「アイ工務店でマイホームを建てたいけれど、坪単価が高いって本当?」
「他のハウスメーカーと比べて損はしないかな…?」
そんな不安や疑問をお持ちではないでしょうか。
大手ハウスメーカーのアイ工務店は、高性能な住宅を手頃な価格で建てられると評判ですが、最終的な費用感や他社との違いで悩む方も多いですよね。

実は、アイ工務店の坪単価は約65〜75万円と、ハウスメーカーの中でもコストパフォーマンスに優れた水準です。
ただし価格だけで判断するのは早計です!費用の内訳や他社との比較、評判まで知れば、適正かどうか見極められます。
本記事では、注文住宅のタスク管理アプリ「家づくり手帳」を運営している私が、アイ工務店の坪単価の推移や特徴・商品ラインナップ、メリット・デメリットなどを余すことなく解説します。
坪単価に関する注意点やコストダウンの方法、会社情報や対応エリアまで網羅し、家づくりで失敗・後悔しないためのポイントを丁寧に紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!
アイ工務店の坪単価を知る前に

アイ工務店は、一言で言えば「高コスパな住宅が建てられる」のが魅力的なメーカーです。
ただ一方気になるのは、「本当にこの価格で大丈夫なの?」といった不安ですよね。。
アイ工務店の坪単価はローコスト住宅と中堅ハウスメーカーの中間くらいです!
だからこそ、他のハウスメーカーと比べて、「もっと高くても提案力のあるところにしておけば…」「やっぱりローコスト住宅にしておけば…」などと後悔しないためには、どうすればいいのでしょうか。
私が家づくりアプリを運営する中でたどり着いたひとつの答えは、「必ずカタログと見積もりを比較する」ことです。
1社しか見ない人は適正価格がわからず、そのハウスメーカーが安いのか高いのか比較できません。
設備やデザインと、それに対応する相場感覚をしっかり理解していないと、知らず知らずのうちに足元を見られ、高額の見積もりにされてしまうこともあるんです。
なので、家づくりを検討している場合は必ず、気になるハウスメーカーのカタログと見積もりの比較が欠かせないんです。
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アイ工務店の坪単価

まず、アイ工務店の坪単価(建物価格を延べ床面積の坪数で割った値)の平均相場を見てみましょう。
最新の調査では、アイ工務店の坪単価は平均で約50万円台~80万円台前後と報告されています。
例えばローコスト住宅のようなシンプルなプランなら坪単価50万円台から可能ですが、充実したオプションを付けた高品質な仕様にすれば坪単価80~90万円近くになるケースもあります。

注文住宅業界ではローコスト住宅と中堅ハウスメーカーの中間くらいに位置します。
一般的には標準的な注文住宅で坪単価90〜120万円程度、規格住宅(企画型商品)なら坪単価70〜90万円台に収まるケースが多いです。
タマホームやアキュラホームなどのローコスト系が坪単価50~60万円台、一方で積水ハウスやヘーベルハウスなど大手ハウスメーカーは坪単価80~100万円超えが一般的です。
そうした中でアイ工務店の価格帯は「大手より安く、ローコストより高性能」というポジションと言えます。
実際、アイ工務店は自由設計によるプラン提案力と、高気密高断熱・耐震等級3相当の高い住宅性能を持ちながら、価格は抑えめなコストパフォーマンスの良い優良ビルダーとして注目されています。
実際の施工費用はどうでしょうか。
例えば延床面積30坪(約99㎡)の家であれば、本体工事だけで1,500〜2,400万円前後は必要になる計算です。
もっとも注意したいのは、この坪単価は本体工事費のみの目安価格だという点です。

後ほど詳しく触れますが、坪単価には建物本体の工事費用しか含まれず、地盤改良や外構、諸経費などは別途かかります。
そのため「坪単価○○万円だから予算内だ」と鵜呑みにするのではなく、最終的な総額がいくらになるかを必ず確認しましょう。
アイ工務店は標準仕様でも充実していますが、オプション選択次第では当初想定より費用が上振れすることもあります。
「アイ工務店は坪単価が安いからお得!」と飛びつく前に、設備や構造の内容も含めた実質的な坪単価を見極めることが大切です。

