「トヨタホームでマイホームを建てたいけれど、坪単価が高いって本当?」
「他のハウスメーカーと比べて損はしないかな…?」
トヨタホームでの家づくりを検討している方の中には、このような不安や疑問をお持ちではないでしょうか。
大手ハウスメーカーのトヨタホームは、耐震性が高く先進技術も優れているけど価格が高めという評判があり、費用対効果で悩む方も多いですよね。

実は、トヨタホームの坪単価は70〜110万円と、ハウスメーカーの中でも平均的な価格帯です。
ただし価格だけで判断するのは早計です!費用の内訳や他社との比較、評判まで知れば、適正かどうか見極められます。
本記事では、注文住宅のタスク管理アプリ「家づくり手帳」を運営している私が、トヨタホームの坪単価の推移や特徴・商品ラインナップ、メリット・デメリットなどを余すことなく解説します。
坪単価に関する注意点やコストダウンの方法、会社情報や対応エリアまで網羅し、家づくりで失敗・後悔しないためのポイントを丁寧に紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!
トヨタホームの坪単価を知る前に

トヨタホームは、一言で言えば高い耐震性と先進技術が魅力的なメーカーです。
ただ一方気になるのは、技術の高さが価格を押し上げていないか…ですよね。
トヨタホームの坪単価は、平均的です!
とはいえ、他のハウスメーカーと比べて、「もっと安いこっちにしておけば…」と後悔しないためには、どうすればいいのでしょうか。
私が家づくりアプリを運営する中でたどり着いたひとつの答えは、「必ずカタログと見積もりを比較する」ことです。
1社しか見ない人は適正価格がわからず、そのハウスメーカーが安いのか高いのか比較できません。
設備やデザインと、それに対応する相場感覚をしっかり理解していないと、知らず知らずのうちに足元を見られ、高額の見積もりにされてしまうこともあるんです。
なので、家づくりを検討している場合は必ず、気になるハウスメーカーのカタログと見積もりの比較が欠かせないんです。
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トヨタホームの坪単価

トヨタホームの坪単価目安は約70〜110万円程度です。
これは本体建築工事費を坪単価で表したもので、選ぶ商品シリーズやオプションによって増減します。
例えば延床面積30坪(約99㎡)の家であれば、本体工事だけで2,100〜3,300万円前後は必要になる計算です(※実際の総額はこの他に諸費用が加わります)。
坪単価70〜110万円という数字自体は、大手ハウスメーカーの中では極端に高価でも格安でもなく、ごく一般的な水準と言えます。
実際、独自調査ではトヨタホームで建てた人の平均坪単価は80万円台後半とのデータもあります。
もちろん、高級志向の設備を付ければ坪単価は上振れしますし、逆に規格型の商品を選んでシンプルに建てれば坪単価は抑えられることも覚えておきましょう。
トヨタホームは鉄骨系ユニット住宅が中心で、高性能な分ベース価格はやや高めですが、近年はリーズナブルなシリーズも投入して価格帯の幅が広がっています。
また、坪単価はあくまで本体価格の目安であり、諸費用や付帯工事費を含めた総額では+20〜30%程度になる点に注意が必要です。

土地代や地盤改良費、屋外工事費なども含めた資金計画を立てて、坪単価だけにとらわれないようにしましょう。
トヨタホームの坪単価の推移
ここで、トヨタホームを含む全国の平均坪単価の推移(2012〜2024年)を見てみましょう。
実は、坪単価はここ数年で大きく値上げしています。

グラフを見ると、坪単価が2010年代から現在にかけて右肩上がりに推移していることがわかります。
特に2017年以降は人件費や資材価格の高騰により、住宅建築費が急激に値上がりしました。
2020年前後は一時的に横ばいでしたが、2021年以降再び上昇が顕著で、2024年時点では全国平均で約90万円/坪に迫る水準となっています。
つまり現在、トヨタホームに限らず家づくり全体のコストが上昇傾向にあるため、「思ったより高い」と感じるケースが増えているのです。
こうした背景を踏まえると、「いつか建てよう」と考えている間にコストがさらに上がってしまう可能性も高いと言えます。
現にここ数年で坪単価は1.5倍に上昇しており、このトレンドは今後もしばらく続くと予想されています。
そのため、「建てたい」と思った今こそが、最もコストを抑えて家を建てられるタイミングかもしれません。

