「一条工務店でマイホームを建てたいけれど、坪単価が高いって本当?」
「他のハウスメーカーと比べて損はしないかな…?」
そんな不安や疑問をお持ちではないでしょうか。
大手ハウスメーカーの一条工務店は性能がピカイチだけど価格も高めという評判があり、費用面で悩む方も多いですよね。

実は、一条工務店の坪単価は約80〜120万円と、ハウスメーカーの中でも高価格帯です。
ただし価格だけで判断するのは早計です!費用の内訳や他社との比較、評判まで知れば、適正かどうか見極められます。
本記事では、注文住宅のタスク管理アプリ「家づくり手帳」を運営している私が、一条工務店の坪単価の推移や特徴・商品ラインナップ、メリット・デメリットなどを余すことなく解説します。
坪単価に関する注意点やコストダウンの方法、会社情報や対応エリアまで網羅し、家づくりで失敗・後悔しないためのポイントを丁寧に紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!
一条工務店の坪単価を知る前に

一条工務店は一言で言えば安心感と品質の高さが魅力的なメーカーです。
ただ一方で気になるのは、価格が他社と比べて高めになりやすい点ですよね。
一条工務店の坪単価は正直高めです!
他のハウスメーカーと比べて、「もっと初期コストを抑えられるローコスト住宅にしておけば…」などと後悔しないためには、どうすればいいのでしょうか。
私が家づくりアプリを運営する中でたどり着いたひとつの答えは、「必ずカタログと見積もりを比較する」ことです。
1社しか見ない人は適正価格がわからず、そのハウスメーカーが安いのか高いのか比較できません。
設備やデザインと、それに対応する相場感覚をしっかり理解していないと、知らず知らずのうちに足元を見られ、高額の見積もりにされてしまうこともあるんです。
なので、家づくりを検討している場合は必ず、気になるハウスメーカーのカタログと見積もりの比較が欠かせないんです。
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一条工務店の坪単価

まず、一条工務店の坪単価(建物価格を延べ床面積の坪数で割った値)の平均相場を見てみましょう。
最新の調査では、一条工務店の坪単価は平均で約80〜100万円前後と報告されています。

これは大手ハウスメーカー全体で見てもやや高めの水準です。
一般的には標準的な注文住宅で坪単価90〜120万円程度、規格住宅(企画型商品)なら坪単価70〜90万円台に収まるケースが多いです。
ただし、一条工務店の坪単価には幅があることも知っておきましょう。
商品シリーズ | 直近の坪単価目安 | 特徴の概要 |
---|---|---|
i-smart | 約100〜105万円 | トリプルガラス樹脂サッシ・全館床暖房などフル装備が標準(値上げで100万円超えが主流) |
GRAND SMART | 約82万円 | 高級感ある外観と断熱等級7に対応。2025年春に81.8万円へ上昇 |
i-cube | 約80〜90万円 | シンプル形状と断熱重視でコスパを意識したモデル(※公式発表はないがi-smartより1割前後安いケースが主流) |
HUGme | 約55〜60万円 | 若年層向けローコスト規格住宅。2025年1月時点で57.5万円とこちらも値上げ傾向 |
シリーズや仕様で20万円以上の開きが生まれるため、「どの商品を選ぶか」が費用の最大ファクターです。
加えて以下の要素が坪単価を押し上げる/抑えるポイントになります。
- 性能グレード:断熱等級7、耐震等級3+免震仕様など高性能仕様を選ぶと上位レンジに近づく
- 間取り形状と総床面積:凹凸の多い外観や大型吹き抜けは割高。総床面積が増えると坪単価は微減するが総額は跳ね上がる
- 標準仕様外オプション:タイル外壁、ハイドア、造作家具、蓄電池などを追加すると1坪あたり数万円単位で上昇
- 地域係数:寒冷地仕様(北海道・東北など)は断熱強化分で数万円アップするケースあり
例えば延床面積30坪(約99㎡)の家であれば、本体工事だけで2,400〜3,000万円前後は必要になる計算です(※実際の総額はこの他に諸費用が加わります)。
なお、一条工務店の坪単価は大手ハウスメーカー平均と比べ中〜高価格帯に位置しますが、全棟気密測定や太陽光+床暖房を標準搭載した「モデルハウス標準装備」が坪単価に含まれる点が特徴です。