とはいえ平均70万円/坪前後という価格設定自体は業界水準から見ても良心的で、価格以上の満足度を感じている施主も多いようです。
では、その坪単価がこれまでどのように推移してきたのか、次の章で見てみましょう。
アイ工務店の坪単価の推移
ここで、アイ工務店を含む全国の平均坪単価の推移(2012〜2024年)を見てみましょう。
実は、坪単価はここ数年で大きく値上げしています。

坪単価は、2010年代から現在にかけて右肩上がりに推移しています。
特に2017年以降は人件費や資材価格の高騰により、住宅建築費が急激に値上がりしました。
2020年前後は一時的に横ばいでしたが、2021年以降再び上昇が顕著で、2024年時点では全国平均で約90万円/坪に迫る水準となっています。
つまり現在、アイ工務店に限らず家づくり全体のコストが上昇傾向にあるため、「思ったより高い」と感じるケースが増えているのです。
こうした背景を踏まえると、「いつか建てよう」と考えている間にコストがさらに上がってしまう可能性も高いと言えます。
現にここ数年で坪単価は1.5倍に上昇しており、このトレンドは今後もしばらく続くと予想されています。
そのため、「建てたい」と思った今こそが、最もコストを抑えて家を建てられるタイミングかもしれません。

将来の価格上昇を見越すなら、早めに行動することこそが後悔しないためのコツと言えるでしょう。
参考までに、坪単価の推移概算を表にしたものを掲載しておきます。
年 | 平均坪単価 |
---|---|
2012 | 570,640円 |
2013 | 578,338円 |
2014 | 596,226円 |
2015 | 609,849円 |
2016 | 614,815円 |
2017 | 624,113円 |
2018 | 631,605円 |
2019 | 640,047円 |
2020 | 647,963円 |
2021 | 654,207円 |
2022 | 677,751円 |
2023 | 776,441円 |
2024 | 836,683円 |
※国土交通省「建築着工統計」をもとに試算した概算値
アイ工務店と他社10社との坪単価比較表

アイ工務店の坪単価を他の主要ハウスメーカー10社と比較してみましょう。
アイ工務店の価格帯が具体的にどれくらいなのか、主要ハウスメーカーの平均坪単価と並べて比較してみます。
以下は参考データですが、各社の平均的な坪単価を一覧にしました。
ハウスメーカー | 平均坪単価 (税込) |
---|---|
積水ハウス | 82.5万円 |
ヘーベルハウス (旭化成ホームズ) | 96.2万円 |
ダイワハウス | 82.9万円 |
ミサワホーム | 82.2万円 |
セキスイハイム | 85.5万円 |
パナソニックホームズ | 91.3万円 |
住友不動産(新築) | 77.7万円 |
クレバリーホーム | 68.0万円 |
アイ工務店 | 74.4万円 |
ヤマダホームズ | 65.9万円 |
※上記は各社の主力商品を中心とした概算の坪単価目安です。
※この表は常に更新しているため他記事とは数値が異なることがあります。
この比較から、アイ工務店の坪単価は大手ハウスメーカーより明らかに安く、かつローコスト系よりはやや高めであることが分かります。
例えば積水ハウスやヘーベルハウスは平均80~100万円超と高価格帯ですが、アイ工務店は約74万円/坪と、それらより1~2割ほど安い位置にいます。
一方でクレバリーホームやヤマダホームズといったローコスト~ミドルクラスのメーカーと比べると、アイ工務店は数万円/坪高い水準です。
これはアイ工務店が中堅クラスの適正価格で高品質を実現していることを裏付けています。
性能面では大手に引けを取らず、価格は大手より抑えめというのが魅力ですが、ローコストメーカーと比べて圧倒的に安いわけではありません。
しかしローコスト住宅では標準仕様が簡素だったりオプション必須だったりするところ、アイ工務店は標準で高性能なので、最終的な満足度を考えると割安感があると評価できます。

