積水ハウスの坪単価はいくら?2025までの最新推移やハウスメーカーごとの比較を公開

家づくり

※本記事はプロモーションを含みます。

「積水ハウスでマイホームを建てたいけれど、坪単価が高いって本当?」「他のハウスメーカーと比べて損はしないかな…?」そんな不安や疑問をお持ちではないでしょうか。

大手ハウスメーカーである積水ハウスは価格が高めという評判もありますが、その分の価値や魅力があるのか気になりますよね。

実は、積水ハウスの坪単価は平均で約120〜150万円と業界トップクラス。

ただ、価格だけで判断するのは早計です!費用の内訳や他社との比較、評判を知れば、適正かどうか見極められます。

本記事では、注文住宅のタスク管理アプリ「家づくり手帳」を運営している私が、積水ハウスの坪単価にまつわる情報を余すことなく解説します。

なお、家づくりアプリ「家づくり手帳」について詳しく知りたい方はこちらから!

  1. 積水ハウスの坪単価の詳細
  2. 積水ハウスの坪単価の推移
  3. 積水ハウスと他社10社との坪単価比較表
  4. 積水ハウスの特徴
  5. 積水ハウスの人気商品
    1. イズ・ロイエ(IS ROY+E)
    2. ビエナ(BIENA)
    3. シャーウッド グラヴィス・ステージ
  6. 積水ハウスの追加費用例
    1. 地盤改良費・基礎工事費
    2. 屋外給排水工事・電気ガス引き込み費
    3. 外構工事費
    4. 設計費・申請費用
    5. 諸経費(工事管理費・事務経費)
    6. 住宅ローン関連費用
    7. 家具・カーテン・照明・エアコン代
    8. オプション工事費
  7. 積水ハウスの坪単価を安く抑える方法
    1. 方法1:間取りをシンプルにする
    2. 方法2:設備・仕様やオプションは必要最低限に
    3. 方法3:キャンペーンや割引制度を活用する
    4. 方法4:複数社のプラン・見積もりを比較する
  8. 積水ハウスのメリット・デメリット
    1. <メリット(良い点)>
      1. メリット1:技術力・住宅性能が非常に高い
      2. メリット2:自由度の高い設計と提案力
      3. メリット3:保証・アフターサービスが手厚い
    2. <デメリット(注意点)>
      1. デメリット1:価格が高く予算に余裕が必要
      2. デメリット2:断熱性能が他社最高水準より劣る
      3. デメリット3:担当者(営業・設計)による対応の差がある
      4. デメリット4:外観デザインが似通いがち
  9. 積水ハウスの口コミ
    1. 積水ハウスの良い口コミ
  10. 積水ハウスで失敗しないためのポイント
    1. ポイント①:必ず複数社のプラン・見積もりを比較する
    2. ポイント②:予算と優先順位を明確にしておく
    3. ポイント③:モデルハウスや施工例を必ず自分の目で確認する
    4. ポイント④:契約内容やアフターサービスをしっかり確認する
  11. 積水ハウスの会社情報
  12. 積水ハウスの対応エリア
  13. まとめ

積水ハウスの坪単価の詳細

まず、積水ハウスの坪単価(建物本体工事費の1坪あたり単価)の目安を紹介します。

積水ハウスは大手ハウスメーカーの中でもハイグレード路線で、一般的に坪単価約120万〜150万円とされています。

例えば延床30〜40坪程度の家を建てる場合、建物本体価格は約5,600万〜8,000万円が目安です。

土地代を含めた総額では、土地価格2,000万円の場合で総額5,600万〜8,000万円ほどになる試算です。

このように積水ハウスは非常に高価格帯ですが、構造や安全性・快適性、ブランド力など全てがハイレベルであることが価格に反映されています。

もちろん坪単価は商品シリーズや仕様・オプションによって変動します。積水ハウスでは、木造ブランド「シャーウッド」と鉄骨造それぞれに複数の商品ラインアップがあり、仕様次第で坪単価にも幅があります。例えば鉄骨系住宅では標準仕様で坪単価70〜100万円程度から、グレードを上げると坪単価120万円を超えることもあります。