設備を追加しなくても高性能住宅が手に入るため、最終的な総額で比較したときに他社と大差がないという口コミも多く見られます。
長期的に見ると光熱費削減・メンテコスト低減による「ライフサイクルコスト」が抑えられるとの試算もあり、初期費用が高くても費用対効果は十分という評価が主流です。
もちろん、坪単価はあくまで目安であり、実際の建築費用はプラン内容やオプション次第で変動します。
一条工務店の坪単価の推移
ここで、一条工務店を含む全国の平均坪単価の推移(2012〜2024年)を見てみましょう。

坪単価は、2010年代から現在にかけて右肩上がりに推移しています。
特に2017年以降は人件費や資材価格の高騰により、住宅建築費が急激に値上がりしました。
2020年前後は一時的に横ばいでしたが、2021年以降再び上昇が顕著で、2024年時点では全国平均で約90万円/坪に迫る水準となっています。
つまり現在、一条工務店に限らず家づくり全体のコストが上昇傾向にあるため、「思ったより高い」と感じるケースが増えているのです。
こうした背景を踏まえると、「いつか建てよう」と考えている間にコストがさらに上がってしまう可能性も高いと言えます。
現にここ数年で坪単価は1.5倍に上昇しており、このトレンドは今後もしばらく続くと予想されています。
そのため、「建てたい」と思った今こそが、最もコストを抑えて家を建てられるタイミングかもしれません。

将来の価格上昇を見越すなら、早めに行動することこそが後悔しないためのコツと言えるでしょう。
参考までに、坪単価の推移概算を表にしたものを掲載しておきます。
年 | 平均坪単価 |
---|---|
2012 | 570,640円 |
2013 | 578,338円 |
2014 | 596,226円 |
2015 | 609,849円 |
2016 | 614,815円 |
2017 | 624,113円 |
2018 | 631,605円 |
2019 | 640,047円 |
2020 | 647,963円 |
2021 | 654,207円 |
2022 | 677,751円 |
2023 | 776,441円 |
2024 | 836,683円 |
※国土交通省「建築着工統計」をもとに試算した概算値
一条工務店と他社10社との坪単価比較表

一条工務店の坪単価を他の主要ハウスメーカー10社と比較してみましょう。
大手〜中堅の代表的なハウスメーカーの坪単価目安を一覧にまとめました。
一条工務店はやはり上位クラスの価格帯であることが分かります。
一条工務店(参考) | 80万~100万円程度 |
積水ハウス(セキスイハウス) | 60万~120万円程度 |
セキスイハイム | 55万~100万円程度 |
ダイワハウス(大和ハウス工業) | 70万~130万円程度 |
住友林業 | 60万~110万円程度 |
三井ホーム | 60万~130万円程度 |
ミサワホーム | 60万~100万円程度 |
パナソニックホームズ | 55万~95万円程度 |
トヨタホーム | 55万~100万円程度 |
旭化成ヘーベルハウス | 70万~120万円程度 |
タマホーム | 40万~60万円程度 |
※上記は各社の主力商品を中心とした概算の坪単価目安です。
※この表は常に更新しているため他記事とは数値が異なることがあります。
ご覧のように、一条工務店の「坪単価80万~100万円前後」という水準は、業界内ではおおむね中~高価格帯グループに属します。
他の大手(積水ハウスや住友林業、ダイワハウス、ヘーベルハウスなど)の上位商品が坪単価100万円超えとなる中で、一条工務店もそれらに近い水準です。
ただし、一条工務店は標準仕様に多くの設備が含まれるぶん追加費用が抑えられるメリットがあります。

