「日本ハウスHDでマイホームを建てたいけど、やばいって本当? 」
「他のハウスメーカーと比べて損はしないかな…?」
そんな不安や疑問をお持ちではないでしょうか。
大手ハウスメーカーの日本ハウスHDは、国産檜をふんだんに使った高断熱住宅が魅力的なメーカーですが、一方でアフターサービスがイマイチという評判があり、契約後の対応で悩む方も多いですよね。

実は、日本ハウスHDの坪単価は55〜80万円と、ハウスメーカーの中でも比較的お手頃な価格帯です!
ただし価格だけで判断するのは早計です!費用の内訳や他社との比較、評判まで知れば、適正かどうか見極められます。
本記事では、注文住宅のタスク管理アプリ「家づくり手帳」を運営している私が、日本ハウスの坪単価の推移や特徴・商品ラインナップ、メリット・デメリットなどを余すことなく解説します。
坪単価に関する注意点やコストダウンの方法、会社情報や対応エリアまで網羅し、家づくりで失敗・後悔しないためのポイントを丁寧に紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!
日本ハウスの坪単価を知る前に

日本ハウスHDは、一言で言えば国産檜の高断熱住宅が魅力的なメーカーです。
ただ一方気になるのは、価格への不安ですよね。。
日本ハウスの坪単価は正直コスパが高いといえます!
とはいえ、他のハウスメーカーと比べて、「もっと高くても提案力のあるところにしておけば…」「やっぱりローコスト住宅にしておけば…」などと後悔しないためには、どうすればいいのでしょうか。
私が家づくりアプリを運営する中でたどり着いたひとつの答えは、「必ずカタログと見積もりを比較する」ことです。
1社しか見ない人は適正価格がわからず、そのハウスメーカーが安いのか高いのか比較できません。
設備やデザインと、それに対応する相場感覚をしっかり理解していないと、知らず知らずのうちに足元を見られ、高額の見積もりにされてしまうこともあるんです。
なので、家づくりを検討している場合は必ず、気になるハウスメーカーのカタログと見積もりの比較が欠かせないんです。
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日本ハウスの坪単価

日本ハウスHDの坪単価は約55〜80万円程度が目安です。
ローコストメーカーほど極端に安いわけではありませんが、大手ハウスメーカーの中では一段低い価格帯に位置しています。

檜の無垢材を使った高性能な木造住宅としては手頃な水準と言えるでしょう。
例えば延床面積30坪(約99㎡)の家であれば、本体工事だけで1,650万〜2,400万円前後は必要になる計算です(※実際の総額はこの他に諸費用が加わります)。
この坪単価はあくまで目安であり、プランの内容や地域、選ぶシリーズによって変動します。
グレードの高い商品を選べば坪単価が上振れすることもありますし、逆に規格型の商品を選べば抑えられるケースもあります。
そのため、日本ハウスHDで家を建てる際は坪単価だけに惑わされず、総費用をシミュレーションしてみることが大切です。

諸費用まで含めた見積もりを確認し、自身の予算と照らし合わせて検討しましょう。
日本ハウスの坪単価の推移
ここで、日本ハウスを含む全国の平均坪単価の推移(2012〜2024年)を見てみましょう。
実は、坪単価はここ数年で大きく値上げしています。

坪単価は、2010年代から現在にかけて右肩上がりに推移しています。
特に2017年以降は人件費や資材価格の高騰により、住宅建築費が急激に値上がりしました。
2020年前後は一時的に横ばいでしたが、2021年以降再び上昇が顕著で、2024年時点では全国平均で約90万円/坪に迫る水準となっています。
つまり現在、日本ハウスに限らず家づくり全体のコストが上昇傾向にあるため、「思ったより高い」と感じるケースが増えているのです。
こうした背景を踏まえると、「いつか建てよう」と考えている間にコストがさらに上がってしまう可能性も高いと言えます。
現にここ数年で坪単価は1.5倍に上昇しており、このトレンドは今後もしばらく続くと予想されています。
そのため、「建てたい」と思った今こそが、最もコストを抑えて家を建てられるタイミングかもしれません。

将来の価格上昇を見越すなら、早めに行動することこそが後悔しないためのコツと言えるでしょう。
参考までに、坪単価の推移概算を表にしたものを掲載しておきます。
年 | 平均坪単価 |
---|---|
2012 | 570,640円 |
2013 | 578,338円 |
2014 | 596,226円 |
2015 | 609,849円 |
2016 | 614,815円 |
2017 | 624,113円 |
2018 | 631,605円 |
2019 | 640,047円 |
2020 | 647,963円 |
2021 | 654,207円 |
2022 | 677,751円 |
2023 | 776,441円 |
2024 | 836,683円 |
※国土交通省「建築着工統計」をもとに試算した概算値
日本ハウスと他社10社との坪単価比較表