木造のシャーウッドでも、高級志向のプランでは坪単価が80〜100万円程度になるケースがあります。

つまり最低ラインの仕様なら他社並みの坪単価から始められますが、理想を盛り込んでいくと坪単価は簡単に100万円超えとなる点に注意が必要です。

なお、一般的な全国平均の坪単価と比べても積水ハウスは高価格帯です。

ハウスメーカー全体で見ると、大手メーカーの坪単価相場は約55〜150万円、中堅は45〜95万円、ローコスト系は20〜55万円程度と言われます。

このような相場と比べても、積水ハウスの120〜150万円という坪単価は業界でもトップクラスであることが分かります。

「高い」と言われる理由も、この価格帯の高さにあるわけですね。

積水ハウスの坪単価の推移

積水ハウスを含む全国の平均坪単価の推移(2012〜2024年)を見てみましょう。

国土交通省の建築着工統計(新築住宅の延床面積合計と工事費予定額)から算出された坪単価の全国平均値は、近年右肩上がりで推移しています。

以下は坪単価の推移概算です。

年次平均坪単価(円/坪)
2024年¥836,683
2023年¥776,441
2022年¥677,751
2021年¥654,207
2020年¥647,963
2019年¥640,047
2018年¥631,605
2017年¥624,113
2016年¥614,815
2015年¥609,849
2014年¥596,226
2013年¥578,338
2012年¥570,640

※国土交通省「建築着工統計」をもとに試算した概算値

このように、2010年代から現在にかけて坪単価は大幅に上昇しています。

特に2017年以降は人件費や資材価格の高騰により、住宅建築費が急激に値上がりしました。

2020年前後は一時的に横ばいでしたが、2021年以降再び上昇が顕著で、2024年時点では全国平均で約90万円/坪に迫る水準となっています。

大手各社の坪単価ランキングを見ても、最も安いメーカーで約40〜70万円、高いメーカーでは110万円超となっており、年々その差も広がっています。

つまり現在、積水ハウスに限らず家づくり全体のコストが上昇傾向にあるため、「思ったより高い」と感じるケースが増えているのです。

こうした背景を踏まえると、「いつか建てよう」と考えている間にコストがさらに上がってしまう可能性も高いと言えます。

現にここ数年で坪単価は1.5倍に上昇しており、このトレンドは今後もしばらく続くと予想されています。

そのため、「建てたい」と思った今こそが、最もコストを抑えて家を建てられるタイミングかもしれません。

将来の価格上昇を見越すなら、早めに行動することこそが後悔しないためのコツと言えるかもしれません。

※なお、注文住宅にかかる総予算の内訳や相場については、当サイトの別記事でも詳しく解説しています。費用全体の把握には併せて参考にしてください。

積水ハウスと他社10社との坪単価比較表

積水ハウスの坪単価を他の主要ハウスメーカー10社と比較してみましょう。

大手〜中堅の代表的なハウスメーカーの坪単価目安を一覧にまとめました。

積水ハウスはやはり最上位クラスの価格帯であることが分かります。

ハウスメーカー坪単価(目安)
積水ハウス120〜150万円
大和ハウス工業(ダイワハウス)120〜148万円
旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)122〜130万円
住友林業115〜130万円
ミサワホーム110〜120万円
セキスイハイム(積水化学工業)85〜110万円
パナソニックホームズ100〜145万円
三井ホーム100〜120万円
一条工務店80〜100万円
タマホーム40〜50万円

※上記は各社の主力商品を中心とした概算の坪単価目安です。実際の価格は商品仕様や地域等で変動します。

ご覧のように、積水ハウスの坪単価は他社と比べても突出しています。

他社ではタマホームなどローコストメーカーが坪単価40〜50万円台と非常に安価なのに対し、旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)や三井ホームなど高価格帯のメーカーでも坪単価120万円前後であり、積水ハウスはその上限付近に位置します。