将来の価格上昇を見越すなら、早めに行動することこそが後悔しないためのコツと言えるでしょう。
参考までに、坪単価の推移概算を表にしたものを掲載しておきます。
年 | 平均坪単価 |
---|---|
2012 | 570,640円 |
2013 | 578,338円 |
2014 | 596,226円 |
2015 | 609,849円 |
2016 | 614,815円 |
2017 | 624,113円 |
2018 | 631,605円 |
2019 | 640,047円 |
2020 | 647,963円 |
2021 | 654,207円 |
2022 | 677,751円 |
2023 | 776,441円 |
2024 | 836,683円 |
※国土交通省「建築着工統計」をもとに試算した概算値
トヨタホームと他社10社との坪単価比較表

トヨタホームの価格帯が他社と比べてどの程度なのか、主要ハウスメーカーの坪単価目安を比較してみましょう。
ハウスメーカー | 坪単価(目安) |
---|---|
積水ハウス | 120〜150万円 |
大和ハウス工業(ダイワハウス) | 120〜148万円 |
旭化成ホームズ(ヘーベルハウス) | 122〜130万円 |
住友林業 | 115〜130万円 |
パナソニックホームズ | 100〜145万円 |
三井ホーム | 100〜120万円 |
セキスイハイム(積水化学工業) | 85〜110万円 |
一条工務店 | 80〜100万円 |
スウェーデンハウス | 80〜100万円 |
トヨタホーム | 80〜110万円 |
住友不動産ハウジング | 70〜90万円 |
日本ハウスHD | 55〜80万円 |
タマホーム | 40〜50万円 |
上表を見ると、トヨタホーム(約70〜110万円)の価格帯は主要各社の中でちょうど中位〜やや安めの水準に位置しています。
積水ハウスやヘーベルハウスなどトップクラスに高額なメーカーと比べれば抑えめですが、ローコストのタマホームなどと比べれば割高です。
また、住友林業や三井ホームといった同程度の価格帯のメーカーも多く、坪単価だけでは各社の優劣を判断しにくいことがわかります。
結局のところ、坪単価には各社の得意分野(工法や構造、標準仕様の充実度など)が反映されています。
価格が近いメーカー同士でも、家の性能やデザイン、保証内容には違いがあるため、単純な金額だけで比較するのは危険です。

同じ延床面積・同じような間取りプランで見積もりを取ってみて、初めて各社のコストパフォーマンスの違いが見えてきます。
そのため、繰り返しになりますが必ず複数社のプラン提案・見積もりを取り寄せて比較検討するようにしましょう。👇
トヨタホームの特徴

トヨタホームはトヨタグループの一員として培った技術力や品質管理で知られており、独自の魅力を持つハウスメーカーです。
ここでは、トヨタホームならではの主な特徴を見ていきましょう。
特徴1:高い耐震性と堅牢な構造
トヨタホーム最大の特徴の一つが、地震に強い頑丈な家づくりです。
自動車開発で培った高品質な鉄を使用した鉄骨ユニット工法を採用しており、耐震等級3相当の強度を確保しやすい構造になっています。
壁・床・天井が一体となったユニットを工場生産し現場で組み立てるため、ばらつきの少ない安定した強度を実現しています。
実験では大地震級の揺れにも耐え抜く性能が確認されており、地震の多い日本でも安心して暮らせる住まいを提供しているのは大きなメリットですよね。

さらに構造躯体のサビ対策や防腐対策も徹底しており、長期間劣化しにくい耐久性も兼ね備えています。
特徴2:車と連携する先進のスマートハウス技術
トヨタホームならではの先進技術も大きな魅力です。
なかでも注目なのが、トヨタの自動車技術を活かした「クルマde給電」システムやHEMSによるスマートハウス機能でしょう。
停電時にトヨタ車(プリウスやハリアーなど約20車種)から家庭に電力供給できる独自システムは、災害時に最大4日半もの電気を使える優れものです。
世界的自動車メーカーの技術力を住宅にも転用し、災害時でも電気が使える安心感を得られるのはトヨタホームならではですね。
また、全館空調「スマート・エアーズ」や高効率の太陽光発電システムなど最新設備にも積極的です。

