「ヘーベルハウスでマイホームを建てたいけれど、坪単価が高いって本当？」
「他のハウスメーカーと比べて損はしないかな…？」
そんな不安や疑問をお持ちではないでしょうか。
ヘーベルハウスは高い耐久性・耐火性で知られる人気ハウスメーカーですが、その分坪単価が他社より高い点が気になりますよね。
実は、ヘーベルハウスの坪単価は約122〜130万円と、ハウスメーカーの中でも高価格帯です。
ただし価格だけで判断するのは早計です！費用の内訳や他社との比較、評判まで知れば、適正かどうか見極められます。
本記事では、注文住宅のタスク管理アプリ「家づくり手帳」を運営している私が、ヘーベルハウスの坪単価の推移や特徴・商品ラインナップ、メリット・デメリットなどを余すことなく解説します。
坪単価に関する注意点やコストダウンの方法、会社情報や対応エリアまで網羅し、家づくりで失敗・後悔しないためのポイントを丁寧に紹介しますので、ぜひ最後までお読みください！
ヘーベルハウスの坪単価を知る前に
ヘーベルハウスは頑丈さと品質の高さで定評がある安心感抜群のメーカーです。
ただその一方で、気になるのは価格が他社と比べて高めになりやすい点ですよね。
実際、ヘーベルハウスの坪単価は正直かなり高いです！
だからこそ、「予算オーバーになりそう…」「他のメーカーにしておけば良かった」と後悔しないためにはどうすれば良いでしょうか？
私が家づくりアプリを運営する中でたどり着いたひとつの答えは、「必ずカタログと見積もりを比較する」ことです。
1社しか見ない人は適正価格がわからず、そのハウスメーカーが安いのか高いのか比較できません。
設備やデザインと、それに対応する相場感覚をしっかり理解していないと、知らず知らずのうちに足元を見られ、高額の見積もりにされてしまうこともあるんです。
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ヘーベルハウスの坪単価
ヘーベルハウスの坪単価（建物本体工事費の1坪あたり単価）は、大手ハウスメーカーの中でもトップクラスの高価格帯です。
一般的に坪単価約122万〜130万円程度とされており、文字通り“高級路線”の注文住宅と言えるでしょう。
例えば延床30〜40坪ほどの住宅を建てる場合、建物本体価格は約3,600万〜5,200万円が一つの目安です。
土地代まで含めた総予算では、仮に土地代2,000万円とすると合計5,600万〜7,200万円程度になる計算です。
かなり高額ですが、その分構造の強さや安全性、快適性、ブランド力など全てがハイレベルであることが価格に反映されています。
もちろん、坪単価は選ぶ商品シリーズや仕様・オプションによって変動します。
ヘーベルハウスでは軽量鉄骨造・重量鉄骨造それぞれに複数の商品ラインナップがあり、仕様次第で坪単価に幅があります。
例えば重量鉄骨のプランを選ぶと坪単価が軽量鉄骨より10万〜30万円ほど割高になる傾向です。
逆に最もシンプルな標準仕様であれば、坪単価70万円台〜から始めることもできますが、こだわりを盛り込んでグレードを上げていくと坪単価はあっという間に100万円超えとなる点に注意が必要です。
なお、全国的な平均坪単価（注文住宅）と比べてもヘーベルハウスの価格帯はかなり高めです。
住宅全体のコストは年々上昇傾向にあり、2024年時点で全国平均は約80〜90万円/坪とも言われます。
その中でヘーベルハウスの122〜130万円/坪という水準は業界でもトップクラスなのが分かります。
「ヘーベルハウスは高い」と言われる理由も納得ですね…。
ヘーベルハウスの坪単価の推移
ここで、ヘーベルハウスを含む全国の平均坪単価の推移（2012〜2024年）を見てみましょう。
実は、坪単価はここ数年で大きく値上げしています。
グラフを見ると、坪単価が2010年代から現在にかけて右肩上がりに推移していることがわかります。
特に2017年以降は人件費や資材価格の高騰により、住宅建築費が急激に値上がりしました。
2020年前後は一時的に横ばいでしたが、2021年以降再び上昇が顕著で、2024年時点では全国平均で約90万円/坪に迫る水準となっています。
つまり現在、ヘーベルハウスに限らず家づくり全体のコストが上昇傾向にあるため、「思ったより高い」と感じるケースが増えているのです。