大和ハウスや住友林業といった大手でも坪単価目安はだいたい110〜130万円程度であり、積水ハウスの水準(120〜150万円)は頭一つ抜けて高いと言えるでしょう。

もっとも、各社とも商品ラインによって価格帯は幅があります。

積水ハウスの場合も、先述のように標準仕様であれば他社並み〜やや高め程度ですが、充実した設備・仕様を選べば最高クラスの価格帯になります。

他社比較において重要なのは、同じ条件で比較することです。

例えば延床面積や構造・性能グレードを揃えて見積もりを取れば、積水ハウスと他社のコスパの違いがより正確に見えてきます。

この点については、後述する「坪単価を安く抑える方法」の中で詳しく触れますが、比較検討をしないまま契約するのは避け、必ず複数社の提案・見積もりを入手することをおすすめします。

積水ハウスの特徴

次に、積水ハウスという会社の特徴を見ていきましょう。

積水ハウスは1960年創業の老舗ハウスメーカーで、以来の累積建築戸数は2024年1月時点で約266万戸に達し、世界一の実績を誇ります。

この桁違いの施工実績が示す通り、長年にわたり多くの顧客に支持され、日本の住宅業界をリードしてきた存在です。

技術力と品質の高さも大きな特徴です。

積水ハウスは独自の技術・ノウハウによって、地震に強く耐久性に優れた住宅を実現しています。

鉄骨造・木造いずれの構法にも対応し、それぞれ業界トップクラスの構造性能を誇ります。

例えば木造ブランドの「シャーウッド」では、北米産材を使った独自工法により鉄骨住宅並みの耐震性を実現しており、安心感があります。

さらに外壁には高耐久の「ベルバーン(Bellburn)」という焼き物外壁を採用することで、将来的な外壁塗り替えを不要にし、メンテナンス負担を軽減しています。

一方、鉄骨系住宅でも独自の制震技術や剛構造により、大地震にも倒壊しにくい高い安全性を備えています。

邸別自由設計(フルオーダーの自由設計)を基本としているのも強みです。

決まった規格プランだけでなく、家族のライフスタイルや要望に合わせて一邸ごとにオーダーメイド設計が可能なので、間取りやデザインの自由度が非常に高く、理想の住まいを形にしやすいでしょう。

「デザイン性・快適性・耐震性など、すべての面で妥協したくない方に選ばれている」という評価もあります。

実際、全国各地にある住宅展示場で積水ハウスのモデルハウスを見ると、その提案力の高さや洗練されたデザインに驚かされます。

専任の営業担当・設計士が施主の希望を丁寧にヒアリングし、最適なプランを提案してくれる点にも定評があります。

さらに、アフターサービスの充実も特徴です。

積水ハウスでは構造躯体・雨漏りに対する初期30年保証(以降は点検・メンテナンスにより最長60年まで延長)を提供しており、定期点検も長期にわたり実施されます。

万一の不具合にも迅速に対応するカスタマーセンター体制が整っており、「長く安心して暮らせる」との評価を得ています。

こうした手厚い保証・サポートは、大手ハウスメーカーならではの安心感と言えるでしょう。

このように、積水ハウスは技術力・設計力・保障体制のすべてにおいてトップクラスであり、高価格ながらも支持され続ける理由となっています。

実際、累積建築戸数が示すように国内外で多くのファンを獲得しており、「高くても積水ハウスにお願いしたい」という根強い人気があります。

大手ならではのスケールメリットで資材調達や研究開発も充実しており、常に業界をリードする存在です。

積水ハウスの人気商品

積水ハウスには多彩な商品ラインナップがありますが、代表的な人気商品をいくつか紹介します。

大きく分けると、鉄骨造の「イズ(IS)シリーズ」「ビー(β)シリーズ」などと、木造の「シャーウッド」シリーズがあります。それぞれ特徴的なモデルが展開されています。

イズ・ロイエ(IS ROY+E)

重厚で風格のある邸宅志向の2階建て鉄骨住宅です。和洋折衷の意匠で「日本の邸宅」をコンセプトにした最高級クラスのモデルとなっています。強固な重量鉄骨構造と大空間設計を両立し、豪華さと開放感を兼ね備えたデザインが魅力です。耐震性はもちろん、断熱・遮音など性能面もハイグレードです。