家全体をIoTで管理したり、蓄電池とEVを連携させたりと、未来志向の住まいを実現する技術力が光ります。
特徴3:60年長期保証と充実のアフターサポート
トヨタホームはアフターサービス面でも安心感があります。
構造躯体や雨漏りに対する最長60年の長期保証制度(有償メンテナンス実施が条件)を用意しており、業界トップクラスの長期サポート体制です。
定期点検やメンテナンスプログラムも充実していて、長く住んでからもメーカーがしっかりフォローしてくれます。
また、トヨタグループの総合力でリフォームや建替えまで一貫対応できる点も心強いでしょう。
販売は地域のトヨタ系列販売会社が担当し、基本的に担当者の転勤がなく地元に密着した対応をしてくれるため、引き渡し後もきめ細かなケアを受けやすいです。

家は建てて終わりではありませんから、こうした長期の保証とサポート体制が整っているのは嬉しいメリットですね。
以上のように、トヨタホームには地震に強い構造や最先端の技術力、手厚い保証といった特徴があります。
それらの特徴に魅力を感じるなら、多少坪単価が高めでも「長い目で見れば価値がある」と判断できるでしょう。
一方で、これらの強みに興味が薄い場合は他社も含め比較検討することをおすすめします。
トヨタホームの人気商品
トヨタホームでは、さまざまな商品ラインナップを展開しています。
その中でも人気の高い商品シリーズをいくつかご紹介します。
それぞれ特徴が異なりますので、自分たちの重視するポイントに合わせて検討してみてください。
シンセ・スマートステージプラス

「シンセ・スマートステージプラス」は、トヨタホームの主力であるシンセシリーズの最新モデルです。
鉄骨ユニット工法に新技術「ワイズジョイントS工法」を取り入れ、間取りの自由度と耐震性を両立させた点が特徴。
2階建てだけでなく平屋プランも選べる柔軟さがあり、可変性の高い設計で将来のリフォームにも対応しやすくなっています。
抗菌・抗ウイルス仕様の全館空調やテレワーク向けの空間提案など、現代のニーズに応えた設備・間取りが標準で盛り込まれているのも魅力です。

坪単価は80万円〜とトヨタホームの中では比較的手の届きやすい価格帯で、高品質ながらコストバランスに優れた商品として人気を集めています。
エスパシオLS(理想の邸宅)

「エスパシオLS」はトヨタホームの中でも最高級クラスに位置づけられる鉄骨軸組工法の商品です。
2〜3階建て対応で、邸宅のような重厚感あるデザインと大胆な設計が可能。
外壁には厚さ100mmの軽量気泡コンクリート(ALC)が採用可能で、標準外壁より高級で耐火性能にも優れています。
柱の少ない大空間や大開口、オーバーハング(二階部分の張り出し)など、鉄骨ならではの伸びやかなデザインを実現できるのもポイントです。
円柱状のユニークな間取りやインナーバルコニー(半戸外空間)など、他では味わえない個性的なプラン提案も魅力でしょう。

坪単価は90〜110万円程度と高めですが、ハイクラスな設備仕様と存在感のあるデザインを求める方に支持されています。
MOKUA(モクア)

「MOKUA(モクア)」はトヨタホームが展開する木造住宅シリーズです。
トヨタホームといえば鉄骨のイメージが強いですが、木造ニーズに応えるために誕生したのがモクアです。
2×4工法(ツーバイフォー)の木造邸宅で、大開口サッシや広いバルコニー・テラス空間などを盛り込んだ開放的な設計が可能です。
鉄骨に比べて建築コストを抑えやすく、坪単価は約78〜85万円と比較的リーズナブルな価格帯になっています。
とはいえ断熱性能や耐震性能にも配慮されており、長期優良住宅基準もクリア可能な仕様です。
木ならではの温もりある内装や、自然素材のテイストを好む方には魅力的でしょう。

トヨタホームの信頼性と木造住宅の柔らかな雰囲気を両立した商品として注目されています。
このように、トヨタホームでは先進的な鉄骨住宅から木造住宅まで幅広い商品ラインナップがあります。
価格帯もそれぞれ異なるため、自分たちの予算やこだわりに合った商品を選ぶことで、トヨタホームでも無理のない家づくりができるでしょう。
気になる商品があればカタログを取り寄せて詳しい仕様を確認してみることをおすすめします。
トヨタホームの追加費用例

ハウスメーカーで家を建てる際、本体価格以外にも様々な追加費用が発生します。
トヨタホームでも、標準仕様には含まれないオプションや諸経費があり、予算に組み込んでおく必要があります。
ここでは、トヨタホームで建築する場合によく検討される追加費用の例を紹介します。
全館空調システム「スマート・エアーズPLUS」
家全体を快適な温度に保つ全館空調システムは、近年人気のオプションです。
トヨタホームでは第一種換気システム「エアトリオ」に、各部屋を冷暖房できる「スマート・エアーズPLUS」を追加可能です。
冬場でも家じゅうどこにいても暖かく、夏も涼しい快適空間を実現できます。
ただし費用は約100〜130万円程度と高額になりますので、導入する場合はその分の予算確保が必要です。

