「アイダ設計でマイホームを建てたいけど、安かろう悪かろうって本当?」
「他のハウスメーカーと比べて損はしないかな…?」そんな不安や疑問をお持ちではないでしょうか。
大手ハウスメーカーのアイダ設計は、価格の安さが魅力的だけど品質面が心配という評判もあり、契約して大丈夫か悩む方も多いですよね。

実は、アイダ設計の坪単価は50万円前後と、ハウスメーカーの中でもかなり安い部類です。
ただし価格だけで判断するのは早計です!費用の内訳や他社との比較、評判まで知れば、適正かどうか見極められます。
本記事では、注文住宅のタスク管理アプリ「家づくり手帳」を運営している私が、アイダ設計の坪単価の推移や特徴・商品ラインナップ、メリット・デメリットなどを余すことなく解説します。
坪単価に関する注意点やコストダウンの方法、会社情報や対応エリアまで網羅し、家づくりで失敗・後悔しないためのポイントを丁寧に紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!
アイダ設計の坪単価を知る前に

アイダ設計は、一言で言えばローコストで価格の安さが魅力的なメーカーです。
ただ一方気になるのは、住宅の品質やアフター対応ですよね。
アイダ設計の坪単価は、正直かなり安いです!
しかしだからこそ、他のハウスメーカーと比べて、「もっと安心できるハウスメーカーにしておけば…」と後悔しないためには、どうすればいいのでしょうか。
私が家づくりアプリを運営する中でたどり着いたひとつの答えは、「必ずカタログと見積もりを比較する」ことです。
1社しか見ない人は適正価格がわからず、そのハウスメーカーが安いのか高いのか比較できません。
設備やデザインと、それに対応する相場感覚をしっかり理解していないと、知らず知らずのうちに足元を見られ、高額の見積もりにされてしまうこともあるんです。
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アイダ設計の坪単価

アイダ設計の坪単価は1坪あたり約35万〜65万円程度とされています。
ローコスト住宅として知られるだけあって非常にリーズナブルで、平均的には50万円前後で建てられるケースが多いようです。
坪単価に幅があるのは、低価格志向の商品から高級志向の商品まで幅広いラインナップを用意しているためです。
最高で坪単価65万円ほどになる商品もありますが、実際には多くの人が延床面積30〜40坪の家を総額2,000万円以内(坪単価換算で35〜50万円程度)で契約しており、設備にこだわらなければ格安でマイホームが手に入るのが強みです。
例えば延床面積30坪(約99㎡)の家であれば、本体工事だけで1050〜1950万円前後は必要になる計算です(※実際の総額はこの他に諸費用が加わります)。

もちろん土地代や付帯工事費を含めた総額ではさらに費用がかかりますが、概算の目安として坪単価×延床坪数でおおよその本体価格を把握しておきましょう。
反対に、「本体価格○○万円台で家が建つ!」という宣伝文句だけを見て飛びつくのは危険です。
坪単価には基本的に本体工事費しか含まれておらず、別途屋外工事費や諸経費が必要になります。
アイダ設計は「正直価格」を掲げており明瞭な見積もりを出してくれますが、それでも契約前に何が含まれて何が含まれないのかは十分に確認するようにしましょう。
坪単価という数値ばかりに目が行きがちですが、安く建てた家には安いなりの理由もあります。

とはいえ、アイダ設計の場合はコスト削減の企業努力を徹底しつつも住宅の基本性能は一定水準を満たしているため、「安かろう悪かろう」では決してありません。
価格と品質のバランスを見極めるためにも、次章以降で詳しく特徴や他社比較をチェックしていきましょう。
アイダ設計の坪単価の推移
ここで、アイダ設計を含む全国の平均坪単価の推移(2012〜2024年)を見てみましょう。
実は、坪単価はここ数年で大きく値上げしています。