日本ハウスHDの価格帯が他社と比べてどの程度なのか、主要ハウスメーカーの坪単価目安を比較してみましょう。
価格帯は各社で差がありますが、坪単価を見ることでおおよその相場観がつかめます。
日本ハウスHDは大手の中ではかなり安価な部類に入り、ローコスト寄りの価格帯であることがわかります。
ハウスメーカー(ブランド) | 坪単価(目安) |
---|---|
積水ハウス | 120〜150万円 |
大和ハウス工業(ダイワハウス) | 120〜148万円 |
旭化成ホームズ(ヘーベルハウス) | 122〜130万円 |
住友林業 | 115〜130万円 |
パナソニックホームズ | 100〜145万円 |
三井ホーム | 100〜120万円 |
セキスイハイム(積水化学工業) | 85〜110万円 |
一条工務店 | 80〜100万円 |
スウェーデンハウス | 80〜100万円 |
トヨタホーム | 80〜110万円 |
住友不動産ハウジング | 70〜90万円 |
日本ハウスHD | 55〜80万円 |
タマホーム | 40〜50万円 |
※上記は各社の主力商品を中心とした概算の坪単価目安です。
※この表は常に更新しているため他記事とは数値が異なることがあります。
上の表から分かるように、ハウスメーカー各社の坪単価には大きな幅があります。

積水ハウスやダイワハウスなどのトップクラスは坪単価が120万円以上と高額なのに対し、日本ハウスHDはその約半分から三分の二程度の価格帯です。
これは檜の家という付加価値を持ちながら、コスト面では比較的良心的であることを示しています。
ただし、ローコストメーカー(タマホームなど)ほどの安さではないため、「格安」というより中価格帯の下位と捉えるのが適切でしょう。
また、坪単価が安いからと言って内容が劣るわけではなく、各社それぞれ標準仕様や構造に特徴があります。
そのため、繰り返しになりますが必ず複数社のプラン提案・見積もりを取り寄せて比較検討するようにしましょう。
日本ハウスの特徴

日本ハウスHDには、家づくりにおいて他社にはない魅力的な特徴が多数あります。
ここでは主なポイントをご紹介します。
特徴1:檜(ヒノキ)へのこだわりと高い耐久性
日本ハウスHDは木造住宅の中でも国産檜に強くこだわったハウスメーカーです。
構造材として最高ランクの檜無垢材を使用し、「孫の代まで100年住める家」をコンセプトに掲げています。
檜はシロアリに強く殺菌・防虫効果があり、年月とともに強度が増す特性を持つため、法隆寺のように何百年も持ちこたえるほど耐久性に優れています。
さらに独自開発の高耐久コンクリート基礎を採用し、国の定める長期優良住宅基準もクリアすることで、孫の代まで安心して暮らせる住まいを実現しています。

檜の香りやリラックス効果も相まって、身も心も長く安らげる家になるのが魅力ですね。
特徴2:業界トップクラスの高断熱・高気密性能
もともと東北・北海道エリアで展開していた歴史から、断熱性能や気密性能の高さも日本ハウスHDの大きな特徴です。
一年中「夏涼しく・冬暖かい」家を目指し、高性能グラスウール断熱材や複層ガラスの樹脂窓を採用し、壁・床・天井の構造を工夫しています。
特に自社開発のストロング壁(壁倍率3.7倍)や新木造ストロング工法により、隙間の少ない頑丈な構造を実現。
さらに標準仕様で熱交換型の24時間換気システムを備え、計画的な換気を行いながら室温を保つ工夫もされています。
その結果、高い断熱・気密性によって冷暖房費を抑えつつ結露も生じにくい快適な住環境を叶えているのです。

寒冷地生まれのノウハウを全国の家づくりに活かしている点は心強いですね。
特徴3:メーターモジュール採用によるゆとりある空間設計
日本ハウスHDの注文住宅は、一般的な尺モジュール(柱間910mm)ではなくメーターモジュール(柱間1000mm)を採用しています。
廊下や階段、トイレに至るまで寸法に余裕が生まれるため、車椅子での移動もしやすいバリアフリー性の高い空間が確保できます。
例えば廊下幅は広く、天井高もシリーズによって最大2.6mと開放的です。
「広々ゆったり暮らしたい」「将来の介護も見据えてゆとりが欲しい」という方には大きなメリットですね。
一方で、メーターモジュールを採用すると建築コストが上がるのが一般的ですが、日本ハウスHDでは規格型商品の併用やコスト管理の工夫で、その負担を抑えています。