各階ごとに温度管理する方式のため、間取り計画にも工夫が求められますが、一年中快適さを追求したい方には魅力的な設備でしょう。
高耐久外壁材「ALC」の採用
トヨタホームの鉄骨系商品では、標準外壁はオリジナルのサイディング(ニューセラミックウォール)ですが、更に高級感と耐火性を求める方にはオプションでALC外壁を選択することもできます。
ALC(軽量気泡コンクリート)外壁は厚み100mmと業界トップクラスで、重厚な見た目になるだけでなく耐火性能も非常に高いのが特長です。
例えばエスパシオシリーズではALCを選べますが、その分コストアップとなります(数十万円単位の追加費用)。
しかし、ALCにすることで隣家火災の延焼リスクを低減できる安心感や、質感の良さによるデザイン性向上が得られます。

外観にこだわりたい方や、防火地域で耐火構造が求められるケースでは検討する価値があるでしょう。
「クルマde給電」非常時給電システム
トヨタホーム独自の車載電源連携システム「クルマde給電」もオプション費用の代表例です。
停電時にハイブリッド車やEVから住宅へ電力を供給できるもので、約1,500kWの電力を最大4日半使えると言われています。
導入費用は約25万円前後(別途V2Hスタンド設置の場合は約90万円)かかりますが、非常時に冷蔵庫や照明、スマホ充電などが平常通り使えるのは大きな安心ですよね。
特に災害が心配な地域ではニーズが高く、実際このシステムはグッドデザイン賞ベスト100にも選出されています。
操作もスマホアプリで簡単にでき、機械が苦手な方でも扱いやすい点も評価されています。

非常用電源として家族の安心を買うつもりで導入を検討してみても良いでしょう。
地盤改良費・基礎工事費
建物を支える地盤や基礎に関わる費用です。
土地の地耐力が不足している場合には地盤改良工事が必要となり、数十万円〜百万円単位の出費になることもあります。
また基礎工事費用は建物の規模や構造によって変わりますが、一般的な30坪前後の住宅で数百万円程度が見込まれます。
トヨタホームは重量のあるユニット住宅ですので、場合によってはベタ基礎+補強地盤が推奨され、費用が加算されることもあります。

地盤調査の結果次第では思わぬ出費となるため、地盤改良の可能性も考慮して予算に余裕を見ておきましょう。
屋外給排水工事・電気ガス引き込み費
敷地内への上下水道の引き込み工事や、電力・ガスの配管工事などインフラ整備費です。
建物本体工事費には含まれないため、別途見積もりとなります。

敷地状況によって費用は変わりますが、目安として数十万円程度は見込んでおきます。
諸経費(工事管理費・事務経費)
工事現場の管理費や事務手数料など名目の諸経費が見積もりに載ります。

建物価格の数%程度(例:本体価格5,000万円の場合で150〜250万円前後)を目安に計上されることが多いです。
外構工事費
門扉・フェンス、駐車場やアプローチ、庭造りなど敷地まわりの工事費です。
建物と同時に依頼する場合、かなり費用がかさみがちな項目で、凝った外構にすると数百万円単位になることも珍しくありません。
トヨタホームでは外構まで含めたトータル提案も可能ですが、費用を抑えるために最低限の外構だけ先行して施工し、残りは入居後にDIYや別途工事するという選択をする施主もいます。

シンプルに抑えても最低100万前後は見ておきたいところです。
住宅ローン関連費用
ローン手数料・保証料、火災保険料、登記費用などです。
これらは建築費とは別枠ですが、家づくり全体の費用としては無視できません。

トータルで100万〜200万円程度になるケースが多いでしょう。
家具・カーテン・照明・エアコン代
新居に合わせて新調する家具家電類の費用です。
ハウスメーカーのオプション扱いにするか、自分で購入するかによりますが、全室分を揃えるとまとまった金額になります。

特にカーテンや照明は後回しにしがちですが、意外と費用がかかる点に注意です。
設計費・申請費用
建物の詳細図面を作成する実施設計費や、建築確認申請や長期優良住宅申請などに伴う各種申請費用です。
これらも本体価格に含まれず別途計上されます。