坪単価は、2010年代から現在にかけて右肩上がりに推移しています。
特に2017年以降は人件費や資材価格の高騰により、住宅建築費が急激に値上がりしました。
2020年前後は一時的に横ばいでしたが、2021年以降再び上昇が顕著で、2024年時点では全国平均で約90万円/坪に迫る水準となっています。
つまり現在、アイダ設計に限らず家づくり全体のコストが上昇傾向にあるため、「思ったより高い」と感じるケースが増えているのです。
こうした背景を踏まえると、「いつか建てよう」と考えている間にコストがさらに上がってしまう可能性も高いと言えます。
現にここ数年で坪単価は1.5倍に上昇しており、このトレンドは今後もしばらく続くと予想されています。
そのため、「建てたい」と思った今こそが、最もコストを抑えて家を建てられるタイミングかもしれません。

将来の価格上昇を見越すなら、早めに行動することこそが後悔しないためのコツと言えるでしょう。
参考までに、坪単価の推移概算を表にしたものを掲載しておきます。
年 | 平均坪単価 |
---|---|
2012 | 570,640円 |
2013 | 578,338円 |
2014 | 596,226円 |
2015 | 609,849円 |
2016 | 614,815円 |
2017 | 624,113円 |
2018 | 631,605円 |
2019 | 640,047円 |
2020 | 647,963円 |
2021 | 654,207円 |
2022 | 677,751円 |
2023 | 776,441円 |
2024 | 836,683円 |
※国土交通省「建築着工統計」をもとに試算した概算値
アイダ設計と他社10社との坪単価比較表

アイダ設計の価格帯が他社と比べてどの程度なのか、主要ハウスメーカーの坪単価目安を比較してみましょう。
下表では、大手を含む主なハウスメーカーの坪単価の目安を一覧にしています。
(※各社とも商品や地域によって変動があります。)
ハウスメーカー(ブランド) | 坪単価(目安) |
---|---|
積水ハウス | 120〜150万円 |
大和ハウス工業(ダイワハウス) | 120〜148万円 |
旭化成ホームズ(ヘーベルハウス) | 122〜130万円 |
住友林業 | 115〜130万円 |
パナソニックホームズ | 100〜145万円 |
三井ホーム | 100〜120万円 |
セキスイハイム(積水化学工業) | 85〜110万円 |
一条工務店 | 80〜100万円 |
スウェーデンハウス | 80〜100万円 |
トヨタホーム | 80〜110万円 |
住友不動産ハウジング | 70〜90万円 |
日本ハウスHD(旧東日本ハウス) | 55〜80万円 |
タマホーム | 40〜50万円 |
※上記は各社の主力商品を中心とした概算の坪単価目安です。
※この表は常に更新しているため他記事とは数値が異なることがあります。
ご覧のように、一般的な大手メーカーでは坪単価が100万円を超えるケースも珍しくありません。
その中でアイダ設計(約35〜65万円前後)はタマホームと並び最安クラスの価格帯と言えます。

価格面だけを見るとアイダ設計の安さが際立ちますが、同時に各社で標準仕様や構造性能に差があるため、一概に「安いからお得、高いから損」とも言えません。
例えば高額なメーカーは高品質な設備や充実のアフターサービスを備えている場合が多く、単純な坪単価の比較だけで優劣を判断できないのです。
この点については、比較検討をしないまま契約するのは避け、必ず複数社の提案・見積もりを入手することをおすすめします👇
アイダ設計の特徴

アイダ設計には価格以外にも注目すべき特徴がいくつかあります。
ローコストとはいえ、安さを支える企業努力や技術面での工夫が充実しており、家づくりにおける独自の強みとなっています。
ここではアイダ設計ならではの主な特徴を紹介します。
特徴1:自社一貫体制によるコスト削減
アイダ設計は土地仕入れから設計・施工、アフターサービスまで自社一貫体制で行っています。
他社のように業務の一部を外部委託しないため、中間マージンが発生せずコストダウンにつながっています。
全工程を社内で賄うことで余計な費用を省き、低価格を実現しているのです。
また、自社対応ゆえに問題発生時の責任の所在が明確で、対応も早いという利点があります。

住宅施工に関する責任を全て自社で負う姿勢は、価格だけでなくアフター面での安心感にもつながっています。
特徴2:住宅設備の一括仕入れと自社プレカット工場
「正直価格」を掲げるアイダ設計は、住宅設備や資材をメーカーから一括大量仕入れしています。
キッチンやバス、トイレなど人気の最新設備もまとめて大量購入することで1つあたりの仕入れ単価を大幅に下げ、コスト削減に成功しています。
また、自社でプレカット工場(木材加工工場)を保有しており、木材の仕入れから加工・管理まで自社で行います。
これにより材料ロスを減らし作業効率を上げてコストダウンするとともに、安定した品質管理も可能にしています。