もちろん坪単価はあくまで指標の一つで、各社ごとに強み・弱みや提案内容が異なります。
価格が近しいメーカーでも、「耐震や断熱ならこちらが得意」「デザインや保証内容で違いがある」といった差があります。
アイ工務店の場合は前述のようにコストと性能のバランスに優れますが、企業ブランド力では積水ハウスなど老舗に及ばない部分もあります。
家づくりでは価格面だけでなく、自分たちが重視するポイント(デザイン、設備、アフターサービス等)でどの会社が合うかもしっかり比較検討しましょう。
その上で、価格も納得できるならアイ工務店は有力な選択肢になるでしょう。
各社とも商品ラインによって価格帯は幅があります。
アイ工務店の場合も、先述のように標準仕様であれば他社並みですが、充実した設備・仕様を選べば最高クラスの価格帯になります。
他社比較において重要なのは、同じ条件で比較することです。
例えば延床面積や構造・性能グレードを揃えて見積もりを取れば、アイ工務店と他社のコスパの違いがより正確に見えてきます。
この点については、比較検討をしないまま契約するのは避け、必ず複数社の提案・見積もりを入手することをおすすめします👇
アイ工務店の特徴

アイ工務店が選ばれる理由のひとつに、「価格の割に住宅性能が高い」という点があります。
この章ではアイ工務店の家づくりの特徴や標準仕様を見ていきましょう。
アイ工務店は自由設計の高品質注文住宅を適正価格で実現することを掲げており、標準仕様においても以下のような優れた性能・設備が含まれます。
高気密・高断熱性能が標準
アイ工務店の住宅は断熱性に非常に優れています。
壁には独自の「W断熱工法」を採用し、フェノールフォーム断熱材とウレタン吹付断熱材の二重で家全体を包み込んでいます。
窓にはLow-Eトリプルガラス(アルゴンガス入り)+高性能樹脂サッシを標準装備しており、UA値は0.4前後という次世代省エネ基準を大きく上回る断熱性能を実現。
冬の寒さや夏の暑さを室内に伝えにくく、冷暖房効率の高い快適な住環境が得られます。
また高気密施工にも注力しており、気密測定でC値(隙間相当面積)の良好な数値を確保しています。

こうした高断熱高気密住宅であるため、断熱等級6相当やZEH基準も標準でクリアしてます。
耐震等級3の強い構造
構造面でもアイ工務店は妥協がありません。
全棟で住宅性能表示制度の耐震等級3(最高ランク)相当を標準取得できる耐震性能を備えています。
具体的には、基礎は鉄筋コンクリートべた基礎を採用し、面で建物を支えることで不同沈下や大地震にも耐えられる土台を作ります。
構造躯体にはプレカットによる精密な仕口加工と金物接合を組み合わせ、柱と梁の接合部を強固に固定。
さらに必要に応じて壁倍率5倍相当の耐力壁(モノコックパネル)を配置し、床には厚さ28mmの構造用合板による剛床構造を採用するなど、地震の揺れを建物全体で受け止め分散する工夫がなされています。
その結果、「地震が来ても安心」「構造躯体の安定感がある」といった安心感が利用者から聞かれます。

耐震等級に加え耐風や耐雪性能も考慮されており、地域の気候条件に応じた構造計算もしっかり実施されてます。
充実の設備
アイ工務店の家は快適性にも配慮が行き届いています。
例えば24時間計画換気システム(セントラル換気)を標準搭載し、家中の空気環境をクリーンに保ちます。
高気密住宅は換気が重要ですが、常時適切な換気が行われることで、ホコリやCO2がこもらず新鮮な空気が循環する住まいになります。
また、オリジナルの遮熱ボード「クールAI」を屋根裏に施工することで夏場の日射熱を遮断し、快適性と省エネ性を高める工夫もされています。
さらに長期優良住宅の標準対応や認定低炭素住宅への対応も可能で、長く安心して暮らせる高耐久・省エネ住宅を実現しています。
防音仕様にも配慮し、先述のトリプルガラスサッシは防音効果も高いため外部の騒音をかなりカットできるとの声もあります。

こうした住宅性能の高さは、アイ工務店が「性能と価格のバランスが良い」と評価される大きな理由です。
自由設計&アイデア提案力
性能面だけでなく、間取りやデザインの自由度もアイ工務店の魅力です。
規格型の商品ではなく完全自由設計を基本としており、ライフスタイルに合わせたプランニングを得意としています。
特にアイ工務店は縦方向の空間活用に強みがあり、1.5階や2.5階といった中二階・スキップフロアのある家、大空間吹き抜けのある家など、立体的な間取り提案に定評があります。
「家族それぞれの居場所を作るタテの空間設計」「生活動線を工夫したヨコの空間設計」といった独自のコンセプトを掲げ、お客様の要望に沿った柔軟な間取りのアイデアを出してくれます。