トヨタホームの場合、基本的な設計費や申請代行費用は本体価格に含まれていることが多いですが、工事管理費・事務手数料などの名目で別途請求される経費もあります。
オプション工事費
太陽光発電システムや蓄電池、床暖房、キッチンのグレードアップ、天井高アップ、造作家具の追加など、希望に応じたオプションを追加すればその都度費用が発生します。
トヨタホームは標準仕様でも充実していますが、やはりこだわりだすとキリがありません。
またトヨタホームは太陽光や蓄電池を積極的に提案してくる傾向がありますので、それらをフルに搭載すると数百万円単位で費用アップ要因となります。

「せっかくだから…」と欲張りすぎると予算オーバーの原因になるので、オプション採用は優先順位を決めて慎重に検討しましょう。
以上のように、本体工事費以外にも様々な費用項目があります。
なお、トヨタホームで追加可能なオプションは他にも多数あります。
例えば制震ダンパー(60〜70万円程度)や太陽光パネル(5kWで約130万円)、蓄電池(約100万円)など、性能向上系の設備はどれもそれなりの費用がかかります。
また、地盤改良費・インテリア工事・外構工事なども状況によっては数十万〜百万円単位で別途予算が必要です。

オプションを充実させるほど坪単価は上がる傾向にありますので、自分たちに本当に必要なものを見極め、予算と相談しながら取捨選択することが大切ですね。
トヨタホームで契約前には、標準仕様とオプション一覧をよく確認し、追加費用込みで総額がいくらになるかしっかりシミュレーションしておきましょう。
例えば他社より坪単価が安くても、付帯工事やオプションで費用がかさんで結果的に総額が逆転するケースもあります。
予算計画時には、本体価格+20%前後の諸費用を見込んでおくと安心です。
トヨタホームをはじめハウスメーカー各社では見積もり時に丁寧に説明してくれますが、「最初聞いていた坪単価×坪数より予算オーバーになった…」というのはよくある話です。
特に外構費用やオプション費用は見落としがちなので、初期段階からしっかり含めて資金計画を立てることが重要です。
広告などでよく見る「坪単価○○万円〜」は、一般に建物本体の価格のみを指します。
上記のような付帯工事費や諸費用は含まれていないため、実際の総費用は坪単価表示より大幅に上振れします。
「○○万円/坪で家が建つ!」という宣伝は鵜呑みにせず、総額で考えるようにしましょう。
トヨタホームの坪単価を安く抑える方法

高品質な反面、どうしても費用が高めになりがちなトヨタホームですが、工夫次第でコストダウンを図ることもできます。
ここではトヨタホームで建築する際に坪単価を安く抑えるための方法を3つ紹介します。
方法1:間取り・プランをシンプルにする
家のデザインや形状を工夫することで、余計なコストを削減できます。
例えば、凹凸の少ないシンプルな外観にすることは有効な手段です。
建物の形が複雑になると、その分構造材や外壁材の量が増え施工手間もかかるため、コストアップに直結します。
できるだけ四角い総二階建てに近い形状にし、屋根もシンプルな形に抑えることで、無駄なくコストをかけることができます。
また装飾的な外観要素(高額な外壁タイルや飾り梁など)も最小限にすることで、品質に影響しない範囲でコストダウンが可能です。
デザインをあれこれ盛り込み過ぎず「シンプル is Best」を意識すると、結果的に坪単価も下がりやすくなります。

予算内でより広い延床を確保したい場合は、総二階プランやシンプルな形状を心がけると良いでしょう。
方法2:水回りを集中配置する
間取りの工夫によってもコスト削減が期待できます。
特にキッチン・浴室・洗面・トイレなどの水回りを一箇所にまとめて配置すると、配管工事が効率化できコストダウンにつながります。
例えば、1階と2階のトイレを上下で同じ位置に配置したり、キッチンと洗面所を近接させたりすることで、給排水管の距離を短くでき材料費と施工時間を減らせます。
水回り設備は家の中でも特にコストがかかる部分なので、なるべくコンパクトに集約することがポイントです。
また、ユニットバスやシステムキッチンのサイズ・グレードを標準的なものに留めることも費用を抑えるコツです。