大量仕入れ+自社加工の体制で、低価格ながら一定のクオリティを維持しているのが大きな強みです。
特徴3:狭小地設計の豊富な実績
社名に「設計」を冠している通り、アイダ設計は設計力に定評があります。
元々は設計事務所としてスタートした経緯もあり、プランニング面でのノウハウが豊富です。
そのため、敷地の狭い土地(狭小地)での住宅設計を得意としており、「他社に断られた難しい間取りを実現してくれた」という声もあります。
一般的に狭小地はプランニングが難しく追加の設計料がかかることもありますが、アイダ設計では自社の経験を活かして柔軟に対応してくれます。

限られた敷地でも空間を有効活用し、施主の要望を叶える提案力はアイダ設計ならではの魅力です。
特徴4:震度7クラスの耐震実験をクリア
低価格だと耐震性能など構造面が不安…という方もいるでしょう。
しかしアイダ設計は震度7相当の揺れによる耐震実験に合格しており、安いからといって構造が脆弱なわけではありません。
柱と梁の接合部に専用金物を用いてしっかり固定するなど、構造強度を高める工夫を取り入れています。
ただし全ての商品で耐震等級3を取得しているわけではないようなので、契約時には自分が選ぶプランの耐震性能を確認することは必要です。

それでも概ね住宅性能表示制度の基準を満たした家づくりがされているため、耐震性や耐久性においても一定の安心感が得られるでしょう。
特徴5:最長35年の長期保証と第三者機関の検査
アイダ設計では構造躯体に対して最長35年の長期保証制度(初期保証20年+延長15年)を用意しています。
定期点検と所定の有償メンテナンスをきちんと受ければ、新築住宅の構造部分を最長35年間も保証してもらえるのは大きな安心材料です。
また、施工中には第三者機関による品質検査も実施されています。
自社のチェックだけでなく外部の目で工事品質を確認することで、施工不良や見落としを防いでいます。

ローコストメーカーながら保証体制や検査体制に力を入れている点は、施主にとって心強いポイントと言えるでしょう。
アイダ設計は単に価格が安いだけでなく価格以上の価値を提供しようという企業努力が随所に見られます。
自社一貫対応や大量仕入れなどでコスト削減しつつ、構造強度や保証面にも配慮しているため、ローコスト住宅の中でも安心感は比較的高い部類です。
「安かろう悪かろう」を覆すべく工夫を凝らした家づくりを続けていることが、アイダ設計が選ばれる理由なのでしょう。
アイダ設計の人気商品
アイダ設計は自由設計の注文住宅から定額制のローコスト住宅まで、幅広い商品ラインナップを展開しています。
その中でも特に人気のある代表的なプランをいくつかご紹介します。
予算やこだわりに合わせて選べる商品が揃っているので、自分たちに合った家づくりの参考にしてください。
ブラーボ・スタンダード2

「ブラーボ・スタンダード2」はアイダ設計で最も人気があるスタンダードモデルです。
必要なものを厳選しつつコストを抑えた自由設計プランで、価格と品質のバランスに優れた定番商品となっています。
構造面では地震や台風時の水平力に備え、柱と梁を専用金物で強固に接合する工法を採用。
標準仕様の設備も充実しており、追加のオプション費用が発生しにくいのも嬉しいポイントです。
奇をてらった機能はありませんが、その分低予算で自分好みの家を建てたい人に選ばれているモデルです。

初めての家づくりで「とにかくコスパ重視」という方には有力な選択肢でしょう。
ブラーボ・ゼネクト

「ブラーボ・ゼネクト」はアイダ設計が提案する高性能なZEH住宅です。
断熱・耐震など従来の性能に加え、創エネルギー(太陽光発電)と蓄エネルギーシステムを備え、住まい全体で省エネ・創エネを実現する先進モデルとなっています。
高性能なグラスウール断熱材で家全体を包み、断熱等性能等級5・一次エネルギー消費量等級6(いずれも最高等級)相当の優れた断熱性能を誇ります。
太陽光発電で光熱費ゼロも目指せ、結露やカビの発生も抑えられる快適な室内環境が魅力です。
実際、アイダ設計のZEH住宅は「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」を4年連続受賞し、2019年には特別優秀賞も受賞しています。