ビエナ(BIENA)

重量鉄骨造の3〜4階建て都市型住宅シリーズです。狭小敷地や密集地でも有効活用できる多層階プランで、賃貸併用住宅や二世帯住宅にも対応します。鉄骨ラーメン構造による大スパン設計で、ビルトインガレージや屋上利用など自由度の高いプランニングが可能です。都市部で多層階建てを検討する方に人気があります。

シャーウッド グラヴィス・ステージ

木造住宅「シャーウッド」シリーズの代表格であるグラヴィス・ステージは、木の暖かみと強さを両立した人気モデルです。柱・梁に集成材を用いた堅牢な構造に、美しい外観デザインが特徴です。大開口や吹き抜けなど木造とは思えない大胆な空間設計が可能で、「木の家」でありながらモダンな邸宅を実現しています。耐震等級や断熱性能も高く、自然素材の質感を活かした内装提案も魅力です。

この他にも、平屋住宅専門シリーズの「平屋の季(ひらやのとき)」や、二世帯共暮らし提案の「ファミリー スイート」、木造と鉄骨のいいとこ取りをした混構造の提案など、積水ハウスは多彩な商品を展開しています。

商品ごとにコンセプトやターゲットが明確に分かれているので、希望に合ったモデルを選びやすいでしょう。

なお、積水ハウスの商品ラインナップについて詳しく知りたい場合は、公式サイトやカタログ請求で最新情報を確認できます。

展示場では各シリーズのモデルハウスが見学できますので、実物を体感して比較するのがおすすめです。

積水ハウスの追加費用例

家づくりの見積書を見ると、坪単価×坪数で算出される「本体工事費」以外にも多くの費用項目が並びます。

積水ハウスでも見積書上で追加費用が色々とかかりますが、主な例を挙げてみましょう。

以下のような費用は本体価格に含まれず別途発生することが一般的です(いわゆる「付帯工事」「諸費用」と呼ばれるものです)。

地盤改良費・基礎工事費

建築予定地の地盤強度によっては、地盤改良工事(表層改良・柱状改良・杭打ち等)が必要です。

また基礎形状も地盤に合わせて増強する場合、追加費用がかかります。

軟弱地盤だと数十万〜数百万円規模の地盤改良費が発生するケースもあります。

屋外給排水工事・電気ガス引き込み費

敷地内への上下水道の引き込み工事や、電力・ガスの配管工事などインフラ整備費です。

建物本体工事費には含まれないため、別途見積もりとなります。

敷地状況によって費用は変わりますが、目安として数十万円程度は見込んでおきます。

外構工事費

門扉・フェンス、駐車場やアプローチ、庭造りなど敷地まわりの工事費です。

建物と同時に依頼する場合、かなり費用がかさみがちな項目で、凝った外構にすると数百万円単位になることも珍しくありません。

シンプルに抑えても最低100万前後は見ておきたいところです。

設計費・申請費用

建物の実施設計図書作成や各種申請に伴う費用です。

積水ハウスでは設計費用は本体価格に含まれていることが多いですが、確認申請や長期優良住宅申請、各種許可手数料などが諸費用として計上されます。

諸経費(工事管理費・事務経費)

