この記事はこんな人向けです!
- 注文住宅を検討しているけれど、何から始めればいいかわからない
- 後悔しない家づくりに「家づくりノート」が大事だと聞いたけど、作り方がわからない
- 家づくりノートを作るのにぴったりのアプリはある?
家づくりで一番最初に取り掛かるべきことが「家づくりノート」を作ることです。
家づくりノートとは、自分や家族が住みたい家のイメージをはっきりと具体化するためのツール。
ノートに以下のようなことを書き出して、家づくりに関する情報を整理します。
- 新居で叶えたい理想を文章に起こして整理
- 家づくり全体の予算やスケジュールの確認
- 気に入った写真を貼り付けるなどによる、暮らし方のイメージ作り
作成した家づくりノートは、備忘録として家族全員でイメージを共有するのに役立ちます。
また、設計士やハウスメーカーと打ち合わせする際にも、自分たちの要望を効果的に伝えることができ、スムーズに家づくりを進めることができるのです。
この記事では、そんな家づくりノートの作り方を、iOSアプリ「家づくり手帳」の実例を交えながら紹介していきます。
関連:家づくり手帳アプリについてもっとざっくり知りたい方向けのページ↓
https://www.ienote.site/app_lp
家づくりノートにアプリはある?
家づくりノートを手軽に始めたい!という方にはスマホアプリでサクッと作るのがおすすめです。
専用のiOSアプリと、補助として役立つアプリをご紹介しますので、ひとつひとつ見ていきましょう!
家づくりノートにおすすめのアプリ「家づくり手帳」
家づくりノートの機能をすべて兼ね備えたと言っても過言ではないのがiOSアプリ「家づくり手帳」です。
主な機能はこんな感じ。
- 家づくりに求める条件を記入できる家づくり条件シート
- デザインアイデアの写真を保存して一覧で見ることができるスクラップブック機能
- 注文住宅建築のスケジュールが網羅されたやることリスト
- 内装・外観・外構など部位ごとに素材や色、品番などをメモしておけるチェックシート
ほかにも様々なツールが入っていますが、すべて無料で使えます。
間取り作成アプリ
家づくり手帳ひとつではカバーできない機能ももちろんあります。
その一つが間取りシミュレーション。
新居の間取りをどうするかを考えるのには、やはり実際に間取り図を書いてみるのが最も簡単です。
しかし、家づくり手帳には間取りをシミュレーションする機能はありません。もし間取り図を実際に作ってみたい場合は、「間取りTouch+」がおすすめです。
このアプリでは、iPhoneやiPadで手軽に間取り図を作成できます。
豊富な家具や設備のシンボルが予め登録されているため、実際に住んでいるようなイメージで間取りを作り上げることができるのです。
作成した画像を出力することもできるので、印刷して設計士の方やハウスメーカーに見せることも可能。イメージを伝えやすくなり、より理想の間取りに近づくはずです。
家づくりノートのアプリと紙のメリットは?