広い空間とコストのバランスを両立している点も特徴と言えるでしょう。
特徴4:太陽光発電を標準搭載する先進のエコ住宅
日本ハウスHDは1970年代に日本で初めてソーラーシステム搭載住宅を開発した実績を持ち、太陽光発電のパイオニア的存在です。
そのノウハウを活かし、現在も多くの商品で太陽光パネルを標準搭載しています。
売電収入やエネルギー自給を視野に入れた住宅性能は、光熱費ゼロを目指すZEH住宅としても高く評価されています。
さらにHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)による電力使用量の「見える化」や高効率給湯器の標準装備、LED照明の全室標準化など、徹底した省エネ仕様が特徴です。
創エネと省エネの両面から脱炭素社会に貢献する家づくりを積極的に進めている点は、これからの時代にマッチした魅力と言えるでしょう。
以上の特徴から、日本ハウスHDは「檜の香る高性能な木の家」を求める方にピッタリのメーカーです。

耐震・耐久・省エネに優れ、かつ空間のゆとりも得られる住まいは、大手ならではの技術力と長年の工夫が詰まっています。
日本ハウスの人気商品
日本ハウスHDでは、顧客のニーズに合わせて大きく2つのシリーズで商品展開をしています。
それが、自由設計の「やまとシリーズ(快適住宅シリーズ)」と、あらかじめ基本プランが用意された規格型の「Jステージシリーズ」です。
それぞれの特徴を押さえておきましょう。
やまとシリーズ(快適住宅シリーズ)

やまとシリーズは、日本ハウスHDを代表するフルオーダーの注文住宅ラインです。
柱・梁など主要構造に無垢の国産檜材(一本物)を使用し、お客様の希望にゼロから応える完全自由設計が可能です。
伝統的な和のテイストを受け継ぐ本格木造住宅であり、長く安心して暮らせる最高グレードの商品と言えます。
やまとシリーズには、柱の太さや仕様の違いによって「館(たち)」「極(きわみ)」「輝(かがやき)」「雅(みやび)」の4商品がラインナップされています。
「館」および「極」は檜4寸(約120mm)角の太い柱を採用し、構造躯体の長期保証期間が60年と最も手厚いプランです。
天井高も1階2,600mmと開放的で、断熱性能はUA値0.25W/㎡Kと極めて優秀です。
一方、「輝」や「雅」は柱が3.5寸(約105mm)角、保証期間35年という標準的な仕様で、天井高は1階2,400mmとなります。
UA値は「輝」で0.30、「雅」で0.37W/㎡Kですが、いずれもZEH+基準を満たしており高断熱であることに変わりありません。
外壁や内装・設備のグレードにも差がありますので、予算やこだわりに応じて4つの中から選択できるようになっています。

坪単価の目安は「館」「極」でやや高め(60〜85万円程度)、「輝」「雅」で少し抑えめ(55〜75万円程度)となっています。
Jステージシリーズ

Jステージシリーズは、檜の家をより手頃に実現するためのセミオーダー(規格型)住宅です。
構造材には強度の高い檜の集成材を使い、いくつか用意された基本プランをベースに間取りを決めていく方式となります。
自由設計よりプランの自由度は下がりますが、その分価格帯は抑えめ(坪単価目安55〜65万円)で、檜の木造住宅をリーズナブルに提供できるのが魅力です。
Jステージシリーズには特徴の異なる3つの商品タイプが用意されています。
「J-サンシャイン」は太陽光発電システムを標準搭載し売電収入で経済メリットを得るモデル、「J-セラミック」は高級タイル外壁を採用してメンテナンスコストを抑えるモデル、「J-ウォーム」は断熱性・気密性をさらに高め寒冷地にも適したモデルです。
それぞれ「創エネ」「メンテ軽減」「省エネ」と狙いが異なるため、自分たちの重視するポイントに合ったものを選べます。

いずれのタイプも標準仕様が充実しており、例えばJステージでも太陽光パネルや大型収納が含まれるなど、ベースプランだけで満足度の高い暮らしを実現できるよう工夫されています。
匠の技クレステージ28