ランニングコストまで考えた省エネ住宅を求める方に最適な、未来志向の注文住宅と言えます。
999万円の家

「999万円の家」は、その名の通り税込999万円という衝撃的な価格で提供される定額制の注文住宅プランです。
かつて「555万円の家」「777万円の家」など業界を驚かせる低価格商品を発売してきたアイダ設計が、近年の物価高騰を受けて2023年末より発表した新シリーズでもあります。
価格は抑えつつも自由設計×高品質を両立しており、「低価格でも理想のマイホームを」というコンセプトで誕生しました。
住宅設備は一括仕入れによるリーズナブルな標準仕様を採用し、自社プレカット工場での効率施工によってコストカットを実現しています。
例えばプラン例として、延床面積約79㎡の2階建て3LDKや、約66㎡の平屋2LDKなどが999万円で建築可能です。

家族構成やライフスタイルに合わせて間取りを自由に設計できる点も魅力で、「とにかく予算内でマイホームを叶えたい」というご家族に好評のプランです。
ブラーボ・ミニマル(888万円の家)

「ブラーボ・ミニマル」は税込888万円という価格設定のローコスト注文住宅です。
「555万円の家」は既に販売終了となりましたが、こちらの888万円プランがその流れを汲む低価格商品と言えます。
コンパクトながら必要十分な設備を備え、シンプルな間取りで暮らしやすさにも配慮した設計が特徴です。
例えば2LDK〜3LDK程度の基本プランをベースに自由設計も可能で、狭小地や平屋にも対応したバリエーションがあります。
ブラーボ・ミニマルは「最低限の広さでいいからマイホームが欲しい」という層に支持されており、若年夫婦やセカンドハウスを検討する方にも選ばれています。

オプションを追加しなければ広告どおりの価格で建築できるため、総額を抑えた家づくりをしたい人にとって心強い商品でしょう。
このようにアイダ設計は定額制の超ローコスト住宅から、高性能志向のZEH住宅まで幅広い商品を展開しています。
それぞれ価格帯やコンセプトが異なるため、自分たちの予算・ニーズに合ったモデルを選ぶことができます。
気になる商品があればカタログを取り寄せて詳細を確認し、他社商品とも見比べてみると良いでしょう。

豊富なラインナップの中から「これだ!」と思える一棟に出会えるのも、アイダ設計の家づくりの楽しさと言えます。
なお、アイダ設計の商品ラインナップについて詳しく知りたい場合は、カタログ請求で最新情報を確認できます👇
アイダ設計の追加費用例

アイダ設計で家を建てる際、契約時の本体工事費以外にも様々な追加費用が発生する可能性があります。
ローコストとはいえマイホームは大きな買い物ですから、「思ったより費用がかさんで予算オーバー…」と後悔しないように、どんな項目にお金がかかるか事前に知っておくことが大切です。
ここでは、アイダ設計でありがちな追加費用の例をいくつか紹介します。
追加費用例1:地盤改良・造成工事費
建てる土地の地盤整備にかかる費用です。
土地の地耐力が不足している場合、家を支えるために地盤改良工事(柱状改良や表層改良など)を行う必要があります。
また、敷地に高低差がある場合の造成工事や、古家解体後の整地費用なども発生します。
これらは建物本体の坪単価には含まれないため注意しましょう。
地盤改良費は地盤の状態によって大きく異なり、場合によっては数十万〜数百万円かかることもあります。

アイダ設計に限らず全ての住宅会社で共通する費用ですが、地盤調査の結果次第で予算が左右される点は押さえておきたいところです。
追加費用例2:屋外工事・外構費用
駐車場や庭、塀・フェンスなど屋外の工事費も別途必要です。
一般にハウスメーカーの提示する本体価格や坪単価には、家の外構(エクステリア)費用は含まれていません。
具体的には駐車スペースの造成、カーポート設置、アプローチやウッドデッキ、植栽や門扉・フェンス工事など多岐にわたります。
外構費用はこだわり次第で大きく変動し、シンプルな施工でも数十万円、凝った庭づくりをすれば数百万円になることもあります。
特に敷地が広い場合は外構範囲も広がり費用がかさむ傾向です。