生活動線に支障がない範囲で水回りを近づけるレイアウトにすると、建築費用の効率化に役立ちます。
方法3:規格型プランや標準仕様を活用する
トヨタホームでは自由設計も可能ですが、提案された規格プランや標準仕様を上手に活用することでコストを抑えることができます。
完全なフルオーダーよりも、あらかじめ用意されたプランや仕様から選ぶほうが追加料金が発生しにくいためです。
例えば、先述の「シンセ・スマートステージプラス」や「LQ」といった半規格型の商品を選択すれば、ある程度間取りの自由度を確保しながらも価格を低めに設定できます。
また、床材・ドア・キッチン設備なども標準グレードのものを基本採用し、オプション追加を最小限に留めれば総額をかなり抑えられます。

メーカー推奨の標準仕様は大量生産ゆえお得になっているので、「こだわり部分以外は標準品で十分」と割り切るのも大切ですね。
オプションにあれもこれも手を出さず優先順位を付けて取捨選択することで、坪単価はぐっと安く抑えられるでしょう。
方法4:複数社のプラン・見積もりを比較する
必ず複数の住宅会社からプランや見積もりを取り寄せて比較することも、一番と言っていいほど重要な節約ポイントです。
私は注文住宅サポートアプリ「家づくり手帳」を運営し、これまでに何人もの注文住宅経験者のリアルな声を聞いてきましたが、ハウスメーカー選びで後悔しない人は、みんな相見積もりを取っています。
これは、1社しか見積もりを取らないとその金額が本当に妥当なのか判断できず、相場感を知らないまま契約してしまうからです。
なので私は、必ず3社以上から相見積もりを取ることをおすすめしています。

でも、何社も相見積もりを取るのは正直面倒ですよね。
同じことを考えた家づくりの先輩たち約40万人が使っているのが、無料一括見積もりサイト「タウンライフ家づくり」です。
希望のエリアや間取りをたった3分入力するだけで、複数のハウスメーカーや工務店から一度に見積もりとカタログが届きます。
しかも、送ってくれるのはトヨタホームや大和ハウスなど大手を含む全国600社以上のハウスメーカー。
下のブランドロゴを見ればわかるように、有名企業は大体揃っています。

さらに、カタログや見積りだけではありません。あなただけのオリジナル間取り提案も無料で受け取ることができます。
あまり知られていませんが、累計利用者数はすでに40万人を超えており、注文住宅経験者の間では定番のサービスとして知られています。
家づくりのどの段階においても一度は必ず使っておくべきサイトといえるでしょう。
トヨタホームのメリット・デメリット

どんなハウスメーカーにも長所と短所があります。
トヨタホームでの家づくりを検討する際も、メリットとデメリットの双方を正しく理解することが大切です。
ここでは、トヨタホームの主なメリット・デメリットを3点ずつ挙げてみます。
メリット1:地震に強く長寿命な安心住宅
トヨタホーム最大のメリットは、やはり住宅性能の高さによる安心感でしょう。
前述の通り、鉄骨ユニット工法による堅牢な構造で耐震等級3相当の強度を実現し、大地震にも倒壊しにくい家を提供しています。
さらに防錆・防腐など耐久性への配慮も万全で、住まいの寿命が長いのも魅力です。
実際に60年長期保証制度を設けていることからも、構造躯体の耐久性に自信がうかがえます。
長く住み続けるマイホームだからこそ、頑丈で長持ちしてくれるというのは大きなメリットですよね。

地震大国の日本で家を建てるなら、構造の安心感は何にも代え難いメリットだと言えるでしょう。
メリット2:トヨタグループの最新技術を享受できる
もう一つのメリットは、先進技術や設備面での優位性です。
トヨタホームは自動車開発で培った技術を積極的に住宅に取り入れており、「クルマde給電」に代表されるような他社にない独自サービスを展開しています。
また、スマートハウス関連の取り組みや省エネ・創エネ設備の導入にも積極的で、常に最新の住宅テクノロジーを享受できる環境があります。
トヨタグループ各社(例:デンソー、アイシン)の技術支援も受けており、住宅設備の開発力も高いです。
例えば電動シャッター「エアリーガード」など、トヨタホームと関連企業が共同開発した先進的な設備も存在します。

ハイテク志向の方やガジェット好きな方には、この技術力の高さは大きなメリットに感じられるでしょう。
メリット3:長期保証と信頼のアフターサービス
トヨタホームはアフターサービスの安心感もメリットです。
最長60年の長期保証を筆頭に、定期的な点検や有償メンテナンスメニューが体系立てて用意されており、将来にわたって家を守るサポートが充実しています。
保証延長の条件となる有償メンテでも、適切にメンテナンスすることで住まいの性能を長く維持できるでしょう。
さらに販売・施工を担当する地域のトヨタホーム販売会社は、基本的に地元密着で転勤がないため、担当者と長く付き合える点も安心材料です。
何か困り事があっても、同じ担当者に相談しやすいのは嬉しいですよね。