他社でオプション費用が嵩むケースまで考慮すると、「提示される坪単価ほど割高ではない」と評価する声もあります。
一方で、ローコスト住宅メーカー(例:タマホームなど)は坪単価40~60万円台と格安です。
これらと比べると一条工務店は倍近い価格帯になりますが、そのぶん住宅性能や標準設備の充実度で大きく差別化されています。
要は「家の性能や快適さにどこまで価値を感じるか」が価格に見合うかどうかのポイントと言えるでしょう。
高気密高断熱住宅による光熱費削減や、地震に対する安心感、一年中快適な断熱性能など、目に見えにくい価値に納得できるなら、一条工務店の価格は決して高すぎる買い物ではないはずです。
各社とも商品ラインによって価格帯は幅があります。
一条工務店の場合も、先述のように標準仕様であれば他社並み〜やや高め程度ですが、充実した設備・仕様を選べば最高クラスの価格帯になります。
他社比較において重要なのは、同じ条件で比較することです。
例えば延床面積や構造・性能グレードを揃えて見積もりを取れば、一条工務店と他社のコスパの違いがより正確に見えてきます。
この点については、比較検討をしないまま契約するのは避け、必ず複数社の提案・見積もりを入手することをおすすめします👇
一条工務店の特徴

次に、一条工務店という会社の特徴を見ていきましょう。
一条工務店は1978年創業の大手ハウスメーカーです。
文字通り住宅性能の高さに徹底的にこだわっており、高気密・高断熱性能をはじめ、省エネ性能や耐震性能など住まいの快適性・安全性でトップクラスの評価を得ています。

実際、戸建て住宅販売戸数で5年連続業界1位(ギネス世界記録にも認定)という実績があり、多くのオーナーから信頼されているメーカーです。
要するに、一条工務店は「住宅性能で妥協したくない!」という方に選ばれているメーカーです。
夏涼しく冬暖かい快適な暮らし、災害に強く安心できる住まいを実現したい方にとって、大きな魅力を持つ存在と言えるでしょう。
断熱性能
一条工務店の代名詞とも言えるのが圧倒的な断熱・気密性能です。
壁・天井・床に高性能ウレタンフォームを分厚く充填し、サッシにはトリプルガラスの樹脂窓を採用。
実際の気密測定ではC値(相当隙間面積)が0.3㎠/㎡前後と、一般的な木造住宅の10分の1以下という結果も珍しくありません。

夏の熱気を遮り、冬はわずかな暖房で全館を均一に暖められるため、年間を通じて電気代が抑えられるのが大きな魅力です。
太陽光発電&ZEH対応
太陽光パネルを大容量で載せる「屋根まるごと太陽光」が標準仕様になっている点も特徴的です。
余剰電力の売電でローン返済をサポートできるほか、蓄電池と組み合わせれば停電時でも家中に電気を供給できます。

年間の一次エネルギー収支をプラスマイナスゼロに近づけるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の実績は、国内トップクラスです。
耐震性能
独自のツインモノコック構造により耐震等級3を標準でクリアしています。
壁・床・天井を面で一体化した箱型構造は、地震の揺れをバランス良く受け止めるため倒壊リスクが低く、過去の大地震でも全・半壊ゼロを記録した事例が報告されています。

オプションで免震装置も選択でき、さらなる安心感を得ることも可能です。
標準仕様の充実
展示場で見た“あの豪華さ”がそのまま標準で手に入る点も、他社と比べた際の大きな強みです。
全館床暖房、ハイドア、システムキッチンの食洗機、樹脂サッシなど、一般にオプション扱いの設備がほぼ全てコミコミ価格。
仕様決めで悩むストレスが軽減され、結果として総額が当初見積もりから大きく跳ね上がりにくい傾向があります。

これが最も大きいという声も。特に頭を悩ませなくても最高の設備が手に入るのは魅力的すぎます。
自社工場一貫生産によるコストパフォーマンス
建材や住宅設備の多くをグループ会社の自社工場で生産・調達しているため、中間マージンが少なく品質も安定。
大量生産で得たコストメリットを住宅価格に反映できる仕組みが整っています。