「外構工事は後回し」と割り切る手もありますが、生活に最低限必要な部分(駐車場やアプローチ、防犯上の囲い等)はあらかじめ見積もりに入れて計画しておきましょう。
追加費用例3:グレードアップオプション費用
設備・仕様のグレードアップに伴う費用もチェックが必要です。
アイダ設計では標準仕様のままで十分住める内容になっていますが、それでも「もう少し良いものに変えたい」と思う部分が出てくるかもしれません。
例えば、キッチンをワンランク上のシステムキッチンに変更する、浴室にジャグジーやテレビを付ける、床材を無垢フローリングに変更する、外壁をタイル張りにする…といったオプションを追加するとその分費用が上乗せされます。
ローコストメーカーの場合、標準から外れるオプションは割高になる傾向があり、アイダ設計も例外ではありません。
「オプションをあれこれ付けた結果、当初の想定より大幅に予算が膨らんだ」というケースもあります。

どこまでを標準で賄い、どこからオプションに手を出すかは慎重に判断しましょう。
以上が主な追加費用の例です。
この他にも、火災保険料やローン手数料、登記費用などの諸経費も別途必要になります。
重要なのは、本体価格以外の費用も含めた総予算で資金計画を立てることです。
アイダ設計は見積もり段階で丁寧に内訳を説明してくれますが、「聞いていなかった費用」が後から出てこないよう、自分からも積極的に確認する姿勢を持ちましょう。

追加費用を把握しておけば、契約後に「こんなはずじゃなかった…」と慌てるリスクを減らせ、より安心して家づくりを進められます。
アイダ設計の坪単価を安く抑える方法

アイダ設計でなるべく建築コストを抑えるには、いくつかの工夫ポイントがあります。
ローコストメーカーとはいえ、選択次第では費用がかさんでしまう可能性もありますので注意が必要です。
ここでは、アイダ設計で坪単価(建築費用)を安く抑えるための3つの方法を紹介します。
方法1:外観や間取りをシンプルに設計する
家の形状やプランをシンプルにすることでコストダウンが可能です。
例えば、凸凹の少ない四角い総2階建てにすれば、凹凸の多い複雑な形状より無駄な材料や手間が減り費用を抑えられます。
屋根もシンプルな形状にした方が安価です。
また、間取りも凝った吹き抜けや大開口を多用せず基本的な構造に沿った配置にすることで、追加の補強や特殊工事が不要になりコスト減につながります。
アイダ設計は自由設計が可能ですが、だからといってあれこれ盛り込みすぎると値段も膨らんでしまいます。

「最低限これがあれば良い」というシンプルな家を目指すことが、坪単価を安くする第一のコツです。
方法2:オプションは厳選して採用する
前述のとおり、標準仕様から外れるオプションを追加すると費用が跳ね上がりがちです。
坪単価を安く抑えるには、オプション採用を慎重に見極めることが重要になります。
アイダ設計の標準設備はある程度充実していますので、「なくても困らないかな」と思う贅沢設備は思い切って省く決断も必要です。
たとえば最新式の高機能キッチンや豪華なお風呂など、憧れは尽きませんが、それらは後からリフォームで入れ替えることも可能です。
一方、構造や断熱など後から変更しづらい部分は標準仕様内でしっかり確保し、インテリアや設備のグレードアップは予算に余裕がある範囲で最小限にとどめるのが賢明でしょう。

「オプションを付けすぎない」これだけでも大幅なコスト削減になります。
方法3:工事不要な設備は施主支給も検討する
照明器具やカーテン、エアコンなど、専門工事を要しない設備は自分で用意(施主支給)するのも一つの方法です。
ハウスメーカー経由で発注すると定価扱いで高くつく照明やカーテン類も、インターネットや量販店で購入すれば安価に手に入ります。
また、こだわりの家具・家電類は最初から自分で設置する前提にしておけば、住宅本体に組み込む必要がなく費用計上されません。
アイダ設計でも施主支給を嫌がる雰囲気はなく、対応してもらえるケースが多いようです。
ただし、造作と一体になった照明(ダウンライト等)や設備は難しいため、あくまで後付け可能なものに限る点は注意しましょう。