トヨタという大企業の看板も信頼感があり、将来的に会社が無くなってしまう心配が少ない点も含め、建てた後も安心して暮らせる体制が整っていると言えます。
デメリット1:初期費用(坪単価)が比較的高め
一方でデメリットとしてまず挙げられるのは、価格帯がやや高めな点です。
トヨタホームの坪単価は先述の通り平均的とはいえ、ローコストメーカーなどと比べれば明らかに高く、同じ予算でも延床面積はやや小さくなりがちです。
高品質な分、初期の建築費用負担は大きく、「もう少し安いメーカーにしておけば良かった」と感じるケースもあるかもしれません。
実際、豪華なオプションを付けていくと坪単価が100万円を超え、35坪の家で総額4,000万円以上になることも珍しくありません。
大手ハウスメーカーゆえに宣伝広告費など間接コストも価格に含まれる側面があり、どうしても割高感が付きまといます。

十分な予算に余裕がないと、理想のプランを諦めざるを得ない可能性が出てくる点はデメリットと言えるでしょう。
デメリット2:間取りの自由度に制限がある
トヨタホームの住宅はユニット工法ゆえに、設計上の制約が一部ある点もデメリットです。
鉄骨ラーメン構造とはいえ、ユニットの規格サイズが決まっているため、柱・壁の位置や部屋の大きさに一定のモジュール制限があります。
そのため「ここにもう少し壁をずらしたい」といった細かな要望が、完全自由設計のメーカーほどは叶えにくい場合があります。
特に細長い土地や変形地へのプラン対応力は、在来工法の工務店などに比べると劣ることもあります。
また、大開口や大空間は得意な反面、逆に細かく仕切った間取りなどはコスト高になりやすい傾向です。

「部屋数をたくさん作りたい」「特殊な形状の間取りにしたい」という希望が強い方にとっては、プランの融通が利きにくい点はデメリットになるでしょう。
デメリット3:オプション費用が嵩みやすい
3つ目のデメリットは、総額が膨らみがちな点です。
トヨタホームは標準仕様でも一定のクオリティがありますが、より快適にしようとオプションを追加していくと費用がどんどん嵩んでしまいます。
全館空調や太陽光発電、外壁タイル、軒の出を深くする変更など、一つ一つは魅力的でも価格は高額です。
営業担当者から提案されるままオプションを付けていると、当初予算を大幅にオーバーしてしまった…というケースも見受けられます。
他社と比較して特別オプション料金が高いわけではありませんが、高性能ゆえに「どうせなら付けたい」設備が多く、結果として高くつきやすい傾向があります。

予算管理をしっかりしないと「こんなはずでは…」となりかねない点で、注意が必要なデメリットと言えるでしょう。
以上、トヨタホームのメリット・デメリットを挙げました。
高性能で安心な家を提供してくれる一方、コストやプラン面でいくつか留意点もあります。

最終的には、ご自身が何を優先したいかによって評価は変わると思います!
トヨタホームの強みである安心性能や先進技術に魅力を感じるなら良い選択肢ですし、間取り自由度や予算重視なら他社も検討しつつ慎重に判断すると良いですね。
トヨタホームで失敗しないためのポイント
トヨタホームで後悔しないためのポイントをまとめます。
注文住宅という大きな買い物だからこそ、以下の点に気をつけましょう。
ポイント①:必ず複数社のプラン・見積もりを比較する
前述の通り、比較検討は家づくり成功のカギです。「気になるハウスメーカーのカタログはとりあえず全て取り寄せて比較すること」が最も重要です。
トヨタホームが第一志望でも、他社の提案・価格も確認した上で契約判断するようにしましょう。
もし他社の方が安く同等の家を建てられると分かれば交渉もできますし、逆にトヨタホームにしかない強みが再確認できるかもしれません。

比較せずに即決すると「もっと安くできたのに…」と後悔するリスクが高まります。
ポイント②:予算と優先順位を明確にしておく
家づくりでは理想がどんどん膨らみがちですが、全てを叶えようとするといくらお金があっても足りません。