こうした背景を踏まえると、「いつか建てよう」と考えている間にコストがさらに上がってしまう可能性も高いと言えます。
現にここ数年で坪単価は1.5倍に上昇しており、このトレンドは今後もしばらく続くと予想されています。
そのため、「建てたい」と思った今こそが、最もコストを抑えて家を建てられるタイミングかもしれません。
将来の価格上昇を見越すなら、早めに行動することこそが後悔しないためのコツと言えるでしょう。
参考までに、坪単価の推移概算を表にしたものを掲載しておきます。
| 年 | 平均坪単価 |
|---|---|
| 2012 | 570,640円 |
| 2013 | 578,338円 |
| 2014 | 596,226円 |
| 2015 | 609,849円 |
| 2016 | 614,815円 |
| 2017 | 624,113円 |
| 2018 | 631,605円 |
| 2019 | 640,047円 |
| 2020 | 647,963円 |
| 2021 | 654,207円 |
| 2022 | 677,751円 |
| 2023 | 776,441円 |
| 2024 | 836,683円 |
※国土交通省「建築着工統計」をもとに試算した概算値
ヘーベルハウスと他社10社との坪単価比較表
では、ヘーベルハウスの坪単価が他の住宅メーカーと比べてどの程度なのか、主要なハウスメーカー10社との比較を一覧表にしてみましょう。
大手〜中堅クラスの代表的なメーカーの坪単価目安をまとめています。
| ハウスメーカー（ブランド） | 坪単価（目安） |
|---|---|
| 旭化成ホームズ（ヘーベルハウス） | 122〜130万円 |
| 積水ハウス | 120〜150万円 |
| 大和ハウス工業（ダイワハウス） | 120〜148万円 |
| 住友林業 | 115〜130万円 |
| パナソニックホームズ | 100〜145万円 |
| ミサワホーム | 110〜120万円 |
| セキスイハイム（積水化学） | 85〜110万円 |
| 三井ホーム | 100〜120万円 |
| 一条工務店 | 80〜100万円 |
| タマホーム | 40〜50万円 |
※上記は各社の主力商品を中心とした概算の坪単価目安です。
※この表は常に更新しているため他記事とは数値が異なることがあります。
ご覧のように、ヘーベルハウスの坪単価は他社と比べても最上位クラスの高さであることが分かります。
他社では、例えばタマホームなどローコストメーカーが坪単価40〜50万円台と非常に安価なのに対し、旭化成ホームズ（ヘーベルハウス）や三井ホーム、住友林業など高価格帯メーカーは坪単価120万円前後が目立ちます。
ヘーベルハウスもまさにその120万円前後の高価格帯グループに属しています。
他の大手、積水ハウスやダイワハウスといった超大手でも坪単価目安はおおよそ110〜150万円程度です。
ヘーベルハウスはそれらに比べても遜色ないどころか、上限付近に位置する水準と言えます。
各社とも商品ラインによって価格帯は幅があります。
ヘーベルハウスの場合も、先述のように標準仕様であれば他社並みですが、充実した設備・仕様を選べば最高クラスの価格帯になります。
他社比較において重要なのは、同じ条件で比較することです。
例えば延床面積や構造・性能グレードを揃えて見積もりを取れば、ヘーベルハウスと他社のコスパの違いがより正確に見えてきます。
この点については、比較検討をしないまま契約するのは避け、必ず複数社の提案・見積もりを入手することをおすすめします👇
ヘーベルハウスの特徴
次に、ヘーベルハウスという住宅メーカーの特徴について見ていきます。
他社にはない強みや魅力がたくさんありますので、代表的なポイントを押さえておきましょう。
実績と信頼性の高さ
ヘーベルハウスを展開する旭化成ホームズ株式会社は1972年設立と歴史があり、50年以上にわたって住宅供給を続けている老舗メーカーです。
その間の累計建築戸数は20万棟以上に上り、全国に多くのオーナー（ヘーベリアン）がいることからも分かるように、長年にわたり高品質住宅を提供して信頼と実績を築いてきました。
