます。

見積もりを依頼し比較する
価格やプラン内容を比較し、最適なメーカーを選びます。

土地の候補をリストアップする
条件に合う土地を探し、候補を絞り込みます。


※アプリ「家づくり手帳」のタスク一覧を参照

3. 契約/住宅ローン本審査(1〜2ヶ月)

ハウスメーカーと土地が決まったら、いよいよ契約と住宅ローンの本審査に進みます。

この段階では、家づくりの具体的なプランを確定させ、法的な手続きやお金の準備を進めていきます。

ハウスメーカーや土地の契約は、家づくりの中でも非常に重要な節目です。契約内容をしっかりと確認し、条件や金額に納得した上で進めることが大切です。

不明点や疑問があれば、契約前に必ず解決しましょう。専門家に相談することも安心感につながります。

また、ここでは仮審査を通過した住宅ローンの本審査を行います。

本審査では、必要書類の準備や提出が求められるため、事前に必要なものをリストアップしておくとスムーズです。

また、ローンの承認が降りた後は、契約締結から融資実行までのスケジュールを把握し、手続きに遅れが出ないように進めます。

この1〜2ヶ月の期間で、法的手続きや金銭的準備が整うことで、いよいよ建築工事に進む準備が完了します。

必要なタスク例

手付金の支払いをする
契約成立のために必要な初期費用を支払う。

工事請負契約を締結する
契約書の内容を精査し、納得した上で契約を進めます。

住宅ローンの本審査を受ける
必要書類を準備し、銀行へ本審査を申し込む。


※アプリ「家づくり手帳」のタスク一覧を参照

4. 建築工事(3〜6ヶ月)

契約と住宅ローンの準備が整ったら、いよいよ建築工事が始まります。

この段階では、実際に家が形になっていきます。ただ工事期間中は何もしなくていい…というわけでもなく、設計や仕様の最終確認、工事の進捗状況のチェックが大切です。

また建築工事が始まると、設計変更や追加工事のリクエストが生じることがあります。

そのため、変更が必要な場合は早めに相談し、スケジュールへの影響を最小限に抑えることが重要です。

定期的な進捗確認や現場訪問を行うことで工事の進行具合を把握し、問題があれば早め早めの対応ができます。

この3〜6ヶ月の期間中に、家の骨組みから内装までが完成します。工事が順調に進むためには、設計士や施工業者との円滑なコミュニケーションが鍵となります。

必要なタスク例

現場への差し入れをする
定期的に現場を訪問し、工事の進行状況を確認します。現場への差し入れには、飲み物や軽食がおすすめです。

近隣へ挨拶に行く
自己紹介と共に工事の期間やその影響、連絡先を伝え粗品を渡します。


※アプリ「家づくり手帳」のタスク一覧を参照

5. 完成検査/引っ越し(1ヶ月)

建築工事が完了したら、最後のステップとして完成検査と引っ越しの準備に進みます。

完成検査では、建物の品質や設備の動作確認を行い、設計図や仕様書と一致しているかをチェックします。引き渡し前に気になる点を指摘し、修正してもらうことで、安心して新生活をスタートできます。

また、引っ越しの準備も進める必要があります。

住所変更手続きやライフラインの契約、新居のインターネット申し込みなど、必要な手続きを忘れずに行いましょう。

必要なタスク例

子供の転校・転園手続きをする
新しい学校や園に必要な手続きや書類を準備します。

現在の管理会社に退去の連絡をする
退去日を確定し、契約解除の手続きを行います。

新居のインターネットを申し込む
新居で利用するインターネット環境を整えるため、早めに申し込みを行い、工事スケジュールを決めておきます。

火災保険会社を比較する
引き渡し後の万一に備え、自分に合った火災保険を選び契約します。


※アプリ「家づくり手帳」のタスク一覧を参照

新築の家を早く完成させるために

今回ご紹介したタスク例を見ても、家づくりがいかに多くの工程で成り立っているかがわかるはずです。

しかし、進行中に「次は何をすればいいのかわからない…」と迷ってしまうことも少なくありません。その結果、タイムロスが発生してしまうことも。

そんな悩みを解消するためにおすすめなのが、注文住宅専用のやることリストアプリ「家づくり手帳です。

このアプリでは、家づくりに必要な70個以上のタスクを一覧にまとめ、時系列順に整理してくれます。

たとえば、設計打ち合わせや見積もり依頼、ローン申請、土地契約、近隣挨拶、引き渡し立ち会いなど、どのタイミングで何をすべきかが一目でわかるのです。

これにより「いつまでに何をするべきか」を一元管理できるため、「何を忘れているか不安…」というストレスから解放され、効率よく家づくりを進めることができます。

加えて、次のような機能も搭載。家づくりのスピードが大いに上がること間違いなしです!

メモ機能

家づくりのアイデアや情報を一元管理できる機能です。

ハウスメーカーから提案された内容をメモしたり、図面やインテリアの参考画像をスクラップブックのように保存できます。

「あれ、どうなったっけ?」と立ち止まる時間を減らし、打ち合わせや決定事項の確認がスムーズになります。

また、気に入ったデザインをすぐに確認できるため、理想の住まい作りに役立ちます。

住宅ローン・総予算シミュレーション機能

家づくり手帳では、総合的な資金計画を簡単に立てられる「総予算シミュレーター」を提供しています。
建物本体の価格だけでなく、土地購入費、設計費、オプション費用、引っ越し代、外構工事費、家具・家電購入費まで含めたトータルコストを計算できます。

さらに、住宅ローンの借入額や月々の返済額をシミュレーションできるため、無理のない資金計画を立てるサポートも万全です。

家づくりチェックシート機能

家づくりの重要なポイントを見落とさないよう、便利なチェックシート機能も搭載。

見つけた土地の情報を記録する「土地チェックシート」や、間取り・外構・内装のこだわりを書き留める「間取りチェックシート」「外構チェックシート」「内装チェックシート」など、細部まで計画を整理できます。


家づくり手帳」は、単なるやることリストアプリにとどまらず、デザインの管理から資金計画、情報整理まで、家づくりのすべてをサポートする心強いツールです。

アプリを活用して、理想の家づくりを一歩一歩確実に進めていきましょう!

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