坪単価は高めでも、「性能と標準装備を考えると割高感が薄れる」と言われる背景には、この生産体制が大きく関わっています。
一条工務店の人気商品
一条工務店には多彩な商品ラインナップがありますが、代表的な人気商品をいくつか紹介します。
i-smart(アイ・スマート)
スタイリッシュな外観と高い断熱・気密性能を両立した人気No.1シリーズ。
シンプルモダンなデザインで、太陽光発電や床暖房など最新設備を標準搭載しています。
坪単価の目安は約90万円前後とやや高めですが、一条の代名詞ともいえる高性能住宅です。
i-cube(アイ・キューブ)
キューブ型のシンプルなデザインと省エネ性が魅力のシリーズ。
余計な装飾を排し、断熱・気密性能に重点を置いた実用的な住宅です。

坪単価は約80万円台が中心で、性能を重視しつつコストを少し抑えたい方向けと言えます。
GRAND SMART(グラン・スマート)
020年代に登場した上位モデルで、重厚感ある外観デザインと最新テクノロジー設備を兼ね備えたシリーズです。
耐震・断熱性能はもちろん最高クラスで、内装の高級感にもこだわっています。
坪単価は約75万~90万円ほど。

上位モデルながら比較的コストパフォーマンスの良い設定です。
GRAND SAISON(グラン・セゾン)
こちらも上位モデルの一つで、ヨーロピアンテイストのデザインが特徴。
外観・内装ともに重厚で高級感があり、性能もトップレベルです。

坪単価は100万円を超えることもあり、一条工務店の中では最高級帯に位置します。
i-smile(アイ・スマイル)
ここからは注文住宅でなく規格住宅の商品となります。
アイスマイルは一条工務店のセミオーダー住宅で、あらかじめ用意された間取りプランから選んで建てる商品です。
基本構造や性能は一定水準を満たしつつ、自由設計に比べて設計コストを削減しています。

坪単価は約70万円が目安で、注文住宅より価格を抑えたい方向け。
HUGme(ハグミー)
若年層や子育て世代向けに展開しているローコスト規格住宅です。
デザインや間取りはある程度決まっていますが、その分コストパフォーマンスに優れます。
坪単価約50万円と、一条工務店の中では最も安価なプランです。

性能は必要十分なレベルを確保しつつ、シンプルな住まいを実現できます。
ご覧のように商品ごとにコンセプトやターゲットが明確に分かれているので、希望に合ったモデルを選びやすいはずです!
なお、一条工務店の商品ラインナップについて詳しく知りたい場合は、カタログ請求で最新情報を確認できます👇
一条工務店の追加費用例

家づくりの見積書を見ると、坪単価×坪数で算出される「本体工事費」以外にも多くの費用項目が並びます。
一条工務店でも見積書上で追加費用が色々とかかりますが、主な例を挙げてみましょう。
以下のような費用は本体価格に含まれず別途発生することが一般的です(いわゆる「付帯工事」「諸費用」と呼ばれるものです)。
屋外給排水工事・電気ガス引き込み費
敷地内への上下水道の引き込み工事や、電力・ガスの配管工事などインフラ整備費です。
建物本体工事費には含まれないため、別途見積もりとなります。

敷地状況によって費用は変わりますが、目安として数十万円程度は見込んでおきます。
地盤改良費・基礎工事費
建築予定地の地盤強度によっては、地盤改良工事(表層改良・柱状改良・杭打ち等)が必要です。
また基礎形状も地盤に合わせて増強する場合、追加費用がかかります。

軟弱地盤だと数十万〜数百万円規模の地盤改良費が発生するケースもあります。
設計費・申請費用
建物の実施設計図書作成や各種申請に伴う費用です。

一条工務店では設計費用は本体価格に含まれていることが多いですが、確認申請や長期優良住宅申請、各種許可手数料などが諸費用として計上されます。
諸経費(工事管理費・事務経費)
工事現場の管理費や事務手数料など名目の諸経費が見積もりに載ります。