大手総合化学メーカー旭化成グループの一員でもあり、企業の信用力も抜群です。
「高級だけど安心感があるからヘーベルハウスを選んだ」という声も多く、資産価値の維持やアフター対応まで含めたブランド力の高さは大きな魅力と言えるでしょう。
耐震・耐火など災害に強い高性能
ヘーベルハウス最大の特徴は、地震や火災などの災害に極めて強い住宅性能にあります。
社名にもなっている独自素材「ヘーベル板（ALCコンクリート板）」を外壁や床・屋根に採用し、これが非常に優れた耐火性・耐久性を発揮します。
ALCは国土交通大臣認定の耐火構造部材で、熱を伝えにくく火災時にも延焼を食い止める効果が期待できます。
また構造体には頑丈な鉄骨（軽量・重量鉄骨）を用いており、独自の強靭な架構によって大地震が繰り返し起きても倒壊しにくい耐震性を実現しています。
実際にヘーベルハウスは社内外で多数の耐火・耐震実験を行い、その安全性能を証明してきました。
重厚な鉄骨ラーメン構造と耐火ALC外壁の組み合わせで耐用年数60年以上とも言われ、長期間にわたって家族の命と財産を守る堅牢な住まいを提供してくれます。
さらに耐風圧試験などでも高い数値を示しており、台風など強風への備えも万全です。
「地震が来ても安心」「隣で火事が起きても類焼しにくい」といった災害への強さは、ヘーベルハウスを語る上で欠かせない強みでしょう。
長期保証とアフターサービスの充実
ヘーベルハウスはアフターサービス体制の手厚さでも定評があります。
構造耐力上主要な部分と雨水の侵入に関する部分について初期保証30年を提供しており、所定の点検・メンテナンスを実施することで最長60年まで保証延長が可能です。
これは業界トップクラスの長期保証と言えます。
また定期点検も引き渡し後半年・1年・2年・5年目以降5年ごとなど長期間にわたり無料で行われ、住宅の長寿命化をサポートしてくれます。
さらに旭化成ホームズ独自の総合アフター窓口「ヘーベリアンセンター」を設置し、24時間365日体制で住まいの相談や緊急対応受付ができるようになっています。
実際のオーナーからも「定期点検が丁寧で安心」「不具合時の対応が早い」といった声が多数あり、引き渡し後もずっと寄り添ってくれる安心感があります。
加えて、旭化成グループのネットワークによりリフォーム専任会社や不動産サポート会社も揃っており、建てた後のリフォーム相談や万一売却する場合のサポートまで受けられます。
家を建てて終わりではなく、その後何十年にもわたって続く長期的なお付き合いを大切にしてくれるのがヘーベルハウスの魅力です。
狭小地・都市住宅への提案力
ヘーベルハウスは都市部の狭小敷地や密集地での家づくりが得意な点でも知られています。
都心部では隣家との距離が近かったり、周囲に高い建物がある環境も多いですが、ヘーベルハウスでは独自の住環境シミュレーションシステム「ARIOS（アリオス）」を用いて綿密に日当たりや通風を解析し、最適な設計プランを提案してくれます。
季節ごとの日射角度や隣家の影の落ち方まで計算し尽くした上で、「ここに大きな窓を設けましょう」「この位置は壁にしてプライバシーを守りましょう」などといった具体的な提案を受けられるため、限られた敷地条件でも明るく快適な間取りを実現できるのです。
またヘーベルハウスは3階建て以上の多層住宅にも強みがあります。
重量鉄骨の強靭さを活かして狭い敷地にも高さ方向に空間を確保できるため、都市部で敷地が狭い場合でも延床を十分に取れます。
実際、都市型3階建て住宅のパイオニア的存在でもあり、「狭小地に建てるならヘーベルハウス」と言われることもあります。
さらに、防音性能にも配慮した二重床・二重壁構造を採用しており、密集地でも生活音を外に漏れにくくする工夫がなされています。
このように、都市ならではの課題（採光・通風・スペース確保・防音 etc.）に対して高度な技術とノウハウで応えてくれる提案力があるのもヘーベルハウスの特徴です。
自由設計と豊富なラインナップ
「ヘーベルハウスってどの家も同じように見えるのでは？」と思われる方もいるかもしれませんが、実は一邸一邸オーダーメイドで自由設計されています。
間取りや設備は施主の希望に合わせてゼロからプランニングされ、メーカー側から提案も受けつつ理想の住まい像を形にしやすいのが特徴です。