実例でも「スキップフロアでおしゃれな空間になった」「収納や動線の工夫で暮らしやすい家になった」という声が見られ、設計力の高さがうかがえます。
外観デザインもシンプルモダンから和モダン、ナチュラル、重厚な邸宅風までバリエーションを選択可能で、施主の好みに合わせた家づくりができます。
以上のように、アイ工務店は価格帯のわりに標準性能が充実し、プラン提案力も高いことが大きな特徴です。
「コストを抑えながらも高品質な家を建てたい」「大手ほど高額でなくても、性能は妥協したくない」という方にはうってつけの住宅会社と言えるでしょう。
アイ工務店の人気商品
アイ工務店では現在、メインとなる注文住宅商品は「N-ees(ニーズ)」と「HILLUS(ヒルズ)」の2種類です。
アイ工務店で家を建てる際は、まず予算に合わせてN-ees or HILLUSを選択し、そこから細かな仕様決めを行う流れになります。
商品バリエーションは多くありませんが、それぞれコンセプトや価格帯が異なり、施主のニーズに合わせた選択ができます。
それぞれの特徴と坪単価の目安を解説します。
N-ees(ニーズ)

N-eesはアイ工務店の主力商品で、2023年に登場した高断熱仕様の注文住宅です。
コンセプトは「もっと楽しく、ずっと快適に。」で、その名の通り断熱性能を大幅に強化しつつ価格を抑えています。
N-eesの坪単価は約60万~65万円前後が目安で、アイ工務店の標準的な価格帯の商品と言えます。
標準でトリプルガラスやW断熱工法など高性能仕様を備えており、ZEH対応・長期優良住宅対応も可能です。
自由設計で間取りの柔軟性も高く、「コスパの良い高性能住宅」を求める幅広い層にマッチする商品となっています。
N-eesは発売以来人気を博し、以前アイ工務店にあった「Praie」「Ees」等のシリーズを統合する形で現在はN-ees一本に注力しているようです。

「標準仕様だけでも十分満足できる」と評判で、初めての家づくりでも安心感のある商品と言えます。
HILLUS(ヒルズ)

HILLUSはアイ工務店が提供するワンランク上の高級注文住宅です。
コンセプトは「邸宅のような上質感を実現する住まい」で、N-eesに比べてデザイン性・仕様ともにグレードアップしています。
坪単価は約70万~75万円程度が目安で、N-eesよりも坪あたり+10万円ほど高い設定です。
そのぶん外観・内装の高級感や提案内容は上質で、完全オーダーメイドの贅沢な住まいづくりが可能です。
HILLUSでは都市の高級住宅街にふさわしい邸宅デザインを実現することを目指しており、営業担当者も専任で手厚くプランニングをサポートします。
実際のHILLUS邸宅を見学できる完成内覧会(芦屋や六甲などで開催)も用意されており、商品力に自信を持っている様子がうかがえます。

HILLUSは「ワンランク上の家を建てたい」「立地に見合った高級感ある住まいにしたい」という方に向いており、性能面はN-ees同様に高気密高断熱・耐震等級3を確保しつつ、デザインや素材の選択肢が豊富なのが魅力です。
以上の2商品が現在の柱となっています。
アイ工務店は商品ラインナップがシンプルで、「どれを選ぶか迷う」心配は少ないかもしれません。
N-eesをベースに、自分たちの予算やこだわりに応じてHILLUS相当のグレードにするか、といったイメージです。
なお、過去には他の商品名もありましたが、現在は基本的にN-ees系統に集約されているようです。
商品バリエーションが大手に比べて限られている点は後述するデメリットにも通じますが、その分プランの自由度は高く、オプションで自分好みの仕様に仕上げることができます。
なお、アイ工務店の商品ラインナップについて詳しく知りたい場合は、カタログ請求で最新情報を確認できます👇
アイ工務店の追加費用例

家づくりの見積書を見ると、坪単価×坪数で算出される「本体工事費」以外にも多くの費用項目が並びます。
アイ工務店でも見積書上で追加費用が色々とかかりますが、主な例を挙げてみましょう。
以下のような費用は本体価格に含まれず別途発生することが一般的です(いわゆる「付帯工事」「諸費用」と呼ばれるものです)。
地盤改良費・基礎工事費
建築予定地の地盤強度によっては、地盤改良工事(表層改良・柱状改良・杭打ち等)が必要です。
また基礎形状も地盤に合わせて増強する場合、追加費用がかかります。