建物価格の数%程度(例:本体価格5,000万円の場合で150〜250万円前後)を目安に計上されることが多いです。
外構工事費
門扉・フェンス、駐車場やアプローチ、庭造りなど敷地まわりの工事費です。
建物と同時に依頼する場合、かなり費用がかさみがちな項目で、凝った外構にすると数百万円単位になることも珍しくありません。

シンプルに抑えても最低100万前後は見ておきたいところです。
住宅ローン関連費用
ローン手数料・保証料、火災保険料、登記費用などです。
これらは建築費とは別枠ですが、家づくり全体の費用としては無視できません。

トータルで100万〜200万円程度になるケースが多いでしょう。
家具・カーテン・照明・エアコン代
新居に合わせて新調する家具家電類の費用です。
ハウスメーカーのオプション扱いにするか、自分で購入するかによりますが、全室分を揃えるとまとまった金額になります。

特にカーテンや照明は後回しにしがちですが、意外と費用がかかる点に注意です。
オプション工事費
太陽光発電システムや蓄電池、床暖房、天井高アップ、造作家具など、こだわりのオプションを追加すればその都度費用が発生します。
一条工務店は高性能なオプションが充実していますが、その分オプション費用も高額になりやすい傾向です。

必要なものと不要なものを見極めて採用しましょう。
以上のように、本体工事費以外にも様々な費用項目があります。
一条工務店の場合、高性能ゆえ本体工事費が高めですが、その分付帯費用には標準仕様内で含まれているもの(大容量太陽光や床暖房設備など)もあります。
他社でオプション扱いの設備がコミコミになっている点を考慮すると、「最終的な総額で見れば極端に高すぎるわけではない」という声もあります。
とはいえ予算計画時には、本体価格+20%前後の諸費用を見込んでおくと安心です。
一条工務店をはじめハウスメーカー各社では見積もり時に丁寧に説明してくれますが、「最初聞いていた坪単価×坪数より予算オーバーになった…」というのはよくある話です。
特に外構費用やオプション費用は見落としがちなので、初期段階からしっかり含めて資金計画を立てることが重要です。
広告などでよく見る「坪単価○○万円〜」は、一般に建物本体の価格のみを指します。
上記のような付帯工事費や諸費用は含まれていないため、実際の総費用は坪単価表示より大幅に上振れします。
「○○万円/坪で家が建つ!」という宣伝は鵜呑みにせず、総額で考えるようにしましょう。
一条工務店の坪単価を安く抑える方法

一条工務店での家づくりで費用を節約するコツを4つご紹介します。
高額になりがちな坪単価を少しでも安く抑えるために、ぜひ参考にしてください。
方法1:間取りを総二階&シンプル形状にする
家の形状や間取りの工夫でコスト削減ができます。
例えば、建物の形はできるだけ四角形に近いシンプルな形状にすると、凹凸の多いデザインよりも施工効率が良く安価です。
また不要な吹き抜けや大開口を避け、構造的に無理のないプランにすることで追加補強費用を抑えられます。
一条工務店の商品はある程度規格化されていますが、その中でもプランを欲張りすぎずコンパクトにまとめることがコストダウンにつながります。
複雑な間取りや大きな吹き抜けなどは魅力的ですが、坪単価を重視するならできるだけ避けるのが賢明です。

なお、シンプルな設計にすることで施工精度も上がり(失敗しにくくなり)、不具合のリスク低減にもつながります。
方法2:設備・仕様やオプションは必要最低限に
一条工務店は標準で高性能設備が揃っていますが、さらにオプション追加も豊富に用意されています。
つい「あれもこれも」と盛り込みたくなりますが、予算内に抑えるにはオプション工事やグレードアップを厳選することが大切です。
例えば、標準のキッチンやバスでも充分高品質なので、特にこだわりがなければそのまま採用するだけでコスト増を避けられます。
照明や造作家具なども後から自分で用意できるものは極力契約時に入れないなど、メリハリをつけましょう。
「性能」に関わる部分は標準で担保されているため、性能に影響しない贅沢部分を抑えるのがポイントです。
「どうせ建てるなら…」と欲張って高級な設備やオプションを盛り込みすぎると、あっという間に予算オーバーになります。
オプション採用は本当に必要なものだけに厳選しましょう。
こだわりたい部分(キッチンなど)はお金をかけ、こだわりのない部分は標準仕様にとどめるなどメリハリが大切です。