鉄骨系住宅は構造上の制約がある程度ありますが、それでも間取りの融通は効きますし、「吹き抜けリビングが欲しい」「屋上庭園を作りたい」といった要望にもできる限り応えてもらえます。
また商品ラインナップも非常に多彩です。
例えば平屋プランから2階建てシリーズ（後述のラティウスなど）、都市型の3階建てシリーズ（フレックスなど）、さらには二世帯住宅プラン（2-Family HAUS）や賃貸併用住宅まで用意されており、家族構成や用途に応じて最適な商品を選択できます。
近年はZEHやV2H対応のエコ住宅、防災設備を強化したプラン、愛犬家向けのプランなどコンセプト住宅も登場しており、選択肢の幅がとても広いです。
こうした自由度と提案力の高さは大手メーカーならではで、「細かな要望まで親身に聞いてくれた」「将来を見据えたプランニングを提案してもらえた」といった口コミも多く見られます。
豊富な商品・プランの中から、自分たち家族にピッタリのマイホームを追求できるのもヘーベルハウスの魅力でしょう。
ヘーベルハウスの人気商品
ヘーベルハウスには様々なシリーズ・商品プランがありますが、ここでは代表的な人気商品ラインをいくつか紹介します。
それぞれ特徴が異なりますので、家づくりの検討にぜひ参考にしてください。
RATIUS（ラティウス）シリーズ
「ラティウス」はヘーベルハウスの2階建て住宅シリーズです。
延床面積やデザイン志向に合わせて「RATIUS GR（グラン）」「RATIUS RD（レジデンス）」「RATIUS RD FINEST VILLA」といったプラン展開があり、それぞれ上質な住まいを提案しています。
ラティウスシリーズ全体の特徴としては、洗練されたシンプルモダンな外観デザインと、家族構成やライフスタイルに合わせて空間アレンジが自在な間取りが挙げられます。
標準仕様でも高断熱・高気密で省エネ性能が高く、一年中快適に過ごせる性能を備えています。
平屋に近い感覚で暮らせる大空間のLDKや、中庭を配置したプランなど多彩な提案が可能で、一般的な注文住宅ニーズに幅広く応える主力シリーズと言えるでしょう。
「ヘーベルハウス=三階建て」のイメージがある方もいるかもしれませんが、実はこのラティウスなど2階建て商品の人気も高く、郊外から都市近郊まで多くの建築実績があります。
FREX（フレックス）シリーズ
「フレックス」はヘーベルハウスが誇る重量鉄骨造住宅の代表シリーズで、主に都市型の3階建て住宅を中心としたラインナップです（2階建てプランも選択可能）。
最大の特徴は、本来3階建て以上で用いられる頑強な重量鉄骨ラーメン構造を採用していること。
これにより、柱や壁の少ない大開口・大空間設計を実現しつつ、想定される巨大地震でも倒壊しにくい安全性を両立しています。
フレックスの家はシンプルでシャープな外観デザインが多いですが、その中に施主ごとのこだわりや個性を活かした自由設計を組み込める懐の深さがあります。
例えばビルトインガレージのある都市3階建て、屋上利用を前提にしたルーフバルコニー付き住宅、二世帯で上下分離した住宅など、フレックスシリーズならではのプラン自由度が魅力です。
ちなみにフレックスシリーズには代表的なプランとして3階建て用の「FREX 3」と2階建て用の「FREX 2」があります。
参考までにフレックスシリーズの参考坪単価は150万円/坪〜と最高ランクですが、それに見合う贅沢な空間が得られるハイエンド商品です。
この他にも、二世帯住宅プラン「2.5世帯住宅」や、自然の光と風を上手に取り込む都市型住宅「しぜんごこちの家」、子育て応援プラン「朝のひかり 夜のあかり」など、ユニークなコンセプト商品が多数展開されています。
なお、ヘーベルハウスの商品ラインナップについて詳しく知りたい場合は、カタログ請求で最新情報を確認できます👇
ヘーベルハウスの追加費用例
家づくりの見積書を見ると、坪単価×坪数で算出される「本体工事費」以外にも多くの費用項目が並びます。
ヘーベルハウスでも見積書上で追加費用が色々とかかりますが、主な例を挙げてみましょう。
ヘーベルハウスだから特別多いというわけではありませんが、見積もり段階で抜けがないよう注意したい主な追加費用を押さえておきましょう。