軟弱地盤だと数十万〜数百万円規模の地盤改良費が発生するケースもあります。
屋外給排水工事・電気ガス引き込み費
敷地内への上下水道の引き込み工事や、電力・ガスの配管工事などインフラ整備費です。
建物本体工事費には含まれないため、別途見積もりとなります。

敷地状況によって費用は変わりますが、目安として数十万円程度は見込んでおきます。
諸経費(工事管理費・事務経費)
工事現場の管理費や事務手数料など名目の諸経費が見積もりに載ります。

建物価格の数%程度(例:本体価格5,000万円の場合で150〜250万円前後)を目安に計上されることが多いです。
外構工事費
門扉・フェンス、駐車場やアプローチ、庭造りなど敷地まわりの工事費です。
建物と同時に依頼する場合、かなり費用がかさみがちな項目で、凝った外構にすると数百万円単位になることも珍しくありません。

シンプルに抑えても最低100万前後は見ておきたいところです。
住宅ローン関連費用
ローン手数料・保証料、火災保険料、登記費用などです。
これらは建築費とは別枠ですが、家づくり全体の費用としては無視できません。

トータルで100万〜200万円程度になるケースが多いでしょう。
家具・カーテン・照明・エアコン代
新居に合わせて新調する家具家電類の費用です。
ハウスメーカーのオプション扱いにするか、自分で購入するかによりますが、全室分を揃えるとまとまった金額になります。

特にカーテンや照明は後回しにしがちですが、意外と費用がかかる点に注意です。
オプション工事費
太陽光発電システムや蓄電池、床暖房、天井高アップ、造作家具など、こだわりのオプションを追加すればその都度費用が発生します。
アイ工務店は高性能なオプションが充実していますが、その分オプション費用も高額になりやすい傾向です。

必要なものと不要なものを見極めて採用しましょう。
以上のように、本体工事費以外にも様々な費用項目があります。
アイ工務店と他社を比較する際は、坪単価だけでなくこれら「坪単価に含まれない費用」をすべて含めた見積総額で判断することが大切です。
例えば他社より坪単価が安くても、付帯工事やオプションで費用がかさんで結果的に総額が逆転するケースもあります。
幸いアイ工務店は不要な広告費を抑えて価格に還元していると言われ、諸費用面でも良心的とされますが、それでも地盤改良や外構等で数百万円規模の追加費用は珍しくありません。
予算計画時には、本体価格+20%前後の諸費用を見込んでおくと安心です。
アイ工務店をはじめハウスメーカー各社では見積もり時に丁寧に説明してくれますが、「最初聞いていた坪単価×坪数より予算オーバーになった…」というのはよくある話です。
特に外構費用やオプション費用は見落としがちなので、初期段階からしっかり含めて資金計画を立てることが重要です。
広告などでよく見る「坪単価○○万円〜」は、一般に建物本体の価格のみを指します。
上記のような付帯工事費や諸費用は含まれていないため、実際の総費用は坪単価表示より大幅に上振れします。
「○○万円/坪で家が建つ!」という宣伝は鵜呑みにせず、総額で考えるようにしましょう。
アイ工務店の坪単価を安く抑える方法

アイ工務店での家づくりで費用を節約するコツを4つご紹介します。
高額になりがちな坪単価を少しでも安く抑えるために、ぜひ参考にしてください。
方法1:標準仕様を最大限活用
アイ工務店は標準仕様の設備・仕様が高品質で充実しています。
キッチンやバス、トイレなどの水回りから床材・建具、断熱材に至るまで、基本プランのままで十分満足できる内容になっています。
そのため「あれもこれも」とオプション追加しすぎないことがコストダウンの近道です。
オプションは魅力的に感じますが、一つ一つ価格が上乗せされ、積み重なると坪単価も大幅アップします。
特にハウスメーカー経由のオプションは割高になることも多いため、「本当に必要な設備・仕様か?」を見極め、標準仕様内で叶えられる工夫がないか営業担当と相談しましょう。

例えば食洗機やカップボードなど設備も標準で含まれるものがありますので、カタログをよく確認してみてください。
方法2:間取り・形状の工夫
家の設計次第でコストは大きく変わります。
例えば、シンプルな総二階の形状や無駄のない間取りは、凹凸の多いプランや大空間だらけのプランに比べてコストを抑えられます。