「予算内に収まったけれど、理想のマイホームからはかけ離れてしまった…」という事態は避けたいですよね。
そこで、絶対に譲れない条件(間取りや性能など)と妥協できる部分を家族で話し合ってリスト化しておきましょう。
「ここは妥協できる」「ここは絶対に欲しい」を整理しておけば、打ち合わせ中にオプション追加しすぎて後から青ざめる…なんて事態も避けられます。

なお家づくりの要望をまとめるには、アプリ「家づくり手帳」の活用もおすすめです!
トヨタホームの提案を受ける際も、家づくり手帳で作成したリストを共有すれば、自然と的確なプラン調整ができます。
優先順位が明確なら、不要なオプションを削る判断もしやすくなり、満足度の高い家づくりにつながるのです。
ポイント③:モデルハウスや完成住宅を自分の目で確認する
トヨタホームに限らず言えることですが、契約前に必ずモデルハウスや見学会で実物を見るようにしましょう。
トヨタホームは全国各地にモデルハウス・展示場がありますので、実物のスケール感や質感、設備の使い勝手などを自分の目で確かめることが大切です。
加えてオーナー宅見学会や完成見学会があれば積極的に参加し、実際の生活空間や施工仕上がりをチェックしましょう。
カタログや図面だけでは分からない細部の質感や間取りの体感が得られ、「思っていたのと違う」というミスマッチを防げます。
高い買い物ですから、五感で体験して納得してから契約することを強くおすすめします。

契約前にできるだけ多く情報収集し、「こんなはずじゃなかった」を防ぐことが大切です。
ポイント④:坪単価以外の性能・価値もチェックする
重要なのは、価格だけで判断しないことです。
坪単価や見積もり金額はもちろん大事ですが、その裏にある家の性能・仕様・保証内容もしっかり確認しましょう。
トヨタホームは耐震性や断熱性、アフターサービスなど付加価値が高いメーカーです。

単純に安い他社と金額だけ比べると高く感じますが、家の寿命や快適性など長期的な価値を考えれば適正な投資と言える場合もあります。
「なぜこの価格なのか」を営業担当に質問し、納得できる説明が得られるか確認することが大切です。
坪単価以外のポイントも総合的に比較検討することで、自分にとって本当に満足できる選択が見えてくるでしょう。
トヨタホームの会社情報
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | トヨタホーム株式会社(Toyota Housing Corporation) |
ブランド名 | トヨタホーム |
創業・設立 | 創業1975年(設立2003年4月1日) |
資本金 | 129億円(2025年1月現在) |
従業員数 | 791名(単体、2021年3月末現在) |
累積建築戸数 | 10万戸以上(2024年現在) |
本社所在地 | 愛知県名古屋市東区泉一丁目23番22号 トヨタホーム栄ビル |
公式HP | https://www.toyotahome.co.jp |
トヨタホームの対応エリア
トヨタホームの対応エリアは、東北地方(宮城県)から関東・中部・近畿・中国地方を経て九州地方(大分県)までの全国27都府県に及びます(一部地域を除く)。
販売は全国に16社あるトヨタホーム販売会社が担当しており、それぞれの地域に密着して営業・施工・アフターサービスを行っています。
逆に言えば、北海道・青森・岩手・秋田・沖縄など一部エリアではトヨタホームの建築対応が難しいため、該当地域の方は事前に対応可否を確認する必要があります。
基本的には東北南部以降の全国主要エリアで建築可能ですが、自分の建築予定地がサービスエリア内かどうか、早めにチェックしておきましょう。
まとめ
以上、トヨタホームの坪単価から特徴、評判、費用の抑え方まで幅広く解説しました。
トヨタホームの坪単価や特徴、評判などについて詳しく解説してきました。
坪単価はおおよそ70〜110万円程度で平均的な水準ですが、耐震性能や先進技術、長期保証など付加価値の高い家づくりを提供していることがお分かりいただけたかと思います。
高品質ゆえ初期費用は張りますが、「安心・快適な住まいを長く持続させたい」という方にはトヨタホームは有力な選択肢になり得るでしょう。
一方で、間取りの自由度やコスト面での制約もあるため、メリットとデメリットを天秤にかけて判断することが大切です。
「耐震等級や最新設備を重視したいのか」「予算内でできるだけ広い家が欲しいのか」など、自分たちの希望を整理しながら検討してみてください。

トヨタホームの家づくりについて理解が深まり、皆さんの家づくりの検討に少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
※本記事はプロモーションの内容を含みます。