地盤改良費・基礎工事費
建築予定地の地盤強度によっては、地盤改良工事（表層改良・柱状改良・杭打ち等）が必要です。
また基礎形状も地盤に合わせて増強する場合、追加費用がかかります。
軟弱地盤だと数十万〜数百万円規模の地盤改良費が発生するケースもあります。
屋外給排水工事・電気ガス引き込み費
敷地内への上下水道の引き込み工事や、電力・ガスの配管工事などインフラ整備費です。
建物本体工事費には含まれないため、別途見積もりとなります。
敷地状況によって費用は変わりますが、目安として数十万円程度は見込んでおきます。
諸経費（工事管理費・事務経費）
工事現場の管理費や事務手数料など名目の諸経費が見積もりに載ります。
建物価格の数％程度（例：本体価格5,000万円の場合で150〜250万円前後）を目安に計上されることが多いです。
外構工事費
門扉・フェンス、駐車場やアプローチ、庭造りなど敷地まわりの工事費です。
建物と同時に依頼する場合、かなり費用がかさみがちな項目で、凝った外構にすると数百万円単位になることも珍しくありません。
シンプルに抑えても最低100万前後は見ておきたいところです。
住宅ローン関連費用
ローン手数料・保証料、火災保険料、登記費用などです。
これらは建築費とは別枠ですが、家づくり全体の費用としては無視できません。
トータルで100万〜200万円程度になるケースが多いでしょう。
家具・カーテン・照明・エアコン代
新居に合わせて新調する家具家電類の費用です。
ハウスメーカーのオプション扱いにするか、自分で購入するかによりますが、全室分を揃えるとまとまった金額になります。
特にカーテンや照明は後回しにしがちですが、意外と費用がかかる点に注意です。
設計費・申請費用
建物の詳細図面を作成する実施設計費や、建築確認申請や長期優良住宅申請などに伴う各種申請費用です。
これらも本体価格に含まれず別途計上されます。
ヘーベルハウスの場合、基本的な設計料は本体に含まれることが多いですが、確認申請手数料や証紙代などは必要です。
オプション工事費
太陽光発電システムや蓄電池、床暖房、キッチンのグレードアップ、天井高アップ、造作家具の追加など、希望に応じたオプションを追加すればその都度費用が発生します。
ヘーベルハウスは標準仕様でも充実していますが、やはりこだわりだすとキリがありません。
「せっかくだから…」と欲張りすぎると予算オーバーの原因になるので、オプション採用は優先順位を決めて慎重に検討しましょう。
以上のように、本体工事費以外にも様々な費用項目があります。
ヘーベルハウスと他社を比較する際は、坪単価だけでなくこれら「坪単価に含まれない費用」をすべて含めた見積総額で判断することが大切です。
例えば他社より坪単価が安くても、付帯工事やオプションで費用がかさんで結果的に総額が逆転するケースもあります。
予算計画時には、本体価格＋20％前後の諸費用を見込んでおくと安心です。
ヘーベルハウスをはじめハウスメーカー各社では見積もり時に丁寧に説明してくれますが、「最初聞いていた坪単価×坪数より予算オーバーになった…」というのはよくある話です。
特に外構費用やオプション費用は見落としがちなので、初期段階からしっかり含めて資金計画を立てることが重要です。
広告などでよく見る「坪単価○○万円〜」は、一般に建物本体の価格のみを指します。
上記のような付帯工事費や諸費用は含まれていないため、実際の総費用は坪単価表示より大幅に上振れします。
「○○万円/坪で家が建つ！」という宣伝は鵜呑みにせず、総額で考えるようにしましょう。
ヘーベルハウスの坪単価を安く抑える方法
ヘーベルハウスでの家づくりで費用を節約するコツを4つご紹介します。
高額になりがちな坪単価を少しでも安く抑えるために、ぜひ参考にしてください。
方法1：間取りをシンプルにする
家の形状や間取りをできるだけシンプルにすることは、坪単価を抑える有効な手段です。
部屋数を減らし、廊下やドアの数も最小限にまとめることで、施工の手間や材料コストを削減できます。
例えば凹凸の少ない四角いプランは外壁面積が減って効率的ですし、吹き抜けなど凝った空間を作りすぎないことでコスト増を防げます。
「とにかく広いリビング！」など優先事項を絞り込んで、メリハリのある間取りにすれば、無駄なく予算内に収まりやすくなるでしょう。