ここまで家づくりノートのアプリを紹介してきましたが、やはり家づくりノートといえばルーズリーフやトラベラーズノートに手書きで作るのが一般的。
「家づくり手帳」は比較的新しいアプリのため、情報が少ないんです。
アプリで作るか?紙に書くか?悩む人に向けて、それぞれのメリット・デメリットを書き出してみました。
アプリのメリット・デメリット
メリット① スマホでできる手軽さ
最大の魅力の一つは、いつでもどこでもスマホ一台で家づくりの計画や管理ができる手軽さにあります。通勤中やちょっとした休憩時間にも、家づくりのアイデアをメモしたり、進捗をチェックすることが可能です。
紙のノートとは異なり、スマホを使うことで、情報の追加や修正も簡単に行えます。
メリット② すでにテンプレートが用意されている
アプリの場合、家づくりに必要な情報を整理しやすいように、たくさんのテンプレートがあらかじめ用意されています。これにより、どのように情報を整理すればよいかを考える手間が省けるのです。
例えば、予算計算や外構・内装のチェックリストなどは、一から手書きで表を作るとなると一苦労です。一方、アプリならテンプレを活かしてすぐ書き込めます。
メリット③ 持ち運びしやすい
家づくりノートアプリを使えば、重たい資料や複数のノートを持ち運ぶ必要がありません。
スマホ一台ですべての情報を管理できるため、いつでもどこでも家づくりの計画を更新することができます。
住宅展示場を訪れる時や、ハウスメーカーとの打ち合わせ中でも、必要な情報をすぐに取り出し、確認することができるのです。
デメリット① 間取り図をシミュレーションできない
家づくり手帳にも「間取りチェックシート」という機能があります。しかしこれはあくまで文字ベースで、部屋の大きさや配置について書くことしかできません。
間取りをシミュレーションしてみたい場合は他のアプリを使うか、方眼紙などに書く必要があります。
デメリット② イラストを描き込めない
自分でイラストを描ける人にとっては、紙のノートにアイデアを描きこみたいですよね。
アプリでも画像を挿入することはできますが、手書きに比べたら一手間多くなってしまうのは事実です。
紙(手書き)のメリット・デメリット
メリット① 自由度が高い
手書きの家づくりノートでは、文字の大きさや色、イラストを描くことなども自由なので、自由度は高いと言えるでしょう。
ノートを美しくとることが好きな人にはおすすめです。
メリット② 感情をこめやすい
手書きの文字やスケッチには、その時の気持ちや情熱が反映されるので、後で見返した時にその感情を思い出すことができます。
家づくりは夢を詰め込んだ強い気持ちのこもったものという側面もあるため、単なる記録用ではない価値を求める人には手書きの方が合っているかもしれません。
デメリット① テンプレートが使えないので面倒
手書きのノートでは、真っ白な紙に一から項目を追加していかなければならないという手間がかかります。
あらかじめ何を書くか決めていれば迷うことはないかもしれませんが、はじめての家づくりでどんな情報が必要になるか理解していない状態ではそれも困難。
テンプレートが使えないというのは大きなデメリットとなりえます。
デメリット② 忘れ物・紛失
スマホと違い常に持ち歩く習慣がないため、打ち合わせの際に家に置いてきてしまうこともしばしば。せっかく書いたノートでも、すぐに参照できないのでは元も子もありません。
また、現場や打ち合わせなどあちこちに持っていって、無くしてしまうというリスクもあります。
家づくりノートアプリの使い方・作り方
メリット・デメリットを比較した結果、総合的にみて手書きのノートよりアプリをおすすめします!
そのため、ここではアプリ「家づくり手帳」を使った家づくりノートの作り方を見ていきましょう。
無料アプリをインストール
まずは下のボタンからアプリをインストール。もちろん無料です。
※AppleおよびAppleロゴは、米国およびその他の国で登録されたApple Inc.の商標です。
PCでこの記事を見ている場合は、iPhoneで下のQRコードを読み取ることでアプリに飛ぶことができます。
家族構成
アプリを開いたらまず「シート」というタブから「家づくり条件シート」を選びましょう。
ここには新しい住まいに求める条件を記入していくためのテンプレートが揃っているので、埋めていくだけでOK。
まずは家族構成を記入します。
大人の人数、子どもの人数により、必要な間取りや設備は大きく異なりますので、ここで整理しておきましょう。
予算や間取り
次に予算を入力します。