匠の技クレステージ28は、日本ハウスHDが手掛ける規格型住宅シリーズの一つで、「檜の家」を税込2,000万円台から提供する企画住宅プランです。
坪単価は約75万円前後とされていますが、あらかじめ用意された外観デザイン・間取りスタイルの組み合わせから選ぶことで、コストパフォーマンスに優れた檜の住まいを実現します。
例えば「和モダン」「都市型モダン」「ビルトインガレージ付き」「平屋プラスアルファ空間」など8種類のプランタイプが用意されており、好みやライフスタイルに合ったモデルを選択可能です。
注文住宅ほどの自由度はないものの、その分短い工期で家が完成し、価格も明確なので予算管理しやすいメリットがあります。
素材にはしっかり日本産檜が使われており、品質面の安心感も確保されています。

「一から考える時間はないけれど檜の家を建てたい」「デザインのイメージが固まっているのでプランから選びたい」という方には最適な商品でしょう。
まとめると、日本ハウスHDではフルオーダーの「やまとシリーズ」とお値打ち価格の「Jステージシリーズ」という二本柱が人気商品となっています。
加えて、企画提案型のクレステージシリーズも用意され、多様なニーズに応えるラインナップです。

それぞれグレードやコンセプトが異なりますので、家族の希望に合わせて最適な商品を選ぶことができます。
なお、日本ハウスの商品ラインナップについて詳しく知りたい場合は、カタログ請求で最新情報を確認できます👇
日本ハウスの追加費用例

注文住宅を計画する際は、本体価格や坪単価だけでなく様々な追加費用も念頭に置く必要があります。
日本ハウスHDに限らず、家づくりでは見えにくいコストが後から発生しがちです。
ここでは日本ハウスHDで家を建てる場合に想定される追加費用の例を挙げてみます。
追加費用例1:契約時の仮契約金(申込金)100万円
日本ハウスHDでは、本契約の前に仮契約を結ぶ際100万円(税込)の申込金が必要となります。
これは他社では一般的に5〜10万円程度であることが多く、非常に高額です。
仮契約金は最終的に建築費用に充当されますが、契約をキャンセルすると返金されないケースもあるため注意が必要です。
「思ったより初期費用がかかって資金計画が狂った」ということにならないよう、契約前にしっかり準備しておくことが大切です。
また、仮契約金の額に見合うサービス(有料級のプラン提案や地盤調査等)が含まれているか、営業担当に確認しておくと安心でしょう。

いずれにせよ、契約時にまとまった金額を支払う必要がある点は心得ておきましょう。
追加費用例2:地盤改良費が発生する可能性
日本ハウスHDに限らず、新築住宅では地盤調査の結果によっては地盤改良工事が必要になる場合があります。
軟弱地盤だった場合、基礎の下に柱状改良や鋼管杭の施工を行う必要があり、その費用は数十万円から場合によっては百万円以上になることも。
特に重量のある木造3階建てや大型二世帯住宅を建てる際は、地盤の強度をしっかり補強しなければなりません。
日本ハウスHDの耐震技術は優秀ですが、家の強さは地盤あってこそです。
事前の地盤調査で問題が見つかったら、安全のために改良費をかけるのは仕方のないことと言えます。

あらかじめ数十万円程度の予備費を見ておき、必要に応じて投入できるようにしておくと良いでしょう。
追加費用例3:外構・付帯工事費用
ハウスメーカーの提示する坪単価や本体価格には、建物本体に関わる工事費しか含まれていないのが一般的です。
そのため、駐車場やアプローチ、庭・フェンスといった外構工事費は別途発生します。
日本ハウスHDで建築した方の実例でも、外構やエクステリアに数百万円かかったというケースは珍しくありません。
また、屋外給排水の引き込み工事費や地盤調査費、確認申請費用などの付帯工事・諸経費も別建てで計上されます。
これらは合計すると本体価格の10〜15%前後になることが多く、決して無視できない額です。
さらに照明・カーテン、エアコン、造作家具など生活に必要なものも入居前に用意すれば、その分の費用も加算されます。

「坪単価×延床面積」の金額だけで予算を組むのは危険ですので、外構・付帯費用も含めて総予算を検討しましょう。
まとめると、日本ハウスHDで家を建てる際には、本体価格の他に仮契約金や必要に応じた地盤改良費、外構・諸費用などが別途かかります。
こうした追加費用を踏まえて、資金計画にはできるだけ余裕を持たせることが大切です。
契約前に見積もりに含まれる範囲と含まれない費用を営業担当者に確認し、「総額」で検討する習慣をつけましょう。
日本ハウスの坪単価を安く抑える方法