自分で用意・設置できるものは極力自前でまかない、工事費とメーカー利幅を節約するのも有効なコストダウン術です。
方法4:複数社のプラン・見積もりを比較する
必ず複数の住宅会社からプランや見積もりを取り寄せて比較することも、一番と言っていいほど重要な節約ポイントです。
私は注文住宅サポートアプリ「家づくり手帳」を運営し、これまでに何人もの注文住宅経験者のリアルな声を聞いてきましたが、ハウスメーカー選びで後悔しない人は、みんな相見積もりを取っています。
これは、1社しか見積もりを取らないとその金額が本当に妥当なのか判断できず、相場感を知らないまま契約してしまうからです。
なので私は、必ず3社以上から相見積もりを取ることをおすすめしています。

でも、何社も相見積もりを取るのは正直面倒ですよね。
同じことを考えた家づくりの先輩たち約40万人が使っているのが、無料一括見積もりサイト「タウンライフ家づくり」です。
希望のエリアや間取りをたった3分入力するだけで、複数のハウスメーカーや工務店から一度に見積もりとカタログが届きます。
しかも、送ってくれるのはアイダ設計や大和ハウスなど大手を含む全国600社以上のハウスメーカー。
下のブランドロゴを見ればわかるように、有名企業は大体揃っています。

さらに、カタログや見積りだけではありません。あなただけのオリジナル間取り提案も無料で受け取ることができます。

あまり知られていませんが、累計利用者数はすでに40万人を超えており、注文住宅経験者の間では定番のサービスとして知られています。
家づくりのどの段階においても一度は必ず使っておくべきサイトといえるでしょう。
アイダ設計のメリット・デメリット

ここまでアイダ設計の特徴や価格面について見てきましたが、実際に利用するにあたってのメリット・デメリットを整理してみましょう。
良い点ばかりではなく注意点もしっかり把握した上で検討することが大切です。
アイダ設計で家を建てる際に考えられる主なメリットとデメリットを3点ずつ挙げてみます。
メリット1:高コスパで予算内に収まりやすい
アイダ設計最大のメリットは建築費用の安さです。
坪単価約50万円前後と、主要ハウスメーカーの半分以下の価格帯で建てられるため、限られた予算でも注文住宅を実現しやすくなります。
実際、アイダ設計で建てた人の7割以上が本体価格1,000〜1,500万円以内に収まっているというデータもあります(大手の半額以下)。
また、最初から限界まで安い「正直価格」で提示してくれるので、他社のように値引き交渉前提で高めの見積もりを出される心配も少ないです。
値引き交渉が苦手な人でも明朗会計で安心して契約できる点は大きなメリットでしょう。

総じてアイダ設計は「とにかくコストを抑えてマイホームを建てたい」という方にとって、非常に心強い存在と言えます。
メリット2:構造の信頼性が高く長期保証も充実
ローコストながら住宅の基本性能がしっかり確保されている点も見逃せません。
アイダ設計の住宅は震度7クラスの耐震実験をクリアしており、構造面の安全性に配慮されています。
安い家だから地震に弱いのでは…という不安を払拭する努力がなされています。
また、構造躯体最長35年保証という長期保証制度があるため、適切なメンテナンスを続ければ長く安心して住み続けられます。
第三者機関の検査導入など品質管理にも力を入れており、「低価格でも手抜きはしない」という企業姿勢が感じられます。

住宅性能表示制度の各項目でも相応の等級を満たしている場合が多く、耐久性・耐震性・省エネ性などにおいて価格以上の安心感を得られるのはメリットです。
メリット3:自由設計で希望のプランが実現しやすい
アイダ設計は注文住宅ですから、間取りやプランの自由度があります。
ローコスト系の中には規格型でプランの選択肢が限られるメーカーもありますが、アイダ設計は完全自由設計(フルオーダー)に対応しています。
設計出身の会社ということもあり、狭小地や変形地など難しい条件でも施主の要望をできる限り形にしてくれる柔軟さがあります。
他の大手で断られた間取りも実現したという実例があるほどです。
「せっかくのマイホームだから細部までこだわりたい」という方にとって、プランの自由度が高いことは大きなメリットでしょう。