方法2：設備・仕様やオプションは必要最低限に
「どうせ建てるなら…」と欲張って高級な設備やオプションを盛り込みすぎないことも大事です。
キッチンやお風呂の最新グレード、全館空調システム、大型バルコニー、防音室など、魅力的な追加要素はたくさんありますが、それらを詰め込むとあっという間に予算オーバーになります。
「これは絶対欲しい」というものだけに絞り、その他は後から追加できる余地を残しておくのも賢いやり方です。
また、内装仕上げなども凝りすぎず標準仕様中心にすれば、その分コストダウンにつながります。
「なくても困らないものは付けない」くらいの割り切りが、予算内に収めるポイントです。
方法3：キャンペーンや割引制度を活用する
ヘーベルハウスでは時期によってお得なキャンペーンが開催されることがあります。
例えば期間限定の契約特典やオプション無料サービス、紹介制度による割引などです。
展示場来場プレゼント程度の小さなものから、タイミング次第では数百万円規模の大型キャンペーンまで様々です。
住宅業界は年度末や決算期に販促が活発になる傾向もありますので、公式サイトや営業担当からの情報をチェックして利用できる割引制度は積極的に活用しましょう。
また、住宅ローン減税や自治体の補助金制度など公的な支援策も見逃せません。
こうした制度をフル活用すれば、ヘーベルハウスの高額な建築費もかなり軽減できる可能性があります。
方法4：複数社のプラン・見積もりを比較する
必ず複数の住宅会社からプランや見積もりを取り寄せて比較することも、一番と言っていいほど重要な節約ポイントです。
私は注文住宅サポートアプリ「家づくり手帳」を運営し、これまでに何人もの注文住宅経験者のリアルな声を聞いてきましたが、ハウスメーカー選びで後悔しない人は、みんな相見積もりを取っています。
これは、1社しか見積もりを取らないとその金額が本当に妥当なのか判断できず、相場感を知らないまま契約してしまうからです。
なので私は、必ず3社以上から相見積もりを取ることをおすすめしています。
でも、何社も相見積もりを取るのは正直面倒ですよね。
同じことを考えた家づくりの先輩たち約40万人が使っているのが、無料一括見積もりサイト「タウンライフ家づくり」です。
希望のエリアや間取りをたった3分入力するだけで、複数のハウスメーカーや工務店から一度に見積もりとカタログが届きます。
しかも、送ってくれるのはヘーベルハウス（旭化成ホームズ）や大和ハウスなど大手を含む全国600社以上のハウスメーカー。
下のブランドロゴを見ればわかるように、有名企業は大体揃っています。
さらに、カタログや見積りだけではありません。あなただけのオリジナル間取り提案も無料で受け取ることができます。
あまり知られていませんが、累計利用者数はすでに40万人を超えており、注文住宅経験者の間では定番のサービスとして知られています。
家づくりのどの段階においても一度は必ず使っておくべきサイトといえるでしょう。
ヘーベルハウスのメリット・デメリット
ヘーベルハウスのメリット・デメリットを整理しておきましょう。
実際の施主の口コミや評判にもよく登場するポイントです。
メリット1：長期的な60年アフターサービスで安心
ヘーベルハウスは初期30年保証＋最長60年までの長期保証延長制度があり、定期点検も60年にわたって受けられるため、長く安心して暮らせます。
引き渡し後も24時間対応のサポート窓口があり、ちょっとした不具合でもすぐ相談できるなどアフターサービスが充実しています。
実際のオーナーからも「定期点検がしっかりしていて安心」「10年経った今でも担当さんが何かと相談に乗ってくれる」といった声があり、家を建てた後のフォロー体制に非常に満足する方が多いです。
長い目で見てずっと付き合えるメーカーという安心感は大きなメリットでしょう。
メリット2：地震・火災など災害に強い安心の住宅性能
「災害に強い家に住みたい」という方にとって、ヘーベルハウスの性能は大きな魅力です。
前述のとおり頑丈な鉄骨構造とALCコンクリートの外壁によって、巨大地震でも倒壊しにくく火災にも強い家が実現されています。