部屋数や設備も将来を見据えて必要最小限にすることで無駄を省けます。
例えば「子どもが巣立った後は余る部屋」はもったいないので、最初から可変性のある空間にしておき、必要な部屋数だけ作るのも一案です。
廊下を極力減らして有効面積を増やす、1階2階の柱・壁の位置を揃えて構造を効率化する、といったコスト配慮の設計も可能ですので、遠慮なく「予算内で収まる間取りのアイデア」を担当者に相談しましょう。

アイ工務店は自由設計が強みですから、設計段階の工夫次第で予算内に収める提案をしてくれるはずです。
方法3:早期契約特典やキャンペーンの活用
アイ工務店では時期によって早期成約割引やキャンペーンが行われている場合があります。
例えば期間限定でオプション1つサービス、太陽光パネル無料搭載キャンペーン、紹介制度による割引などです。
タイミングが合えばこうした特典を活用することで実質的な坪単価を下げることができます。
また年度末や決算期に契約すると値引き交渉に応じてもらいやすいという話も耳にします。
もっとも、焦って契約するのは禁物なので、あくまで適切な比較検討をした上でですが、契約のタイミングや交渉次第では数十万円規模の値引きが得られる可能性もあります。

営業担当者との話の中で「今はどんなキャンペーンがありますか?」と尋ねてみると良いでしょう。
方法4:複数社のプラン・見積もりを比較する
必ず複数の住宅会社からプランや見積もりを取り寄せて比較することも、一番と言っていいほど重要な節約ポイントです。
私は注文住宅サポートアプリ「家づくり手帳」を運営し、これまでに何人もの注文住宅経験者のリアルな声を聞いてきましたが、ハウスメーカー選びで後悔しない人は、みんな相見積もりを取っています。
これは、1社しか見積もりを取らないとその金額が本当に妥当なのか判断できず、相場感を知らないまま契約してしまうからです。
なので私は、必ず3社以上から相見積もりを取ることをおすすめしています。

でも、何社も相見積もりを取るのは正直面倒ですよね。
同じことを考えた家づくりの先輩たち約40万人が使っているのが、無料一括見積もりサイト「タウンライフ家づくり」です。
希望のエリアや間取りをたった3分入力するだけで、複数のハウスメーカーや工務店から一度に見積もりとカタログが届きます。
しかも、送ってくれるのはアイ工務店や大和ハウスなど大手を含む全国600社以上のハウスメーカー。
下のブランドロゴを見ればわかるように、有名企業は大体揃っています。

さらに、カタログや見積りだけではありません。あなただけのオリジナル間取り提案も無料で受け取ることができます。

あまり知られていませんが、累計利用者数はすでに40万人を超えており、注文住宅経験者の間では定番のサービスとして知られています。
家づくりのどの段階においても一度は必ず使っておくべきサイトといえるでしょう。
アイ工務店のメリット・デメリット

アイ工務店のメリット・デメリットを整理しておきましょう。
実際に建てた人の口コミや評価から見えてくるポイントですので、契約前の判断材料にしてください。
ここでは口コミや評判から見えてくるアイ工務店の長所・短所をまとめます。
良い面だけでなく懸念点もしっかり把握しておきましょう。
メリット1:高コスパで性能が良い
何と言っても住宅性能に対して価格が抑えられている点が大きなメリットです。
「同じ性能なら他社より安く建てられた」「値段の割にしっかりした造り」といった声が多く、費用対効果に満足する施主が目立ちます。

耐震等級3や高断熱仕様など安心できる品質を持ちながら、坪単価・総額が手頃に収まるケースが多いため、予算重視だけど性能も譲れない方に評価されています。
メリット2:自由設計で理想の間取りが実現できる
アイ工務店は顧客の要望に柔軟に応えるプラン提案力に定評があります。
「吹き抜けのある広々LDKが叶った」「縦の空間活用でゆとりある間取りになった」など、間取りの工夫に満足する声が多数あります。
大空間やスキップフロアなど難易度の高い要望にも応えてくれた例もあり、設計の自由度・対応力はメリットと言えるでしょう。