ローコストでありながら世界に一つだけのオリジナル設計ができるという点で、アイダ設計はコスパの高い満足度を提供してくれます。
デメリット1:標準外オプションの費用が割高
アイダ設計の価格が安いのは、標準仕様の設備や材料を一括仕入れしているからですが、標準から外れるオプションを追加すると費用が割高になる傾向があります。
他社に比べ特別高額というわけではありませんが、ローコスト仕様ゆえに用意されていない高級設備や特殊な仕様を望む場合、個別対応となりコストが跳ね上がりやすいのです。
例えばキッチンを特定メーカーのハイグレード品に変更する、高級無垢材の床にする、といった要望に応えると一気に予算オーバーになる可能性があります。
大量仕入れの恩恵が受けられない部分はどうしても高くつくため、「標準設備で満足できるか」がコスト面での鍵となります。

オプションをあれこれ付けた結果、結局ローコストじゃなくなった…という事態になりやすい点はデメリットと言えるでしょう。
デメリット2:デザインや設備の個性に限界がある
アイダ設計の住宅は基本的に多くの家が似たような標準設備・仕様になります。
一括仕入れした設備をほぼ全棟で採用するため、良く言えば安定した品質ですが、悪く言えば画一的で個性が出しにくい面があります。
外観デザインも奇抜なものや独創的な意匠はあまり得意ではなく、シンプルで無難なテイストになりがちです。
「一生に一度の家だから細部までとことんオリジナリティを追求したい」という方には、アイダ設計の標準仕様では物足りなく感じるでしょう。
どうしても他と違う凝ったデザインやハイグレード設備を求めるなら、その希望を叶えるには追加費用が相当かかったり、最悪他社を検討した方が良いケースもあります。

標準仕様内である程度妥協できる人向きであり、こだわり派には不向きになりうる点はデメリットです。
デメリット3:担当者や施工の対応品質にばらつきがある
口コミなどを見ると、営業担当者や現場監督の対応に関する不満が一定数見受けられます。
具体的には「連絡が遅い」「説明不足でトラブルになった」「現場の段取りが悪く工期が遅れた」といった声です。
これはアイダ設計に限らずどの住宅会社でも起こり得ることですが、特にローコスト系メーカーでは人員体制に余裕がなく一人あたりの担当件数が多い傾向があり、フォローが行き届かない場合があります。
アイダ設計は年間着工棟数が多く中堅クラスの規模になっていますので、支店や担当者によってサービス品質に差が出やすい面は否めません。
運良く熱心で相性の良い担当者に当たれば問題ありませんが、そうでない場合ストレスを感じる可能性があります。

このように、対応のムラやコミュニケーション不足によるトラブルのリスクがある点はデメリットとして認識しておきましょう。
以上のメリット・デメリットを踏まえると、アイダ設計は「コストを抑えて自分たちの希望する間取りの家を建てたい」という方には大きなメリットがあります。
一方で「最新設備やハイグレードな仕様にとことんこだわりたい」「手厚いサポートや高級感も重視したい」という場合には物足りなく感じるかもしれません。

最終的には何を優先したいかは人それぞれです。
価格面の魅力とカバーしきれない部分を天秤にかけ、自分たち家族にとってベストな選択かどうかをじっくり検討すると良いでしょう。
アイダ設計で失敗しないためのポイント
アイダ設計で後悔しないためのポイントをまとめます。
注文住宅という大きな買い物だからこそ、以下の点に気をつけましょう。
ポイント①:必ず複数社のプラン・見積もりを比較する
前述の通り、比較検討は家づくり成功のカギです。「気になるハウスメーカーのカタログはとりあえず全て取り寄せて比較すること」が最も重要です。
アイダ設計が第一志望でも、他社の提案・価格も確認した上で契約判断するようにしましょう。
もし他社の方が安く同等の家を建てられると分かれば交渉もできますし、逆にアイダ設計にしかない強みが再確認できるかもしれません。