実際に「大きな地震が来ても安心」「周りで火事が起きても被害が少ない安心感がある」という声や、「耐火構造なので火災保険料が安く済むのが嬉しい」という意見もあります。
また台風など自然災害への強さも折り紙付きで、災害対策住宅として高く評価されています。
家族の安全を第一に考える方には、この圧倒的な安心感が何よりのメリットとなるでしょう。
メリット3：独自工法による高い断熱性・快適な住環境
ヘーベルハウスは鉄骨住宅でありながら断熱性能も高水準です。
独自の二重壁構造や高性能な断熱材の標準採用により、外気温の影響を受けにくい快適な室内環境を実現しています。
夏は涼しく冬暖かいという住み心地の良さに加え、気密性も高いため冷暖房効率が良く光熱費を抑えられるというメリットもあります。
実際に住んでいる方からは「冬場でも底冷えせず快適」「断熱性がしっかりしていてエアコンの効きが良い」といった声が聞かれ、オールシーズン過ごしやすいと評判です。
高断熱・高気密な家は結露もしにくく住宅の寿命にも好影響を与えます。
性能面での満足度が非常に高いのもヘーベルハウスの良い点と言えるでしょう。
デメリット1：価格が高く、十分な予算に余裕が必要
最大のデメリットはやはり本体価格・坪単価が高いことです。
前述のように同じ延床面積・仕様なら他社より数百万円〜場合によっては1000万円以上高くなるケースもあります。
実際、「見積もりが予算を大幅に超えて泣く泣く断念した」「オプションを削って何とか契約した」という声もあり、資金計画にはシビアさが求められます。
ローンを組むにしても返済負担が大きくなりやすいため、しっかりとした予算管理が欠かせません。
「良い家だけど高すぎて手が届かない」と感じる人がいる点は、ヘーベルハウスの大きな課題と言えるでしょう。
デメリット2：間取り・デザインの自由度がやや低い
ヘーベルハウスは自由設計を謳っていますが、構造の都合上間取りやデザインの自由度に限りがあります。
鉄骨造ゆえ柱や梁の位置に制約があったり、設計ルールが厳格な部分もあるため、「間取りの変更に柔軟さが欠ける」「プランの選択肢が限られる」と感じる施主もいるようです。
実際の口コミでも「間取りや規格がある程度決まっている」「デザインの選択肢が少ない」といった指摘が見られました。
また外観デザインもヘーベルハウスらしいシンプルモダンな路線が多いため、好みが分かれるところです。
個性的なデザインや特殊な間取りを実現したい人には物足りない可能性があります。
ただし逆に言えば統一感あるデザインシリーズで街並みに調和しやすいという利点でもあるので、この点は好み次第でしょう。
デメリット3：希望を盛り込むと費用がさらに嵩みやすい
ヘーベルハウスは標準仕様が充実している反面、「あれもこれも」と希望を盛り込んでいくと総費用がどんどん膨らみやすい傾向があります。
本体価格が高いうえに、オプション単価も決して安くはないためです。
「最初の見積もりから大幅に増えてしまった」「契約後に細かな追加で結局高くついた」という声もあり、コストコントロールには注意が必要です。
欲しい設備を全部詰め込もうとすると予算オーバーになりがちなので、優先順位を明確にして取捨選択することが大切でしょう。
ヘーベルハウスに限りませんが、大手メーカーは提案力が高い分さまざまな魅力的オプションを提示してきます。
そこに流されず冷静に判断しないと、「気付いたら当初予算より大幅アップ…」という事態になりかねません。
以上のようにメリット・デメリットを理解した上で、自分にとってヘーベルハウスがベストな選択肢かどうか判断すると良いでしょう。
多くの実績がある分、様々な意見が存在しますので、メリット・デメリットを踏まえて客観的に検討することが大切です。
ヘーベルハウスで失敗しないためのポイント
ヘーベルハウスで後悔しないためのポイントをまとめます。
注文住宅という大きな買い物だからこそ、以下の点に気をつけましょう。
ポイント①：必ず複数社のプラン・見積もりを比較する
前述の通り、比較検討は家づくり成功のカギです。「気になるハウスメーカーのカタログはとりあえず全て取り寄せて比較すること」が最も重要です。
ヘーベルハウスが第一志望でも、他社の提案・価格も確認した上で契約判断するようにしましょう。