工事現場の管理費や事務手数料など名目の諸経費が見積もりに載ります。

建物価格の数%程度(例:本体価格5,000万円の場合で150〜250万円前後)を目安に計上されることが多いです。

住宅ローン関連費用

ローン手数料・保証料、火災保険料、登記費用などです。

これらは建築費とは別枠ですが、家づくり全体の費用としては無視できません。

トータルで100万〜200万円程度になるケースが多いでしょう。

家具・カーテン・照明・エアコン代

新居に合わせて新調する家具家電類の費用です。

ハウスメーカーのオプション扱いにするか、自分で購入するかによりますが、全室分を揃えるとまとまった金額になります。

特にカーテンや照明は後回しにしがちですが、意外と費用がかかる点に注意です。

オプション工事費

太陽光発電システムや蓄電池、床暖房、天井高アップ、造作家具など、こだわりのオプションを追加すればその都度費用が発生します。

積水ハウスは高性能なオプションが充実していますが、その分オプション費用も高額になりやすい傾向です。

必要なものと不要なものを見極めて採用しましょう。

以上のように、本体工事費以外にも様々な費用項目があります。

積水ハウスをはじめハウスメーカー各社では見積もり時に丁寧に説明してくれますが、「最初聞いていた坪単価×坪数より予算オーバーになった…」というのはよくある話です。

特に外構費用やオプション費用は見落としがちなので、初期段階からしっかり含めて資金計画を立てることが重要です。

坪単価表示の落とし穴

広告などでよく見る「坪単価○○万円〜」は、一般に建物本体の価格のみを指します。上記のような付帯工事費や諸費用は含まれていないため、実際の総費用は坪単価表示より大幅に上振れします。「○○万円/坪で家が建つ!」という宣伝は鵜呑みにせず、総額で考えるようにしましょう。

積水ハウスの坪単価を安く抑える方法

積水ハウスでの家づくりで費用を節約するコツを4つご紹介します。

高額になりがちな坪単価を少しでも安く抑えるために、ぜひ参考にしてください。

方法1:間取りをシンプルにする

家の間取りをできるだけシンプルにすることは、坪単価を抑える有効な手段です。部屋数を減らし、廊下やドアの数も最小限にまとめることで、施工の手間や材料コストを削減できます。

例えば「将来使うかもしれないから…」と余分な部屋を作ると、その分建築費が膨らみます。必要最低限の部屋数・空間に絞り、構造も凹凸の少ない総2階プランなど単純な形状にするほどコストは下がります。

複雑な間取りや大きな吹き抜けなどは魅力的ですが、坪単価を重視するならできるだけ避けるのが賢明です。

なお、シンプルな設計にすることで施工精度も上がり、不具合のリスク低減にもつながります。

方法2:設備・仕様やオプションは必要最低限に

「どうせ建てるなら…」と欲張って高級な設備やオプションを盛り込みすぎると、あっという間に予算オーバーになります。

オプション採用は本当に必要なものだけに厳選しましょう。

こだわりたい部分(キッチンなど)はお金をかけ、こだわりのない部分は標準仕様にとどめるなどメリハリが大切です。

営業担当から様々なオプション提案を受けると心が動いてしまいますが、冷静に「本当に必要か?」を見極めて取捨選択してください。

また、後から自分で対応できるもの(照明器具やカーテン、植栽など)は施主支給・別途手配にすることでコストダウンできる場合もあります。

標準仕様でも性能の高い積水ハウスですから、オプションなしでも十分良質な家になります。欲張りすぎず予算内で満足できるポイントを押さえましょう。

方法3:キャンペーンや割引制度を活用する

積水ハウスでは時期によってお得なキャンペーンが開催されることがあります。

例えば期間限定の建築費割引やオプションサービスなど、公式サイトで告知されている場合があるので見逃さないようにしましょう。

契約のタイミングによっては決算期値引きなどが適用されるケースもあります。また、積水ハウスには「住まいの参観日」といった施主宅を一定期間公開するイベントへの協力制度があり、これを受け入れると謝礼や特典がもらえる場合があります。

モデルハウスとして自宅を見せるのは抵抗があるかもしれませんが、その分コスト削減になることも事前に確認してみましょう。

その他、自治体の補助金制度(ZEH補助金など)も積極的に利用すれば、結果的に総費用を抑えられます。割引制度や公的補助金はフル活用するのが鉄則です。

方法4:複数社のプラン・見積もりを比較する

最後に、必ず複数の住宅会社を比較することです。

これが実は一番の節約ポイントになります。

「同じ条件で他社ならいくらで建つのか?」を知れば、積水ハウスの提示額が割高か妥当か判断できますし、交渉材料にもなります。自分で何社も回るのは大変ですが、そこでおすすめなのが一括比較サービスの「タウンライフ家づくり」です。

タウンライフ家づくりとは?