日本ハウスHDで理想のマイホームを実現するために、できればコストは抑えたいものですよね。
ここでは、品質を大きく落とさずに坪単価を抑えるための工夫を3つご紹介します。
ちょっとした選択や工夫で、同じ日本ハウスHDでも費用に差をつけることができます。
方法1:標準プラン・仕様を上手に活用する
坪単価を抑える第一のポイントは、やみくもにオプション追加をせず標準仕様をフル活用することです。
日本ハウスHDの住宅は標準設備が充実しており、太陽光発電や大型収納など多くが最初から含まれています。
特にコストを抑えたい場合、完全自由設計のやまとシリーズより、あらかじめプランがある程度決まったJステージシリーズを選ぶのも有効です。
Jステージであれば基本プランを大きく変更しない限り追加費用が少なく、割安な設定になっています。
また、やまとシリーズを選ぶ場合でも「標準仕様で十分住める」を念頭に、無理に高級オプションに手を出さないことが重要です。

カタログに載っている標準グレードの設備・内装でどこまで満足できるか吟味し、本当に必要な箇所だけオプションを検討すれば、結果的に費用対効果の高い家づくりができます。
方法2:シンプルな設計・形状にして無駄を省く
家の形状や間取りの工夫もコスト低減に直結します。
例えば、建物の形は凹凸の少ないシンプルな総二階建てが最も経済的です。
日本ハウスHDで高性能な家を建てるなら、平屋や吹き抜けも素敵ですが、坪単価を重視するならコンパクトにまとめた方が有利です。
また、間取りも廊下を最小限にし一室あたりの面積を広めに取るなど、平面プランを合理化すると建材の無駄が減ります。
屋根形状もシンプルな切妻屋根や片流れ屋根は施工性が良く、防水面でも有利でコストを抑えられます。
さらに、仕様面では外壁を標準サイディングのままにする、造作家具より既製品を後で置くなどの工夫も効果的です。
こうした設計上の工夫で建築費そのものを下げられれば、結果的に坪単価も安くなります。

見栄えやこだわりとのバランスにはなりますが、「シンプルイズベスト」を意識すると良いでしょう。
方法3:決算期やキャンペーン時期を狙って契約交渉する
大きな買い物だけに、契約のタイミングや交渉も費用に影響します。
日本ハウスHDは基本的に値引きは少ない傾向にありますが、決算期(年度末)や受注強化キャンペーンの時期には多少のサービスや値引きが期待できることがあります。
営業担当者にとっても目標のある時期ですので、もし契約を急がないのであれば3月や9月などの期末を視野に入れて商談を進めるのも一つの手です。
その際、「〇〇のオプションをサービスしてもらえると契約を決めやすい」など具体的な希望を伝えてみると交渉しやすくなります。
また、紹介制度や提携ローン金利の優遇などがあれば積極的に活用しましょう。

ただし、大幅な値引きは難しい会社なので、値引き交渉はあくまで最後のひと押しと考え、基本は先述の方法1・2でコストを抑えることを優先してください。
適切なタイミングで契約できれば、標準範囲内の特典だけでも数十万円相当のメリットになる場合があります。
方法4:複数社のプラン・見積もりを比較する
必ず複数の住宅会社からプランや見積もりを取り寄せて比較することも、一番と言っていいほど重要な節約ポイントです。
私は注文住宅サポートアプリ「家づくり手帳」を運営し、これまでに何人もの注文住宅経験者のリアルな声を聞いてきましたが、ハウスメーカー選びで後悔しない人は、みんな相見積もりを取っています。
これは、1社しか見積もりを取らないとその金額が本当に妥当なのか判断できず、相場感を知らないまま契約してしまうからです。
なので私は、必ず3社以上から相見積もりを取ることをおすすめしています。

でも、何社も相見積もりを取るのは正直面倒ですよね。
同じことを考えた家づくりの先輩たち約40万人が使っているのが、無料一括見積もりサイト「タウンライフ家づくり」です。
希望のエリアや間取りをたった3分入力するだけで、複数のハウスメーカーや工務店から一度に見積もりとカタログが届きます。
しかも、送ってくれるのは日本ハウスや大和ハウスなど大手を含む全国600社以上のハウスメーカー。
下のブランドロゴを見ればわかるように、有名企業は大体揃っています。

さらに、カタログや見積りだけではありません。あなただけのオリジナル間取り提案も無料で受け取ることができます。

あまり知られていませんが、累計利用者数はすでに40万人を超えており、注文住宅経験者の間では定番のサービスとして知られています。
家づくりのどの段階においても一度は必ず使っておくべきサイトといえるでしょう。
日本ハウスのメリット・デメリット