営業担当から様々なオプション提案を受けると心が動いてしまいますが、冷静に「本当に必要か?」を見極めて取捨選択してください。
また、後から自分で対応できるもの(照明器具やカーテン、植栽など)は施主支給・別途手配にすることでコストダウンできる場合もあります。
標準仕様でも性能の高い一条工務店ですから、オプションなしでも十分良質な家になります。欲張りすぎず予算内で満足できるポイントを押さえましょう。
方法3:キャンペーンや紹介制度を活用する
一条工務店では値引き交渉は基本的にできませんが、その代わり定期的にキャンペーンを行っています。
期間限定で太陽光パネル分をサービスしてくれたり、オプション設備が無料になるキャンペーンなどがあるので見逃さず利用しましょう。
また、オーナーからの紹介制度を利用すると契約者・紹介者双方に特典が出る場合もあります。
知人に一条オーナーがいるなら紹介してもらうのも一手です。
こうした公式な割引制度を上手に使えば、結果的に数十万~百万円規模でお得になるケースもあります。

値引きNGでも「キャンペーン+紹介」で実質的な値引きを狙うのが賢い方法です。
方法4:複数社のプラン・見積もりを比較する
必ず複数の住宅会社からプランや見積もりを取り寄せて比較することも、一番と言っていいほど重要な節約ポイントです。
私は注文住宅サポートアプリ「家づくり手帳」を運営し、これまでに何人もの注文住宅経験者のリアルな声を聞いてきましたが、ハウスメーカー選びで後悔しない人は、みんな相見積もりを取っています。
これは、1社しか見積もりを取らないとその金額が本当に妥当なのか判断できず、相場感を知らないまま契約してしまうからです。
なので私は、必ず3社以上から相見積もりを取ることをおすすめしています。

でも、何社も相見積もりを取るのは正直面倒ですよね。
同じことを考えた家づくりの先輩たち約40万人が使っているのが、無料一括見積もりサイト「タウンライフ家づくり」です。
希望のエリアや間取りをたった3分入力するだけで、複数のハウスメーカーや工務店から一度に見積もりとカタログが届きます。
しかも、送ってくれるのは一条工務店や大和ハウスなど大手を含む全国600社以上のハウスメーカー。
下のブランドロゴを見ればわかるように、有名企業は大体揃っています。

さらに、カタログや見積りだけではありません。あなただけのオリジナル間取り提案も無料で受け取ることができます。

あまり知られていませんが、累計利用者数はすでに40万人を超えており、注文住宅経験者の間では定番のサービスとして知られています。
家づくりのどの段階においても一度は必ず使っておくべきサイトといえるでしょう。
一条工務店のメリット・デメリット

一条工務店のメリット・デメリットを整理しておきましょう。
実際に建てた人の口コミや評価から見えてくるポイントですので、契約前の判断材料にしてください。
メリット1:高い住宅性能
耐震性・断熱性・気密性といった基本性能が業界トップクラスです。
全館床暖房や高断熱サッシなどにより一年中快適で、光熱費を大幅に節約できたという声も。

地震への備えも万全で、長く安心して住める家づくりができます。
メリット2:モデルハウス仕様が標準装備
展示場で見たようなハイグレード仕様がそのまま標準で付いてくるため、「契約後にグレードダウン…」という心配がありません。
キッチン・バス等の設備や内装の質感も高く、標準のままで十分満足できるケースが多いです。

「イメージと違った…」を未然に防げます。
メリット3:コスパが高い
建材・設備を自社グループ工場で大量生産しているため品質管理が行き届き、かつ中間マージンを省いた適正価格を実現しています。
高品質なオリジナル製品(高性能サッシや断熱材など)を自前で作れるのは大手でも希少で、その分コストパフォーマンスに優れていると言えます。