希望のエリア・広さ・予算・構造などを入力するだけで、全国の優良住宅会社から間取りプランや見積書、土地提案を一括でもらえる無料サービスです。

ネットで簡単に依頼でき、しつこい営業もないので安心して利用できます。実際、積水ハウス検討中にタウンライフを活用すると、同条件で他社ならどんな提案・価格になるかが比較できたり、見積もりの抜け漏れ(太陽光や外構、諸費用など)がないか確認できたりと、多くのメリットがあります。

3分程度で依頼可能なので、「積水ハウスだけで決めていいのかな…?」と迷っている方はぜひ試してみてください。

要は「比較せずに即決しない」ことが大切です。

複数社を見比べることで視野も広がり、結果的に理想の家づくりに近づきます。

積水ハウスのメリット・デメリット

最後に、積水ハウスのメリット・デメリットを整理しておきましょう。実際の施主の口コミや評判にもよく登場するポイントです。

<メリット(良い点)>

メリット1:技術力・住宅性能が非常に高い

上述したように、耐震・耐久性能や断熱・気密性能など住宅の基本性能が業界トップクラスです。「さすが大手、高品質で安心できる」という声が多く、建物自体の出来栄えに関しては満足度が高い傾向があります。

実際、「建物そのものは文句なし」「断熱性や気密性は申し分ない」という口コミもあり、高性能住宅を求める方には大きなメリットです。

メリット2:自由度の高い設計と提案力

積水ハウスは邸別自由設計で理想の間取りを実現しやすく、営業・設計担当者の提案力も高いと評判です。

顧客の要望を丁寧に汲み取り、プロならではの発想でプランに落とし込んでくれるため、「満足のいく家が建った」「理想のマイホームが叶った」という声が多数あります。

細部までとことん拘りたい人にとって、設計の自由度が高いのは大きなメリットでしょう。

メリット3:保証・アフターサービスが手厚い

初期30年保証や定期点検、迅速なアフター対応など、引き渡し後のサポート体制が充実しています。

実際に「入居後の点検や対応が迅速で助かる」「長期保証で安心して暮らせる」といった評価が見られます。家は建てて終わりではないので、長期的な安心感を得られるのは大きなメリットです。

初期費用は高めでも、「住んだ後のことまで考えると積水ハウスにして良かった!」と心から思えたとの口コミもあります。

<デメリット(注意点)>

デメリット1:価格が高く予算に余裕が必要

最大のデメリットはやはり本体価格・坪単価が高いことです。

同じ延床面積・仕様なら、他社より数百万円〜場合によっては1000万円以上高くなるケースもあります。「予算オーバーで泣く泣く断念した」「オプションを削って何とか契約した」という声もあり、資金計画にシビアさが求められます。

ただし価格に見合う性能・サービスは備えていますので、そこに価値を感じられるかがポイントです。

デメリット2:断熱性能が他社最高水準より劣る

積水ハウスの住宅は高気密高断熱ですが、一条工務店セキスイハイムなど断熱日本一を掲げる会社と比べると若干数値が劣ります。

寒冷地仕様やオプションで強化もできますが、「標準仕様では北海道の真冬は少し寒い」という口コミも見られました。

ZEH対応は可能なものの断熱特化型ではないため、冬の暖かさ重視なら事前に断熱等級や気密性能について確認した方が良いでしょう。

デメリット3:担当者(営業・設計)による対応の差がある

大手ゆえにスタッフ数も多く、担当者の当たり外れがあるとの指摘があります。

「営業さんに知識が不足していて不安になった」「設計士との相性が悪くプランがイマイチだった」という口コミも一部で見られました。

もっとも、これは積水ハウスに限らず人による部分ではあります。万一合わないと感じたら、担当替えをお願いするなどの対応も考えましょう。

基本的には優秀な人が多いですが、ばらつきがある点は念頭に置くべきです。

デメリット4:外観デザインが似通いがち

積水ハウスの住宅は統一感あるデザインシリーズで展開されているため、街並みにおいて「積水ハウスの家はどれも似た印象」という声もあります。

特に鉄骨住宅は箱型の重厚な外観が多く、「高級だけど個性は出しにくい」と感じる人もいるようです。

ただし設計の自由度は高いので、プラン次第で個性的な家に仕上げることも可能です。この点は好みもありますが、「せっかく高いお金を出すなら唯一無二のデザインにしたい」と考える方は、デザイン面での工夫が必要かもしれません。