最後に、日本ハウスHDで家を建てる上でのメリットとデメリットを整理しておきましょう。
良い点ばかりでなく懸念点もしっかり理解した上で検討することが、後悔しない家づくりにつながります。
メリット1:国産檜による高耐久な家づくり
日本ハウスHD最大のメリットは、やはり国産檜材をふんだんに使った家であることです。
檜の持つ高い耐久性・強度のおかげで、孫の代まで安心して住み続けられる住まいが手に入ります。
柱や土台に太く良質な檜無垢材を使用することで、耐震等級3相当の頑丈な構造体となり、経年による劣化も緩やかです。
檜は時間が経つほど強度が増す性質があり、数十年後には今より強い家になっているとも言われます。
また、ヒノキの香り成分(フィトンチッド)にはリラックス効果や抗菌作用があり、健康的で快適な暮らしを送れるのも魅力です。

日本の伝統建築で重用されてきた檜にこだわる日本ハウスHDの家づくりは、長寿命住宅を望む方にとって大きなメリットになるでしょう。
メリット2:高断熱・高気密で一年中快適
「夏は涼しく冬は暖かい家」が手に入るのも、日本ハウスHDを選ぶメリットです。
前述の通り、断熱・気密性能では業界トップクラスの水準を誇り、寒冷地仕様の技術を標準で全国の住宅に展開しています。
壁・床・窓などの断熱措置に加え、計画換気システムによって室内の温度差を小さく保つ工夫がなされているため、真冬や真夏でも過ごしやすく冷暖房効率が良いです。
省令準耐火構造の仕様で気密性も高く、外気の影響を受けにくいことでしょう。
結露が生じにくいためカビやダニの抑制にもつながり、ヒートショックといった健康被害のリスクも低減します。
一年中安定した室内環境のおかげで光熱費も節約でき、住み心地と経済性を両立できる点は大きなメリットです。

「高気密高断熱住宅が欲しいけれど予算的に一条工務店は難しい…」という方にも、日本ハウスHDは魅力的な選択肢となるでしょう。
メリット3:標準装備が充実していてコストパフォーマンスが高い
日本ハウスHDの家は標準仕様が充実していることも評価されています。
前述した太陽光発電システムや熱交換換気、LED照明などもそうですが、他社ではオプション扱いになりそうな設備・建材が最初からセットになっているケースが多いです。
例えば、大容量のシステム収納や高性能サッシ、網戸、玄関の電気錠、室内の造作棚など、暮らしに必要なものがあらかじめ組み込まれているため、追加費用をかけなくても満足度の高い家に仕上がります。
これにより結果的に「他社であれこれオプションを付けた場合と比べて割安だった」という声もあります。
また、長期保証や定期点検といったアフターサービス面も基本的な内容が網羅されているため安心です。

もともとの坪単価設定が抑えめな上に内容も手厚いので、コストパフォーマンスの高さは日本ハウスHDの大きなメリットと言えるでしょう。
デメリット1:営業担当者によって対応の良し悪しに差がある
日本ハウスHDの口コミでは、「営業マンの知識不足で打ち合わせがうまくいかなかった」といった声が散見されます。
実際、「提案力の高いベテラン営業」に当たるか、「経験の浅い新人営業」に当たるかで顧客満足度が左右されるケースがあるようです。
税制優遇の手続きに不慣れだった、間取りの要望を汲み取ってもらえなかった等、担当者の力量不足による不満が一部で報告されています。
これは日本ハウスHDに限らず起こりうることですが、せっかくの良い商品も人の対応次第でもったいない結果になることがあります。
大手ハウスメーカーゆえに営業所・担当者数も多いため、質にばらつきが出てしまうのかもしれません。
担当者ガチャとも言われますが、この点はデメリットと言えるでしょう。

対応に不安を感じる場合は遠慮なく担当変更を申し出たり、設計士や上司にも同席してもらうなど、リスク管理も必要です。
デメリット2:仮契約時の申込金が高額で初期費用がかさむ
前述したように、契約時の仮契約金100万円というのは、多くの施主にとってハードルの高さを感じる部分です。
他社では数万円〜せいぜい10万円程度のところ、日本ハウスHDでは桁違いの金額を要求されます。
これは「それだけ本気度の高いプラン提案をする」という意味合いもあるのかもしれませんが、資金繰りがタイトな若い世代の方には厳しい負担です。
実際に「契約金の高さがネックで契約を躊躇した」という口コミもあります。
契約金は最終的に建築費用に充当されるとはいえ、建物以外にまとまった現金を事前に用意しなくてはならない点はデメリットでしょう。
万一プラン変更等で契約を見送った場合に戻ってこないリスクもあります。