家は、性能。
デメリット1:坪単価が高め
やはり最大のネックは価格面で、同じ広さなら一条工務店は一般的なビルダーより建物本体価格が割高になりがちです。
高性能ゆえ致し方ない部分ですが、予算に余裕がないとオプションを削るなど何かしら妥協が必要になる場合があります。

「とにかく安く家を建てたい」という方には向きません。
デメリット2:間取りやデザインの自由度に制限
一条工務店の家は規格化された建材・モジュールを使うため、特殊な間取りや凝ったデザインは苦手です。
例えば大空間の吹き抜けや曲線を多用したプラン、社外メーカーの設備を入れる、といった自由度は他社より低めです。
同じような外観デザインになりがちとの指摘もあります。
「注文住宅で個性的な家にしたい!」という要望には応えにくい点はデメリットです。

契約前に「本当に必要か」を家族で話し合いましょう。優先順位を決めるにはアプリ「家づくり手帳」の活用もおすすめです!
デメリット3:値引き交渉が(基本)できない
前述のとおり、一条工務店は基本的に値引きゼロの定価販売です。
他社では大幅値引きがあるケースもある中、「交渉しても一切安くならなかった」という口コミも散見されます。
公平な取引とも言えますが、購入者心理としてはやはり痛いところでしょう。

ただしその代わりにキャンペーン特典などで調整されることはあります。
デメリット4:保証期間が短め
一条工務店の構造躯体保証は最長30年(初期10年+延長20年)となっています。
他の大手で見られる最長60年保証制度などはなく、延長含めても30年で一区切りです。
もちろん30年以降も有償メンテナンスで長く住めますが、「保証の長さ」を重視する方にとっては物足りなく感じるかもしれません。
以上のように、一条工務店にはハイクオリティゆえのメリットと規格住宅ゆえのデメリットが存在します。
ただ、総じて見ると「提供している性能・品質に対して価格は適切」「誰にでも高性能住宅が実現できる仕組み」という評価が多く、満足度は高いメーカーです。
デメリット面も事前に理解し対策できれば、大きな問題にはならないでしょう。
一条工務店で失敗しないためのポイント
一条工務店で後悔しないためのポイントをまとめます。
注文住宅という大きな買い物だからこそ、以下の点に気をつけましょう。
ポイント①:必ず複数社のプラン・見積もりを比較する
前述の通り、比較検討は家づくり成功のカギです。「気になるハウスメーカーのカタログはとりあえず全て取り寄せて比較すること」が最も重要です。
一条工務店が第一志望でも、他社の提案・価格も確認した上で契約判断するようにしましょう。
もし他社の方が安く同等の家を建てられると分かれば交渉もできますし、逆に一条工務店にしかない強みが再確認できるかもしれません。
比較せずに即決すると「もっと安くできたのに…」と後悔するリスクが高まります。
ポイント②:予算と優先順位を明確にしておく
一条工務店は高性能な分、どうしても費用が高くなりがちです。
家づくりでは理想がどんどん膨らみがちですが、全てを叶えようとするといくらお金があっても足りません。

「予算内に収まったけれど、理想のマイホームからはかけ離れてしまった…」という事態は避けたいですよね。
そこで、絶対に譲れない条件(間取りや性能など)と妥協できる部分を家族で話し合ってリスト化しておきましょう。
「ここは妥協できる」「ここは絶対に欲しい」を整理しておけば、打ち合わせ中にオプション追加しすぎて後から青ざめる…なんて事態も避けられます。

なお家づくりの要望をまとめるには、アプリ「家づくり手帳」の活用もおすすめです!
一条工務店の提案を受ける際も、家づくり手帳で作成したリストを共有すれば、自然と的確なプラン調整ができます。
優先順位が明確なら、不要なオプションを削る判断もしやすくなり、満足度の高い家づくりにつながるのです。
ポイント③:モデルハウスや完成住宅を自分の目で確認する
一条工務店に限らず言えることですが、契約前に必ずモデルハウスや見学会で実物を見るようにしましょう。
一条工務店の場合、モデルハウスがほぼ標準仕様なので「こんな家が建つんだ」と具体的にイメージできます。
加えてオーナー宅見学会や完成見学会があれば積極的に参加し、実際の生活空間や施工仕上がりをチェックしましょう。
カタログや図面だけでは分からない細部の質感や間取りの体感が得られ、「思っていたのと違う」というミスマッチを防げます。
高い買い物ですから、五感で体験して納得してから契約することを強くおすすめします。