規格住宅にありがちな制約が少ないため、こだわりの強い施主でも理想の住まいを追求できます。
メリット3:デザインの選択肢が豊富
外観・内観デザインの評判も上々です。
シンプルモダンや和風、洋風など複数のデザインテイストから選べるうえ、外壁材や屋根材、内装クロスや設備のカラーなどもバリエーション豊かです。
「おしゃれな外観に仕上がった」「インテリアにも細部までこだわれた」といった声があり、注文住宅ならではのデザイン面の満足度も高いようです。

特に外壁タイル仕上げなど他社では高額オプションのものが採用できたケースもあり、「標準の範囲内でデザイン性を確保できた」という意見もあります。
メリット4:急成長中の企業で勢いがある
2010年創業の新興ビルダーながら、ここ十数年で全国展開し業績を伸ばしている点も一つの長所です。
急成長=供給棟数が増えていることから、実績とノウハウが蓄積されてきていることを意味します。
「会社の勢いが感じられて信頼できる」「アフターや保証もしっかりやってくれた」という声もあり、今後の企業発展性も期待されています。
知名度では大手に劣るものの、その分価格競争力や地域密着サービスで勝負している印象で、満足度調査などでも上位に顔を出す存在です。

アフターサービスに関しても大手同等の長期保証制度を備えており、アフターメンテナンス拠点も順次拡大しています。
デメリット1:商品バリエーションが少ない
アイ工務店は現在商品ラインが実質2種類(N-eesとHILLUS)しかなく、選択肢が限られる点はデメリットと言えます。
他のハウスメーカーのように「和風が得意なシリーズ」「平屋専用の商品」「二世帯プラン専用商品」といった細かな分化がないため、人によっては提案が画一的と感じる可能性があります。

ただし自由設計でカバーできる部分も大きいので、大きな欠点ではありませんが、「カタログを見比べて商品を選ぶ楽しさ」は少ないかもしれません。
デメリット2:担当者次第で対応に差がある
口コミでは営業担当を評価する声が多い一方、「担当者によってはレスポンスが遅かった」「連絡ミスがあった」という否定的な意見も一部見られました。
急拡大している会社ゆえ、支店や担当者によって経験値に差があるのかもしれません。
特に人に依存する部分(打ち合わせの進め方や現場管理など)で不満を感じたケースが報告されています。
これはどの会社でも起こり得ることですが、担当者ガチャの運・不運は存在すると考えておいた方が良さそうです。

対応が合わないと感じた場合は、思い切って担当変更をお願いするなど、自衛策も検討しましょう。
デメリット3:企業としての歴史が浅い
2010年創業で実績棟数は右肩上がりですが、老舗大手に比べれば会社の歴史は浅く、将来的なアフター体制の不安を指摘する声もゼロではありません。
「会社が急拡大しているので潰れる心配は少ないと思うが、歴史の長さという安心感は大手に軍配」といった声もありました。
ただし逆に新しい分フットワーク軽く最新技術を導入しているなどプラスにも働いており、大きなデメリットではないでしょう。

アフターサービスや保証内容も他社並み(初期30年保証など)に整備されていますので、あとは会社が長く続き信頼性を獲得することに期待ですね…!
総じて、アイ工務店のメリットは「価格・性能・提案力のバランスが優れている」ことに尽きます。
一方デメリットとしては「絶対的ブランド力の弱さ」などが考えられます。
ただ、実際に建てられた方の満足度はおおむね高く、「アイ工務店で建てて良かった」という声が多いのも事実です。
メリット・デメリット双方を理解した上で、自分たちに合う会社かどうか判断してみてください。
アイ工務店で失敗しないためのポイント
アイ工務店で後悔しないためのポイントをまとめます。
注文住宅という大きな買い物だからこそ、以下の点に気をつけましょう。
ポイント①:必ず複数社のプラン・見積もりを比較する
前述の通り、比較検討は家づくり成功のカギです。「気になるハウスメーカーのカタログはとりあえず全て取り寄せて比較すること」が最も重要です。
アイ工務店が第一志望でも、他社の提案・価格も確認した上で契約判断するようにしましょう。
もし他社の方が安く同等の家を建てられると分かれば交渉もできますし、逆にアイ工務店にしかない強みが再確認できるかもしれません。