以上のようにメリット・デメリットを理解した上で、自分にとって積水ハウスがベストな選択肢かどうか判断すると良いでしょう。

高品質で安心感がある反面、コストや方針面で合わない場合もあります。

契約前に他社も含めじっくり検討し、後悔のない選択をしてください。

積水ハウスの口コミ

実際に積水ハウスで家を建てた人の口コミもチェックしてみましょう。

ここでは中立的な立場で知られる口コミサイト「みん評」に投稿された評価から、代表的な声をピックアップします。

積水ハウスの良い口コミ

費用は割高だなーと感じてましたが、住んだ後の事を考えると積水ハウスにして良かった!と心から思えます。 初期費用の高い安いだけでなく、住んだ後の事も考えてハウスメーカー選びをすると良いと思います。」(5.0点評価)

高品質な家と充実のアフターサービスに満足し、「高くても建てて良かった」という声です。担当の営業・設計・ICの3名体制で打合せを重ね、理想の家を実現できた感動が伝わります。費用はやはり高めだが、それに見合う価値があったと評価しています。

△悪い口コミ:建物は文句なし、さすがシャーウッドという感じ。ただ、外構工事に関しては最低最悪。 言われたことはやってくれない、仕上げもいい加減で、外構未完成の状態で建物引き渡しされました。建物以外は不良だらけで、連絡しても対応が遅いです。」(2.0点評価)

建物本体の性能・出来栄えには満足しているものの、外構工事や引き渡し後の不具合対応に不満を述べる声です。積水ハウス自体というより下請け業者の施工やアフター対応の問題のようですが、「建物以外の部分でストレスを感じた」という率直な意見として参考になります。

△悪い口コミ:契約するまでは親切。…出来上がって困ったのが、設計の詰めが甘くエアコンの位置が悪い。最悪です。 担当の設計士は『私は悪くない』しか言わないんです。」(1.0点評価)

営業時は丁寧だったが、打合せ不足で住んでみたら不備(エアコン位置が悪く生活しづらい)が発覚したケースです。

設計士の対応にも不満が残り、「高い買い物なのに残念」という率直な声です。

人による部分もあるものの、詰めの甘さや責任の所在が曖昧に感じられたとの指摘です。

このように、良い口コミでは「値段相応の満足感」が語られる一方、悪い口コミでは「対応のまずさや細部の詰めの甘さ」が指摘される傾向があります。

総合すると「製品(建物)は素晴らしいが人的な面で不満を感じるケースもある」といった印象です。

ただし、ネット上の口コミは不満点が強調されがちで、全ての施主が同じ経験をするわけではない点には注意が必要です。

多くの実績がある分、様々な意見が存在しますので、メリット・デメリットと合わせて客観的に判断しましょう。

積水ハウスで失敗しないためのポイント

最後に、積水ハウスで後悔しないためのポイントをまとめます。

大きな買い物だからこそ、以下の点に気をつけましょう。

ポイント①:必ず複数社のプラン・見積もりを比較する

前述の通り、比較検討は家づくり成功のカギです。「気になるハウスメーカーのカタログはとりあえず全て取り寄せて比較すること」が最も重要です。

積水ハウスが第一志望でも、他社の提案・価格も確認した上で契約判断するようにしましょう。

もし他社の方が安く同等の家を建てられると分かれば交渉もできますし、逆に積水ハウスにしかない強みが再確認できるかもしれません。比較せずに即決すると「もっと安くできたのに…」と後悔するリスクが高まります。

ポイント②:予算と優先順位を明確にしておく

「気づいたら予算オーバー…」を防ぐには、最初に総予算と優先順位を明確に決めておくことです。

家づくりでは理想がどんどん膨らみがちですが、全てを叶えようとするといくらお金があっても足りません。「予算内に収まったけれど、理想のマイホームからはかけ離れてしまった…」という事態は避けたいですよね。