契約前にできるだけ多く情報収集し、「こんなはずじゃなかった」を防ぐことが大切です。
ポイント④:仮契約は慎重に、他社比較も視野に
一条工務店ではプラン提案の前段階で仮契約(金銭預かり)を求められるケースがありますが、契約を急ぐあまり焦って仮契約しないよう注意しましょう。
仮契約すると心理的に他社と比較しづらくなりがちです。
本命が一条工務店であっても、必ず他社のカタログや見積もりにも目を通して相場観を掴んでください。
性能やデザインと費用のバランスを比較することで、一条工務店の良さも改めて見えてくるはずです。

他社検討を経ても「やっぱり一条がいい」と思えれば安心して本契約に臨めます。
営業担当のペースに流されず、自分たちのペースで情報収集・検討することが失敗しないコツです。
以上の点に留意しながら進めれば、一条工務店との家づくりもきっと満足のいくものになるでしょう。
高品質なマイホームを手に入れるために、契約前の準備と確認をしっかり行いましょう!
一条工務店の会社情報
社名 | 株式会社一条工務店(ICHIJO Co.,Ltd.) |
ブランド名 | 一条工務店 |
創業・設立 | 1978年9月(創業) |
資本金 | 2億7460万円(グループ合計) |
従業員数 | 約6,700名(グループ計、2024年現在) |
年間着工当数 | 16,000棟以上(2023年度 実績) – 戸建注文住宅の販売戸数5年連続業界No.1 |
本社所在地 | 東京都江東区木場5-10-10 |
公式HP | https://www.ichijo.co.jp |
一条工務店の対応エリア
一条工務店の施工対応エリアは全国に広がっています(沖縄県・高知県・一部離島を除く)。
北海道から東北、関東、甲信越、中部、近畿、中国・四国、九州地方まで、日本全国に支店・営業所やモデルハウスを展開しています。
その拠点数は国内で約500か所にも及び、主要都市はもちろん地方エリアにも手厚い営業ネットワークがあります。

基本的には沖縄県と高知県以外の全ての都道府県で建築可能ですが、離島や山間部の一部地域では対応が難しい場合があるため、詳細は最寄りの営業所に確認すると良いでしょう。
なお、一条工務店にはフランチャイズ形態の「一条工務店〇〇(地名)」「一条〇〇店」といったグループ会社(いわゆるFC店)も存在します。
地域によってはFC店が担当するケースもありますが、提供される住宅性能や商品ラインナップは直営と同等です。
ただしアフターサービス面で「FC店は対応がやや遅い」という口コミが散見されることもあります。

契約エリアが直営かFCかによって窓口が変わる場合がありますので、心配な方は事前に確認しておくと安心です。
お近くの住宅展示場や営業所で相談すれば、その地域の事情に合わせた提案をしてもらえるでしょう。
まとめ
以上、一条工務店の坪単価から特徴、商品ラインナップ、費用の内訳、コスト削減方法、メリット・デメリット、注意点、会社情報、対応エリアに至るまで幅広く解説しました。
高性能・高品質ゆえに価格が高めで悩む点もありますが、その分の価値や安心感を見出せるなら選ぶ価値のあるハウスメーカーだと言えます。
実際「建てて良かった」「冬でも無暖房で快適」という声も多く、性能重視のご家庭にはピッタリでしょう。
ぜひ本記事の情報やポイントを参考に、理想のマイホーム実現に役立ててください。
一条工務店の家づくりについて理解が深まり、皆さんの家づくりの検討に少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
※本記事はプロモーションの内容を含みます。