日本ハウスHDと契約する際は、この初期費用も考慮して資金計画を立てておく必要があります。
デメリット3:アフターサービスに対する不満の声もある
日本ハウスHDは長期保証やアフター点検制度を設けていますが、実際の対応品質にムラがあるとの指摘もあります。
口コミの中には「アフターの連絡をしても対応が遅かった」「補修依頼に対して不親切な対応をされた」といった声が見受けられました。
特に地方エリアなどでは担当拠点が遠くサポートが手薄になるケースや、修理対応が下請け任せでスムーズに進まなかった例もあるようです。
せっかく良い家を建てても、入居後のケアに不満が残るのは避けたいところですよね。
もっとも、アフター対応の感じ方は個人差があり、不満の声ばかりではありません。
対応が良かったという利用者も多数おり、全体として悪いというわけではないでしょう。

ただし、サポート面に関しては営業所や担当者による差が出やすい部分ではあるため、「運悪く対応がイマイチな場合もある」ことは一応念頭に置いておく必要があります。
日本ハウスHDは「檜の高性能住宅を適正価格で提供してくれる」反面、「人的サービス面でばらつきや負担がある」という傾向が見られます。
商品そのものの質やコスパは非常に魅力的ですが、実際の家づくりは人との関わりでもあるため、その点で相性が合うか注意しておくことが大切です。
トータルで見れば魅力が勝るメーカーですが、デメリット部分も理解した上で賢く付き合えば、満足のいくマイホームが手に入るでしょう。
日本ハウスで失敗しないためのポイント
日本ハウスで後悔しないためのポイントをまとめます。
注文住宅という大きな買い物だからこそ、以下の点に気をつけましょう。
ポイント①:必ず複数社のプラン・見積もりを比較する
前述の通り、比較検討は家づくり成功のカギです。「気になるハウスメーカーのカタログはとりあえず全て取り寄せて比較すること」が最も重要です。
日本ハウスが第一志望でも、他社の提案・価格も確認した上で契約判断するようにしましょう。
もし他社の方が安く同等の家を建てられると分かれば交渉もできますし、逆に日本ハウスにしかない強みが再確認できるかもしれません。

比較せずに即決すると「もっと安くできたのに…」と後悔するリスクが高まります。
ポイント②:予算と優先順位を明確にしておく
日本ハウスは自由設計が強みなので、どうしてもあれもこれもと叶えようとして費用が高くなりがちです。
家づくりでは理想がどんどん膨らみがちですが、全てを叶えようとするといくらお金があっても足りません。

「予算内に収まったけれど、理想のマイホームからはかけ離れてしまった…」という事態は避けたいですよね。
そこで、絶対に譲れない条件(間取りや性能など)と妥協できる部分を家族で話し合ってリスト化しておきましょう。
「ここは妥協できる」「ここは絶対に欲しい」を整理しておけば、打ち合わせ中にオプション追加しすぎて後から青ざめる…なんて事態も避けられます。

なお家づくりの要望をまとめるには、アプリ「家づくり手帳」の活用もおすすめです!
日本ハウスの提案を受ける際も、家づくり手帳で作成したリストを共有すれば、自然と的確なプラン調整ができます。
優先順位が明確なら、不要なオプションを削る判断もしやすくなり、満足度の高い家づくりにつながるのです。
ポイント③:住宅展示場の印象だけで判断しない
モデルハウスや展示場を見ると、その立派さに心が躍りますよね。
しかし、展示場は最高仕様のショールームであり、実際に建てる家とは異なる点が多々あります。
日本ハウスHDの展示場も豪華な造りになっているため、「展示場みたいな家が建つ!」と早合点しないことが重要です。
展示場で気に入ったポイントが標準なのかオプションなのかを確認し、自分の予算内でどこまで実現できるか冷静に見極めましょう。
また、展示場だけでなく、実際に日本ハウスHDで建てたお宅の見学や完成見学会があれば参加するのも有効です。
リアルな生活空間を見ることで、良い点も悪い点も具体的に想像でき、「聞いていた話と違う…」というギャップを減らせます。