もし他社の方が安く同等の家を建てられると分かれば交渉もできますし、逆にヘーベルハウスにしかない強みが再確認できるかもしれません。
比較せずに即決すると「もっと安くできたのに…」と後悔するリスクが高まります。
ポイント②：予算と優先順位を明確にしておく
家づくりでは理想がどんどん膨らみがちですが、全てを叶えようとするといくらお金があっても足りません。
「予算内に収まったけれど、理想のマイホームからはかけ離れてしまった…」という事態は避けたいですよね。
そこで、絶対に譲れない条件（間取りや性能など）と妥協できる部分を家族で話し合ってリスト化しておきましょう。
「ここは妥協できる」「ここは絶対に欲しい」を整理しておけば、打ち合わせ中にオプション追加しすぎて後から青ざめる…なんて事態も避けられます。
なお家づくりの要望をまとめるには、アプリ「家づくり手帳」の活用もおすすめです！
ヘーベルハウスの提案を受ける際も、家づくり手帳で作成したリストを共有すれば、自然と的確なプラン調整ができます。
優先順位が明確なら、不要なオプションを削る判断もしやすくなり、満足度の高い家づくりにつながるのです。
ポイント③：モデルハウスや完成住宅を自分の目で確認する
ヘーベルハウスに限らず言えることですが、契約前に必ずモデルハウスや見学会で実物を見るようにしましょう。
ヘーベルハウスは全国各地にモデルハウス・展示場がありますので、実物のスケール感や質感、設備の使い勝手などを自分の目で確かめることが大切です。
加えてオーナー宅見学会や完成見学会があれば積極的に参加し、実際の生活空間や施工仕上がりをチェックしましょう。
カタログや図面だけでは分からない細部の質感や間取りの体感が得られ、「思っていたのと違う」というミスマッチを防げます。
高い買い物ですから、五感で体験して納得してから契約することを強くおすすめします。
契約前にできるだけ多く情報収集し、「こんなはずじゃなかった」を防ぐことが大切です。
ヘーベルハウスの会社情報
| 項目 | 内容 |
| 社名 | 旭化成ホームズ株式会社（Asahi Kasei Homes Corp.） |
| ブランド名 | ヘーベルハウス（HEBEL HAUS） |
| 創業・設立 | 1972年11月（昭和47年） ※旭化成ホームズ設立 |
| 資本金 | 32億5,000万円（旭化成ホームズ単体） |
| 従業員数 | 12,339名（2025年3月末現在・連結） |
| 累積建築戸数 | 200,000戸以上（2025年時点） |
| 本社所在地 | 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング |
| 公式HP | 旭化成ホームズ ヘーベルハウス公式サイト |
ヘーベルハウスの対応エリア
ヘーベルハウスの対応エリアは基本的に全国に及びます。
旭化成ホームズは全国主要都市圏から地方まで広く展開しており、47都道府県ほぼすべてで建築可能です。
実際、各地に支店・営業所やモデルハウスが整備されており、お住まいの地域にヘーベルハウスの展示場や営業所があればそのエリアは対応可能と見て間違いありません。
なお一部、離島や極端な山間部など例外的に対応が難しい地域もごくわずかにありますが、原則として全国をカバーしています。
地域によって気候風土は異なりますが、ヘーベルハウスは各エリアの気候に合わせた技術対応（寒冷地仕様、高耐風仕様など）を持っており安心です。
また各地で培った施工ネットワークが充実しているため、アフターサービスも全国一律の体制で受けられます。
日本中どこでも長期にわたり快適・安全に暮らせる住まいを提供できるのがヘーベルハウスの強みと言えるでしょう。
まとめ
以上、ヘーベルハウスの坪単価から特徴、メリット・デメリット、評判まで幅広く解説しました。
高価格帯ゆえ悩む点もありますが、その分の価値や安心感を見出せるなら選ぶ価値のあるハウスメーカーです。
ぜひ本記事の情報やポイントを参考に、理想のマイホーム実現に役立ててください。
ヘーベルハウスの家づくりについて理解が深まり、皆さんの家づくりの検討に少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
※本記事はプロモーションの内容を含みます。