そこで、絶対に譲れない条件(間取りや性能など)と妥協できる部分を家族で話し合ってリスト化しておきましょう。

積水ハウスの提案を受ける際も、そのリストを共有すれば的確なプラン調整ができます。優先順位が明確なら、不要なオプションを削る判断もしやすくなり、満足度の高い家づくりにつながります。

ポイント③:モデルハウスや施工例を必ず自分の目で確認する

カタログやネット情報だけで判断せず、必ず展示場や完成見学会に足を運びましょう。 積水ハウスは全国に263カ所もの展示場があります。

モデルハウスでは実物のスケール感や質感、設備の使い勝手など体験できます。図面上では分からない発見も多いです。

また、可能であれば完成した施主宅の見学会やOB訪問などにも参加し、リアルな暮らし心地の声を聞いてみると良いでしょう。契約前にできるだけ多く情報収集し、「こんなはずじゃなかった」を防ぐことが大切です。

ポイント④:契約内容やアフターサービスをしっかり確認する

契約前には見積もり・契約書の内容を細部まで確認し、不明点は納得いくまで質問しましょう。

特に、見積もりに含まれていない工事がないか(前述の付帯費用など)、契約後の変更対応、キャンセルポリシーなど重要事項は押さえておきます。

また、初期保証や定期点検のスケジュール、アフターサービス連絡先なども事前に確認し、引き渡し後のフォロー体制を把握しておきましょう。

積水ハウスの場合、手厚い保証があるとはいえ、自分から動かないと受けられないサービス(点検の予約等)もあります。長期にわたって安心して暮らすために、自ら積極的に情報収集・確認する姿勢が大切です。

以上のポイントを意識すれば、積水ハウスでの家づくりでも大きな失敗を防ぎ、後悔しないマイホーム計画が実現できるはずです。

「高い買い物だから不安…」と感じるかもしれませんが、事前準備と冷静な比較検討がその不安を解消してくれるでしょう。

ぜひ余裕を持ったスケジュールで計画を進め、理想の住まいづくりを成功させてください。

積水ハウスの会社情報

  • 社名: 積水ハウス株式会社(Sekisui House, Ltd.)
  • ブランド名: 積水ハウス
  • 創業・設立: 創業1960年(設立1960年8月1日)
  • 資本金: 2,030億9,438万1,872円(2025年1月現在)
  • 従業員数: 15,664名(単体、2025年1月現在)
  • 累積建築戸数: 2,649,752戸(2025年1月末現在)※世界最多
  • 本社所在地: 大阪府大阪市北区大淀中1-1-88 梅田スカイビル タワーイースト
  • 公式HP: https://www.sekisuihouse.co.jp

積水ハウスの対応エリア

積水ハウスの対応エリアは全国に及びます。

基本的に日本全国どの都道府県でも建築可能で、主要都市圏はもちろん地方まで広く展開しています。

実際、2025年1月時点で全国101ヵ所の支店・営業所展示場263拠点を構えています。

公式HPの「お近くの積水ハウス」から各地域の営業拠点を検索できます。なお、離島や一部山間部など例外的に対応が難しい地域もごく稀にありますが、原則として全国47都道府県を網羅していると考えて良いでしょう。

お住まいのエリアに積水ハウスの展示場や営業所があれば、その地域は対応可能と見て間違いありません。

豆知識:地方でも安心の対応力 … 地域によって気候風土が異なりますが、積水ハウスは各エリアの気候に合わせた技術対応を持っています。例えば寒冷地では高断熱仕様、台風常襲地では耐風仕様など、長年の全国展開で培ったノウハウがあるので安心です。また各地の施工パートナー網も充実しており、アフターサービスも全国一律の体制で受けられます。

まとめ

以上、積水ハウスの坪単価から特徴、評判まで幅広く解説しました。

高価格帯ゆえ悩む点もありますが、その分の価値や安心感を見出せるなら選ぶ価値のあるハウスメーカーです。

ぜひ本記事の情報やポイントを参考に、理想のマイホーム実現にお役立てください。

この記事が皆さんの家づくりの参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!

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