比較せずに即決すると「もっと安くできたのに…」と後悔するリスクが高まります。
ポイント②:予算と優先順位を明確にしておく
アイ工務店は自由設計が強みなので、どうしてもあれもこれもと叶えようとして費用が高くなりがちです。
家づくりでは理想がどんどん膨らみがちですが、全てを叶えようとするといくらお金があっても足りません。

「予算内に収まったけれど、理想のマイホームからはかけ離れてしまった…」という事態は避けたいですよね。
そこで、絶対に譲れない条件(間取りや性能など)と妥協できる部分を家族で話し合ってリスト化しておきましょう。
「ここは妥協できる」「ここは絶対に欲しい」を整理しておけば、打ち合わせ中にオプション追加しすぎて後から青ざめる…なんて事態も避けられます。

なお家づくりの要望をまとめるには、アプリ「家づくり手帳」の活用もおすすめです!
アイ工務店の提案を受ける際も、家づくり手帳で作成したリストを共有すれば、自然と的確なプラン調整ができます。
優先順位が明確なら、不要なオプションを削る判断もしやすくなり、満足度の高い家づくりにつながるのです。
ポイント③:モデルハウスや完成住宅を自分の目で確認する
アイ工務店に限らず言えることですが、契約前に必ずモデルハウスや見学会で実物を見るようにしましょう。
加えてオーナー宅見学会や完成見学会があれば積極的に参加し、実際の生活空間や施工仕上がりをチェックしましょう。
カタログや図面だけでは分からない細部の質感や間取りの体感が得られ、「思っていたのと違う」というミスマッチを防げます。
高い買い物ですから、五感で体験して納得してから契約することを強くおすすめします。

契約前にできるだけ多く情報収集し、「こんなはずじゃなかった」を防ぐことが大切です。
アイ工務店の会社情報
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | 株式会社アイ工務店 |
ブランド名 | アイ工務店 |
創業・設立 | 2010年7月13日 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 約2,460名(2025年4月現在) |
年間着工・引渡棟数 | ・年間引渡:約5,000棟超(2024年度) ・累計引渡:約26,000棟(創業以来) |
本社所在地 | 大阪府大阪市中央区心斎橋筋1‑9‑17 エトワール心斎橋9F |
公式HP | https://www.ai-koumuten.co.jp |

余談ですが、アイ工務店の社名の「アイ」は「愛」が由来。「家族を守り、愛を育む家づくり」が企業テーマとなっています。
アイ工務店の対応エリア
アイ工務店は、2010年7月に関西で創業した比較的新しいハウスメーカーなので、まだ日本全国全ての地域をカバーはできていません。
しかしながら対応エリアは年々拡大しており、現在では北海道から九州まで全国各地に営業拠点・展示場を展開しています。
- 関西エリア(大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山)
- 関東甲信越エリア(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・群馬・栃木・山梨・長野)
- 東海・北陸エリア(愛知・岐阜・静岡・石川・富山など)
- 東北エリア(青森・岩手・宮城など)
- 中国・四国エリア(広島・岡山・香川など)
- 九州エリア(福岡・熊本・鹿児島など)
全国の主要都市はほぼカバーしていると言ってよいでしょう。
各地に支社や支店、展示場があり、モデルハウス見学や相談が可能です(公式サイトにて「展示場一覧」を確認できます)。
これだけ広範囲に展開している住宅会社は、中堅では異例の存在で、アイ工務店の躍進ぶりがうかがえます。
まとめ
以上、アイ工務店の坪単価から特徴、商品ラインナップ、費用の内訳、コスト削減方法、メリット・デメリット、注意点、会社情報、対応エリアに至るまで幅広く解説しました。
平均坪単価は約70万円前後とされ、ここ数年でやや上昇傾向にあるものの、それでも大手ハウスメーカーよりは抑えられた価格帯で高性能な家づくりが可能です。
耐震等級3や高断熱仕様など標準で高い住宅性能を備え、自由設計で理想のプランを実現できるコストパフォーマンスの高さがアイ工務店の魅力です。
一方で、商品展開がシンプルなことなどの課題も見られました。

ただ総合的に見れば「価格も性能もバランスが良い優良ビルダー」という評価が妥当だと思います!
ぜひ本記事の情報やポイントを参考に、理想のマイホーム実現に役立ててください。
アイ工務店の家づくりについて理解が深まり、皆さんの家づくりの検討に少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
※本記事はプロモーションの内容を含みます。