比較せずに即決すると「もっと安くできたのに…」と後悔するリスクが高まります。
ポイント②:予算と優先順位を明確にしておく
アイダ設計は自由設計が強みなので、どうしてもあれもこれもと叶えようとして費用が高くなりがちです。
家づくりでは理想がどんどん膨らみがちですが、全てを叶えようとするといくらお金があっても足りません。

「予算内に収まったけれど、理想のマイホームからはかけ離れてしまった…」という事態は避けたいですよね。
そこで、絶対に譲れない条件(間取りや性能など)と妥協できる部分を家族で話し合ってリスト化しておきましょう。
「ここは妥協できる」「ここは絶対に欲しい」を整理しておけば、打ち合わせ中にオプション追加しすぎて後から青ざめる…なんて事態も避けられます。

なお家づくりの要望をまとめるには、アプリ「家づくり手帳」の活用もおすすめです!
アイダ設計の提案を受ける際も、家づくり手帳で作成したリストを共有すれば、自然と的確なプラン調整ができます。
優先順位が明確なら、不要なオプションを削る判断もしやすくなり、満足度の高い家づくりにつながるのです。
ポイント3:施工中・引き渡し前の検査をしっかり行う
工事が始まったら、施工中の現場確認や各種検査に立ち会うことをおすすめします。
アイダ設計では第三者機関の検査も入りますが、施主自身もできる範囲で現場を見ることで安心感が違います。

上棟時や配線工事時など節目で現場を見学させてもらい、疑問点があればその場で質問しましょう。
また、引き渡し前には施主検査の機会があります。
クロスの継ぎ目や設備の動作確認など、細かな部分までチェックして気になる点は手直しを依頼してください。
可能なら自分で住宅診断士(第三者検査)を手配してダブルチェックするのも良い対策です。
ローコスト住宅だからといって手抜き工事があるわけではありませんが、万一の不具合を見逃さないためにも自衛策としての検査は念入りに行うべきです。

引き渡し後に「あれ、ここおかしくない?」と気付いても遅いので、事前に潰せる不安は全て潰しておきましょう。
以上のポイントを意識すれば、アイダ設計での家づくりで大きな失敗を避けられるはずです。
低価格である分、施主側もしっかり情報武装と積極的な関与をすることで、満足度の高いマイホームが実現できます。

家づくりは施主とメーカーの二人三脚です。
任せきりにせず、自分たちも主体的にプロジェクトに参加するつもりで臨めば、きっと理想の住まいに近づけるでしょう。
アイダ設計の会社情報
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | 株式会社アイダ設計(Aida Sekkei Co., Ltd.) |
ブランド名 | アイダ設計 |
創業・設立 | 創業1981年(設立1981年1月6日) |
資本金 | 1億円(2025年3月現在) |
従業員数 | 1,060名(単体、2025年3月現在) |
累積建築戸数 | 50,000戸以上(2024年時点) |
本社所在地 | 埼玉県上尾市今泉三丁目10番地11 |
公式HP | https://www.aidagroup.co.jp |
アイダ設計の対応エリア
関東エリア – 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県
東北エリア – 宮城県、福島県
中部エリア – 新潟県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県
関西エリア – 大阪府、京都府、三重県
九州・沖縄エリア – 福岡県、熊本県、佐賀県、鹿児島県、沖縄県
※2025年現在。

全国に約90箇所以上の営業拠点があります(一部地域を除く)。
まとめ
アイダ設計は「正直価格」で実現するローコスト注文住宅という強みを持ち、予算を抑えてマイホームを建てたい方にとって魅力的な選択肢です。
坪単価の安さは際立っていますが、それだけでなく自社一貫体制や大量仕入れによる企業努力で価格以上の品質と安心感を提供しようとする姿勢がうかがえます。
一方で、デザインの個性や対応面など価格相応に割り切るべき点もありますので、自身の希望や重視ポイントと照らし合わせて検討することが大切です。

ぜひ本記事の情報やポイントを参考に、理想のマイホーム実現に役立ててください。
アイダ設計の家づくりについて理解が深まり、皆さんの家づくりの検討に少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
※本記事はプロモーションの内容を含みます。