建物の建築にかけられる金額を書き込んでみましょう。だいたいでかまいません。
もし難しい場合は、住宅ローンを月々いくら支払うことができるか、という視点で考えるとよいでしょう。それには、「住宅ローシミュレーター」の「購入可能額」を計算する機能が役立ちます。
月々いくら返済できるか、頭金はいくら出せるか、年2回のボーナス払いをする場合はいくら支払うかを入力し、金利と返済期間を入れてみましょう。すると、住宅ローンをいくらまで借りることができるかの概算が求められます。
「家づくり条件シート」に戻り、間取りを記入します。
2LDK〜5LDKまで選択肢がありますので、家族の人数に応じて考え、選択しましょう。
また、何階建てかも記入できます。平屋なのか、2階建てか3階建てか、希望の間取りに応じて決めましょう。
土地
土地に求める条件も忘れずに記入しましょう。
すでに土地を持っているなら土地の有無に「あり」とするだけでOK。
お持ちでない場合はどのくらいの大きさを希望するか書きます。
エリアについては、お子さんの学区で決める方が多いようです。
必ず叶えたいこと
いよいよ希望を書いていきます。
まずは、新しい住まいで必ず叶えたいことを自由に書いていきます。箇条書きで思いつくまま羅列しても良いでしょうし、感情を込めて文章にするのもおすすめです。
もしなかなか思いつかない場合は、今住んでいる家の不満点から考えるとよいでしょう。キッチンが狭い→十分な大きさのキッチンに、収納が少ない→ウォークインクローゼットが欲しい…など、不満点の裏返しを考えれば理想が見えてくるはずです。
できれば叶えたいこと
予算や土地の大きさなどで必ずしも全てが叶うわけではないことがしばしば。
優先順位は最も高いというわけではないけど叶えられたらいいなと思うことを書いていきましょう。
重視しないこと
逆に、自分たちはあんまり重視しないな、と考えていることも書いていくとよいでしょう。妥協できる点が多いほど予算も楽になっていくので、思いつくだけ並べておくのがおすすめです!
ここまで書けばもう大体家づくりのイメージが具体的になったはず。これを元にハウスメーカーと打ち合わせしていきましょう。
(番外編)総予算を確認
家づくり手帳では、建てたい家の条件をまとめる機能以外にもさまざまなツールを無料で使うことができます。
例えば、「総予算シミュレーター」。
家づくりの出費を建物・土地・諸費用の3つに分け、さらにそれを細分化した項目を埋めていくことで、最終的に注文住宅にかかる費用がわかるようになっています。
家づくりの初期段階でざっくりと資金計画をまとめられるので、後悔する可能性をぐんと減らすことができるでしょう。
(番外編)家づくりの流れを確認
家づくり手帳のメインといってもいいのがこの「やること」タブ。
このタブでは、注文住宅を建てる際に必要なタスクを50個以上まとめてあり、次に何をすればいいのか一目でわかるようになっています。
タスクは上から順にリスト化されているので、一つずつ完了していくことで、家づくりが完了するという寸法です。
さらに、各タスクには詳細な説明がついています。すべきことを検索して調べる必要はありません。
「とにかくやることの多さに打ちのめされそうになる」でおなじみの家づくりですが、こうして整理しておけば何も怖いことはありませんね。
(番外編)デザインを集める
「スクラップ」タブは、言うなればデジタル版スクラップブックです。
ネットで見つけたお気に入りの家のデザインや、住宅展示場で撮影した写真など、インスピレーションを受けた画像を手軽に保存しておくことができます。
紙のノートと比べて、写真の貼り付けがとっても簡単で、しかも量に限りがありません。いつでもどこでもスマートフォンがあれば、アイデアを集めて整理し、計画を練ることができます。
後悔しない注文住宅に、家づくり手帳がおすすめ!
この記事では、家づくりノートのアプリについて説明していきました。
テンプレートが豊富に用意されており、家族構成から予算計画、デザインのアイデア収集まで、家づくりに関するあらゆる情報を一元管理できるのが大きなポイントです。
手書きノートの自由度も魅力的ですが、家づくり手帳アプリならではの便利さ、効率性は紙のノートでは得られないもの。
インストールは無料ですので、家づくりを考え始めたばかりの方も、すでに進行中の方も、この機会にぜひ家づくり手帳をダウンロードしてみてください!
(追記)家づくり手帳アプリのサービス説明ページができました!あわせてご覧ください!↓
https://www.ienote.site/app_lp