展示場の第一印象に飛びつかず、現実的な視点で判断する姿勢が失敗防止につながります。
ポイント④:施工の質や担当者の経験を事前にチェックする
家づくりは人の手によって行われるものです。
どんなに良いプランでも、施工の質が悪ければ台無しですし、担当者の経験不足でコミュニケーションがうまくいかなければ満足度は下がります。
そこで、契約前に担当営業や現場監督の経歴・実績をそれとなく確認してみましょう。
過去に担当した物件の例やお客様の声などを聞けば、その人の力量がある程度見えてきます。
また、自社施工か下請け施工かもポイントです。
日本ハウスHDは基本的に自社大工・職人を育成していますが、地域や時期によっては外部業者の場合もあるでしょう。
不安な場合は「施工はどんな職人さんが担当しますか?」と尋ねてみても良いでしょう。
さらに、工事中に現場を見学させてもらい、現場の整理整頓や施工精度を自分の目で確認するのも大切です。

施工と人に対するチェックを怠らなければ、欠陥やコミュニケーション不全による失敗を防ぎやすくなります。
ポイント⑤:契約後の変更点や保証内容を事前に把握する
契約前後の手続きについても注意が必要です。
契約後にどこまで仕様変更が可能か、追加費用の清算タイミングはいつか、保証やメンテナンスの条件などは、あらかじめ確認しておきましょう。
例えば「着工後にコンセント位置を変えたい」といった要望が出ても、契約時に打ち合わせ漏れだった場合は変更できなかったり、有料対応になったりします。
後になって「こんなはずじゃなかった」とならないよう、打ち合わせ段階で疑問や希望は遠慮なく伝え、決定事項は書面で確認することが大事です。
また、保証に関しても構造躯体の保証期間や条件(定期点検を受けることが延長の条件等)を理解しておき、将来のメンテ費用も見込んでおきましょう。
特に日本ハウスHDは60年保証の商品もありますが、そのためには所定の有償点検やメンテナンスが必要になることがあります。
契約後のルールを熟知しておくことで、想定外のトラブルや出費を避け、計画的に家づくりを進めることができます。
日本ハウスHDで失敗しないためには、展示場→実例→契約→施工→引渡しまでの各段階で一つひとつ確認と工夫を重ねることが大切です。
華やかな宣伝に流されず現実を直視し、信頼できる人に任せ、ルールを理解して臨めば、大きな後悔は防げるでしょう。
マイホーム計画は人生の一大プロジェクトですから、慌てず慎重に、しかし楽しみながら進めてくださいね。
日本ハウスの会社情報
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | 株式会社日本ハウスホールディングス(Nihon House Holdings Co., Ltd.) |
ブランド名 | 日本ハウスHD |
創業・設立 | 創業1969年(設立1969年2月13日) |
資本金 | 38億7,337万円(2025年7月現在) |
従業員数 | 1,045名(単体、2025年7月現在) |
累積建築戸数 | 約108,000戸(2025年現在) |
本社所在地 | 東京都千代田区飯田橋4-3-8 日本ハウスHD飯田橋ビル |
公式HP | https://www.nihonhouse-hd.co.jp |
日本ハウスの対応エリア
日本ハウスHDは全国規模で事業展開しており、北海道から九州まで幅広いエリアで注文住宅に対応しています。
元々は東日本エリアが中心でしたが、社名変更後は関東・中部・関西・中国・四国・九州と全国へ営業拠点を拡大しています。
各地にモデルハウスや支店があり、地域の気候風土に合わせた家づくり提案が可能です。
ただし、一部離島など対応外の地域もありますので、具体的には最寄りの展示場や公式サイトで対応エリアの確認を行ってください。

基本的には日本全国ほぼどこでも建築可能と考えてよいでしょう。
まとめ
日本ハウスHDの坪単価は約55〜80万円と、檜の本格木造住宅としてはお手頃な価格帯です。
しかし、価格だけで判断するのではなく、檜材の耐久性や高断熱性能、標準仕様の充実度といった価値を総合的に見ることが重要です。
他の大手メーカーと比べてもコスパに優れた魅力的なハウスメーカーですが、一方で営業担当者や契約上の独自ルールなど注意すべき点もあります。
家づくりで失敗しないためには、日本ハウスHDのメリット・デメリットを正しく理解し、複数社のプラン比較や綿密な打ち合わせを経て判断することが肝心です。
檜の香る高性能な住まいが、予算内で手に入れば理想的ですよね。
ぜひ本記事の情報やポイントを参考に、理想のマイホーム実現に役立ててください。
日本ハウスの家づくりについて理解が深まり、皆さんの家づくりの検討に少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
※本記事はプロモーションの内容を含みます。